毎年元旦恒例になっている2021年の「ニューイヤー駅伝 in ぐんま」(第65回全日本実業団対抗駅伝競走大会)が間もなくです。ところがここに来て全国的に新型コロナウイルスの「第三波」が急拡大。レースが行われる群馬県内でも陽性者が急増しています。
このためネットでは「ニューイヤー駅伝どうなる?」「もう中止すべきだ」の声が拡散。群馬県の感染状況は今現在どうなのか。駅伝直前中止の可能性は本当にあるのか探りました。(出典:Wikipedia、群馬県など公式サイト)

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ニューイヤー駅伝2021中止の可能性があるって本当?どうなる?
群馬県庁をスタート&ゴール起点に、全国の強豪実業団チームが同県内計100kmのコースでたすきをつなぐ伝統のニューイヤー駅伝。メンバーには世界的トップランナーも多く、駅伝界では最高峰のレースともいわれます。
21年も1月1日号砲予定となっていますが、最近ネットで急に「ニューイヤー駅伝中止か?」との書き込みが急増し始めました。そのきっかけは群馬県が19日に、県指針に基づく新型コロナ感染警戒度を最も深刻な「4」に引き上げたことです。
群馬県の「コロナ警戒度と行動基準」は個人と企業、学校ごとにコロナ感染状況によって行動制限を強めるよう要請する目安。1~4の4段階があり、最も強い「4」の場合、例えば個人では「外出は生活に必須なもの以外自粛」「県外移動自粛」「イベント自粛」などとなっています。
ニューイヤー駅伝は日本実業団陸上競技連合が主催し、群馬県やメディアが共催、県内の主要自治体が後援する県を挙げての全国的大イベント。その当事者である県が、県民の外出やイベント自粛を求める警戒度4を発令したため、ネットでは「もう大会はできない」「中止だ」との声が沸騰したわけです。
ニューイヤー駅伝の開催要項では「開催地や出場チームの活動拠点等での新型コロナ感染症がさらに拡大し、それぞれの地域医療態勢の逼迫が予測される場合は大会を中止とする。中止は当連合ホームページ等で告知する」と定めています。中止判断最終日の12月18日は既に過ぎていますが、「その後も感染状況を注視しながら随時判断する」とのことです。
大会まであと一週間。大会は果たしてどうなるのか、主催者と県の直前判断が注目されます。

群馬県
警戒度4 pic.twitter.com/luuQ6pfFdl— Bonbon (@vt67oed8jt01itn) December 17, 2020
2021年の三が日はテレビの前で「STAY HOME EKIDEN 」
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ニューイヤー駅伝も!2021 】
12月8日の発売にさきがけて
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2021年11月までの陸上・駅伝・マラソン界を
表紙にギュッと凝縮!#あまこまhttps://t.co/01TLobUobb pic.twitter.com/pWG91Bctvb— EKIDEN News (@EKIDEN_News) November 29, 2020
群馬県の現在の状況と開催の可否
元旦恒例、お正月のスポーツ風物詩でもあるニューイヤー駅伝。コロナ禍がひどくなり、直前になって中止論や「どうなるの?できるの?」との声が急増していますが、実際の群馬県の現状はどうなのでしょうか。本当に駅伝開催はできないのでしょうか。
群馬県では、今年初めのコロナ感染拡大以降、多いときでも一日30人程度の陽性者で推移してきましたが、全国的に第3波が広がるにつれ12月に入って感染者が急増。16日には1日63人と過去最高を記録しました。
医療機関等でのクラスターも続発しコロナ病床の半分以上が埋まる逼迫状態となったため、警戒度を最高に上げて、不要不急の外出や首都圏・全国大都市への往来自粛も県民に求めることになりました。
ただ一方で、経済に大きな打撃を与える全県での営業短縮や休業要請、全面的なイベント自粛は「そこまでの状況ではない」として行っていません。
群馬県公式サイトでも、24日現在、トップページでニューイヤー駅伝開催をPRし「感染拡大防止の観点から、群馬県庁・中継所は無観客とし沿道での観戦自粛にご協力ください。ぜひテレビ等での応援を」と呼びかけるにとどめています。このため24日時点では、大会開催の方針は変わっていないとみられます。

群馬県
今日(20201219)から警戒度4
(最も深刻なレベル)
しかし、県方針は個人任せ。
どうなる?群馬県。誰かブレーンはいないのだろうか?それともお金を出したくないからなのか。 pic.twitter.com/4OnfG0Sl29— 渋川民商 (@sibukawaminsyou) December 19, 2020
ニューイヤー駅伝2021中止ある?ネットの反応まとめ





出典:twitter
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まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- ニューイヤー駅伝開催地の群馬県が、コロナ感染急拡大で警戒度最大に
- 県民に不要不急外出の自粛など呼びかけ。ネットで「大会中止論」拡大
- ただ県は「対策十分なイベントはOK」など線引き曖昧。駅伝どうなる?
コロナ警戒度を最大に引き上げた群馬県。県民に自粛を強く呼びかける一方で、お店などの営業時間短縮要請については (1)新規感染者数が10万人当たり1日2人以上 (2)感染経路を追えているかどうか (3)他地域に広がる可能性―などの基準を設定しました。
しかも全県の店が対象ではなく、特に感染が深刻と判断される桐生、伊勢崎、太田市などの自治体のみが対象だそうです。
こうしたことから県民には「不要不急や可不可のイベントの範囲が曖昧」との困惑も広がっている様子。「経済と予防」の狭間で悩む県の姿が見えるようです。

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