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教育委員会のオンライン授業はどこが先進的か!?「京都の挑戦状」に反響

コロナ禍の全国緊急事態宣言が延長必至となり、各学校の休校もさらに長引く模様です。子供たちの学習がますます遅れないか、心配されるところです。

そんな中、京都府教育委員会が子供たちにユニークな「宿題」を出しました。題して「京都府教育委員会からの挑戦状」。その内容や意図とは?各都道府県の公立学校でのオンライン授業はどこが先進的なのか、現状を探りました。

ひまり
9月新学期案とかが議論されているけど、相当先の話。ともかく今すぐできることを学校はやらないと!

教育委員会のオンライン授業はどこが先進的か!?

当初5月6日のGW明けまでとされた全国の緊急事態宣言。これが終われば学校を再開する考えの教育委員会も多かったようですが、コロナ禍終息が遅れているため、宣言はさらに一カ月延ばされる見通しに。

国の専門家会議は「子供の学習機会は重要。学校活動は感染リスクを低減した上で再開を検討すべきだ」と提言していますが、学校だけがすぐに再開できるのかは不透明です。

そこで注目されるのが、感染リスクゼロのオンライン授業。学校の先生と各家庭の児童生徒をPCなどでオンラインで結び授業を行えば、休校中でも学習の遅れが抑えられるからです。では現状でどのくらいの都道府県教育委員会がオンライン授業を導入しているのでしょうか。

残念ながら全国の状況は「遅れている」と言わざるを得ません。文科省によると、端末の確保や通信環境の問題から同時双方向型のオンライン学習を実施する教委はわずか5%、デジタル教材による家庭学習に取り組む所も29%にとどまっているそうです。

東京の小中学校でさえ「先生からの電話が月たった2回」「指示は『教科書読んでおいて』だけ」「タブレットに宿題プリントのPDFが送られてきたけど、授業はなし」なんて溜息つくママが多いらしいし…
れん

ただ、地域によっては積極的にIT教育に取り組んでいる教委や学校も出ているようです。例えば熊本市教育委員会は小中学校では全国で初めて、本格的オンライン授業を開始する方向。既に約3分の2の家庭が大画面のタブレット端末やパソコンを持っていて、所有してない家庭には端末を貸与するそうです。

熊本市では全小中学校に電子黒板を配備済みで、そこに立つ先生と各家庭とを結びWeb会議方式の授業を行う計画とのこと。また「子供1人1台タブレット」を達成し、全国でも先進的IT教育環境がある佐賀県でも検討を急いでいるそうです。

また「宿題の中身」で話題を集めているのが京都府教育委員会。このほど公式サイトに「京都府教育委員会からの挑戦状」というユニークな子供向けの課題をアップしました。その内容を見てみましょう。

京都府教育委員の挑戦状の内容

休校長期化への対応として、オンライン授業導入が急がれる各教育委員会。そうした中、京都府教育委員会は公式サイトに「挑戦状」というちょっと目を引くタイトルの子供たち向け宿題を出しました。

これは小中学生が家庭学習で取り組める教科ごとの問題を掲載したもの。難易度別に4段階設定があり、最終的に思考力や判断力、表現力を問うかなり「深イイ」内容になっているのが、ただの宿題とは違った特徴です。

レベル1や2では教科書を参考にすれば解ける基本的な問題ですが、レベル4になると大人でも頭をひねる相当な「難問」。一部をご紹介してみましょう。

【レベル4の課題例】

■中3英語

・外国人、先生など読み手を意識して、あなたのことを知らない人に英語で知らせる読み応えある「自分新聞」を作ろう。

■中3歴史的分野

・資本主義と共産主義、どっちがいいの?

■中1地理的分野

・国って何? 世界のことを考えるときにはどのような視点が必要なのだろう。

■小6社会

憲法や政治の仕組みを学習した後で、例えば学校で物事を実行するときにどんなことに気をつける必要があると思う?

京都府教育委員会のこれらの課題の狙いは、学習した知識を応用して自分なりの考えを自分でまとめる力をつけさせることだそうです。各課題には、テーマをどうやって考え、答えを導けばいいのかのヒントも記載されていて、子供たちだけでなく、親や各学校の教員の教材づくりに役立てられる内容にもなっています。

れん
他にも「海外からどんな物を採り入れれば社会が良くなる?」「島国のよさって?」などなど、根源的問いが多いな!大人の俺だって聞かれても答えられないぜww(自慢げに言うなってか)

京都府教育委員の挑戦状への反響まとめ

まだ準備中のところが多いけど、面白そう
どうやら人気が集中してサーバが落ちているようです、落ち着いたらスタッフも挑戦してみたいですね
「挑戦状」という言葉にわくわくして、やる気を起こす子がいるんじゃないかな
「こういうのをこうやって学んでみてはいかが?」という提案に近い。解答はないので誰かが補助する必要あり
「現代日本で海外からどのようなモノを取り入れれば社会は良くなるか」→答えられるのは専門家レベル知識を持った大臣と日本語を理解できる総理大臣か

出典:twitter

まとめ

今回の記事をまとめると以下の通りです。

要約すると...

  • 休校が一層長引きそうな中、各学校でオンライン授業導入が喫緊の課題に
  • 可能な小中学校は少なく、熊本市など一部に先進取り組み例があるだけ
  • 京都府教委Webの「挑戦状」が話題。考えさせる深い宿題とネットで注目

小中学校のオンライン授業、設備や指導法の面などから課題は多いようですが、ネットでは「まずはYoutubeなどで動画配信する。それなら生徒はスマホがあれば見られる」「動画教材、NHKの専用サイトやEテレ番組をますは使ってみては」などの提言も見られます。

ただ日本の公立学校でオンライン授業があまり進まない背景には、文科省の方針もある様子。同省は子ども全員がパソコンを使える環境整備の前倒しなどを進めてはいますが、オンラインを正式な授業と位置付けることには否定的です。「義務教育では学校で対面での集団生活などを学ぶことが不可欠」との考えがその理由。

確かにもっともな面はありますが、今の子供たちや家庭にとってネットやスマホは生活のごく一部。とりわけ今年のような非常事態ではもう少し柔軟に取り組んでもいいのではないかとも感じます。

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