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フィギュア中国杯2020&GPファイナル開催にネットの反応「まだ無理」「NHK杯さえ危ういのに」

通常は毎年8、9月ごろから世界でシーズンインするフィギュアスケートですが、コロナ禍が収まらない今年は異例の経過をたどっています。

延期や中止の大会が相次ぐ中、フィギュアのグランプリシリーズ(GP)中国杯と、北京で予定されるGPファイナルは開催の方向と報じられました。GP中国杯2020とGPファイナルはなぜ今この時期、開催が発表されたのでしょうか。背景事情やネットの反応を探りました。

日頃のアイスリンクでの練習も、感染防止などに配慮して制限が多いようだし、選手にはつらいシーズンになっちゃったわね…
ひまり

フィギュア中国杯2020&GPファイナル開催の方針が発表

「ウィンタースポーツの華」といわれ日本でも人気の高いフィギュアスケートですが、今年は世界的コロナ禍のためほとんど試合ができない状態になっています。

昨季19-20年シーズンの締めくくりで、最高峰の大会「世界選手権」(3月)は中止。春から夏にかけて、選手たちが調整や力試し、資金集めなど様々な目的で行うアイスショーもほぼすべて中止になりました。さらに20-21年シーズンのキックオフとなる大会も早くも中止が続出。

国際スケート連盟(ISU)は、8月下旬に開催予定だったジュニアGPシリーズについて、第1戦カナダ大会と第2戦のスロバキア大会の取りやめを決めたほか、ISU公式Webサイトによると、16日現在で以下の大会が中止や延期となっています。

・アジアンオープントロフィー(9月9日~北京)
・ジュニアGP日本大会(9月16日~横浜市)
・ネペラメモリアル(9月16日~スロバキア)

また日本スケート連盟も、9~10月に行われる近畿選手権などのブロック全6大会や全日本ノービス選手権は無観客で開催すると決定。その後の国内大会は感染状況を見て判断すると発表しました。さらに以下のフィギュアの今季国際大会については、日本選手を派遣しないと表明しました。

■ISUジュニアGP大会
・ハンガリー大会
・チェコ大会
・ウズベキスタン大会
・スロベニア大会
・ラトビア大会

■チャレンジャーシリーズ大会
・アジアンオープントロフィー
・オータムクラシックインターナショナル
・ネーベルホルントロフィー
・フィンランディアトロフィー
・ブダペストトロフィー(派遣予備試合)

そうした中突如、GP中国杯2020と北京で開催のGPファイナルだけは実施の方向と報じられわけですが、これはなぜなのでしょうか。次項で背景などを探ってみました。

れん
オータムクラシックは羽生選手が毎年初戦にしている大会だし、他の大会も選手の腕試しになっていたのに…。今季は調整が一層難しくなりそうだな

フィギュア中国杯2020&GPファイナル開催の理由

各スポーツメディアによると、ISUはこのほど、中国・重慶で開催するフィギュアスケートのGPシリーズ第3戦中国杯2020(11月6~8日)と、同じく中国・北京で行われるGPファイナル(12月10~13日)予定通り実施すると発表しました。

中国国家体育総局は、同国内で今年予定されている国際的スポーツイベントについては、新型コロナウイルス拡大防止のため、2022年北京冬季五輪のテスト大会以外は原則として開催しないと表明していました。

このため「フィギュアの国際大会も中止か?」とファンの間では懸念されましたが、ISUによると、中国杯2020は、北京冬季五輪のテスト大会を兼ねて開催されるGPファイナルにつながり、その出場者を選抜するGPシリーズの1大会のため、予定通りの日程で開催を認めると中国側の担当者から説明を受けたそうです。

フィギュアの20-21年シーズンは北京冬季五輪の前年にあたり、通常は各国の五輪代表枠決定などが行われる重要なシーズンとなります。中国にとっても五輪テストを兼ねた国際大会は大会の成否に重要なため、何とか開催したい意向だと思われます。

ただ世界のコロナ禍はいまだ収束にはほど遠いどころか、地域によってはむしろ拡大が続いている状態。日本連盟のように選手派遣を見送る国もあり、10月からのGPシリーズ自体が予定通り行われるか見通しが立っていないのが実態。果たして中国政府の考え通り、11月以降の中国杯などが開催できるかも不透明だといえます。

中国は、年末に北京五輪の会場で開催予定のスピードスケート・ショートトラックW杯なども予定通り実施するそうだけど…どうなのかしら?
ひまり

フィギュア中国杯2020&GPファイナル開催にネットの反応は?

まだ無理だと思うな、しかもウイルス全世界に広めた中国で
中国がここまでこだわるのは、羽生くんを呼びたいというのも大きいと思われ…
中国の22年五輪開催への執念を感じる
欧米の選手や関係者が中国に入国できるのかという物理的問題と、様々なリスクを受け入れてもなお中国での試合に参加する意義があるのかという心理的問題は残る
日本のNHK杯ですら危ういのに…中国では開催できないのでは?いや開催してはいけないと思いますが

出典:ヤフコメ欄

まとめ

今回の記事をまとめると以下の通りです。

要約すると...

  • フィギュア20-21シーズン入り。しかしコロナ禍で大会中止・延期が続出
  • 一方でGP中国杯2020やGPファイナルは開催とISU。中国政府が意向表明
  • 22年北京五輪のテスト大会のためとされるが、五輪自体危ういとの説も

中国のスポーツ事情をめぐっては、気になるニュースも入っています。ロイター通信によれば、国際オリンピック委員会(IOC)のカナダの古参委員が「コロナ禍のため来年夏の東京五輪が仮に中止となった場合、その約半年後に予定される22年北京冬季五輪も開催が困難になる」と述べたそうです。

委員は「東京五輪の後、同じアジア地域でウイルスの連鎖反応が起きないと想像するのは難しい」と指摘。また香港への統制を強める中国政府と米国間の政治関係が不安定なことも、北京冬季五輪の不安材料として挙げられるとしています。

例え開催国で試合ができても、出場選手が各国から派遣されなければ大会はできません。コロナ禍が世界的に続く中、選手や観客の生命とビジネスなどの両立を睨み、国際スポーツ界は今後1~2年の間難しい判断を迫られそうです。

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