東京オリンピックの年のパニック

コロナの収束見込みがゴールデンウィークも暗雲の理由...専門家の意見をまとめてみた

新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。ここにきて東京都では連日感染者数が過去最高を更新し急増。政府は新型コロナ特措法に基づく対策本部を設置し、いよいよの非常時に「緊急事態宣言」を出せる態勢を整えました。

イベントや外出、会合自粛などの動きはどんどん広がり、また強まるばかり。コロナ禍の収束見込みはまったく立たない状況といえます。

コロナの収束見込みは一体いつなのか。ゴールデンウィークのころにはある程度メドがつきそうなのでしょうか。専門家の意見などをまとめてみました。

ひまり
医療崩壊を避けるためにはやたら検査を増やすのもよくない。経済の打撃や倒産も心配。一体私たちはどうすれば…

コロナの収束見込みは?ゴールデンウィークまでどうなるか?

日本国内の新型コロナウイルスの感染は、この一週間で状況が激変しています。3月中旬まで、政府の専門家会議は「一定程度持ちこたえている」と感染は何とか最低限の広がりに抑えられているとの認識でした。

19日には、専門家の全員が「オーバーシュート(感染爆発)はいつ起きてもおかしくない」との認識を共有しながらも、自粛が長引いていることから経済・社会的影響を考慮し、その一部を限定的に解除。

ところが今週に入り東京都で連日過去最高の感染者数を更新する急増がみられ、厚労省の専門家チームは「このまま何もしないと4月初旬までに感染者は500人を超える」と警告。小池都知事も「ロックダウン(都市封鎖)」の懸念を示すなど都民に対応を呼びかけましたが、その後も患者が厚労省の試算を超えるペースで増え始め、「オーバーシュート」の恐れが一段を強まっています

3月初めごろまでは「ゴールデンウィークには…」といった楽観論も聞こえたコロナの収束見通しも、急激に悪化。首都圏や周辺自治体が一斉に外出や都内へ向かうことを控えるよう求める事態に。報道によると専門家からは最近、次のような見方が出ています。

■東京医科大・浜田篤郎教授(渡航医学)

・1日に40人以上の感染者は急激な増加で、流行の局面が変わったと言わざるを得ない。オーバーシュートの始まりかもしれない。東京でも医療崩壊につながりかねず、重大な状況だ。外出自粛などの措置を取ったことは妥当だ。

■尾身茂・政府専門家会議副座長

・感染源不明のケースが増えているのが気がかり。これを抑え込めなくなれば、爆発的に感染者が増えているイタリアのような状態にいつなってもおかしくない

■政府の専門家会議報告(26日)

・海外で感染して日本に入ったと疑われる人が急増している点や、どこで感染したか分からない患者が増えている点などから、まん延の恐れが高いと判断できるだけのデータがそろっている。

■米コロンビア大学の疫学専門家、スティーブン・モース氏

・このウイルスは未知のもので、季節性かどうかは分からない。そうなる可能性はあるが(春から夏には収束すると)判断するのは時期尚早だ。

日本では外出自粛といっても海外のような罰則や強制力はないから、そもそもどこまで実効性があるだろうか…
れん

GWも暗雲の理由

東京都は、現在の大規模イベントや外出などの自粛、在宅勤務奨励などは当面4月12日まで続けるよう要請しています。しかし感染者急増の状況が続けば、自粛要請やレジャー施設休止などがさらに長引く恐れも。現状ではコロナ収束の見通しが急に出てくるとは到底考えられず、5月初旬のゴールデンウィークにも暗雲がたれ込んでいます。

それは、一段と危機感を強める前述した専門家の見方のほか、過去の事例や海外の研究からも裏付けられます。新型ウイルスとして世界で流行した最近の感染症では、発生から収束までどのくらいかかったのかを見てみましょう。

■重症呼吸器症候群SARS(サーズ)

【経過】最初の患者報告は02年11月。隔離と検疫で対応が進められ、約8か月後の03年7月に収束宣言。
【感染者数】約8000人
【死者数】774人

■中東呼吸器症候群MERS(マーズ)

【経過】12年に英国人の重症肺炎患者から新型ウイルス検出。完全な収束には至っていない。
【感染者数】約2500人
【死者数】約850人

感染者数8000人のSARSでさえも8か月かかっているのに、今回の新型コロナは世界で感染者が既に45万人超、死者は2万人を超えている桁違いの巨大規模(27日現在)。日本だけさえ、とてもゴールデンウィークまでなどの短い期間で収束が見えるとは考えられません

またアメリカで3月に発表された研究結果によれば、加湿器を使い、湿度50%で温度を22.22℃にすれば、ウイルスの活動が収まることが判明したそうです。これが正しく、季節的に日本の梅雨やじめじめした夏場には感染力が弱まるとしても、逆に言えば「ゴールデンウィークまでの収束の見通しはまったくない」というのが結論といえそうです。

れん
WHOはこのまま対策が進まなければ、最終的に世界で数百万人が死亡するとも警告しているしな!!!

GWとコロナ・ネットの反応は?

今年は寂しいゴールデンウィークになりますね
GWにじいちゃんばあちゃんに会いにいく予定で飛行機も取ったけど、コロナが完全に終息しないと会いに行けないなこりゃ…
今年はGW11連休とれそうだけどコロナだしそんなにいらん
両親からゴールデンウィークは帰ってくるなって言われました(T_T) くそっ!コロナめ!!
ゴールデンウィークと土日潰れるとか…体死ぬなきっと。違う意味でコロナに殺されるわ

出典:twitter

まとめ

今回の記事をまとめると以下の通りです。

要約すると...

  • 東京でコロナ感染者が急増、「爆発」危機に。政府も緊急事態に備え
  • 専門家からは「蔓延恐れ強まる」「感染爆発の始まり」など警告続々
  • GWどころか1年後でも収束見通し薄。ワクチンが完成する5年以上後との説も…

コロナ禍については「ワクチンが開発されない限り収束は難しい」とする専門家もいます。感染症は住民の6-7割が感染すれば、集団に免疫がつくられ、計算上広がりは鈍るとされます。それを安全にできるのがワクチン。しかしワクチン開発には5-15年もかかるほか、治療薬もまだ数か月は見通しが立たないといわれます。

新型コロナは症状がなくてもかなり多くのウイルスを排出するとされ、治療では患者を減らせても流行を完全に終息させるためには、どうしてもワクチンが必要だと専門家は指摘。ゴールデンウィークどころか、来年夏に延期された東京五輪でさえ、無事に実施できるか不透明なのが現実のようです。

「もはやコロナと戦うんじゃなく、共生するしかない」って声が、なんか現実的に聞こえてきたかも…
ひまり

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