東京オリンピックの年のパニック

富士山噴火2020年説が多いのはなぜ?現状と実際起きても被害はそこまでじゃない?

富士山の大噴火が今年起こるのではという説が広くささやかれています。

なぜ2020年に富士山噴火の可能性が高いのでしょう?

3つの説について、それぞれの根拠とともに見てゆき、想定被害はどれくらいに見積もられるのかについても調べてみました。

ネットでは、2020年説をどう見ているのかについてもまとめました。

ひまり
コロナだけでもやりきれないのに!

富士山噴火2020年説が多いのはなぜ?

東日本大震災(2011/3/11)から9年後説

東日本大震災から4日後に、富士山(静岡県東部)でM6.4、最大震度6強の地震が発生しました。
このときに富士山のマグマだまりで、ある重大な異変が生じた可能性があり、いつ噴火が起こっても不思議ではありません。
いままで、9年間隔で大地震の連鎖が起こった歴史があります。
貞観地震(M8.5前後、869年)→ 南関東地震(M7.4、878年)→ 仁和東海・南海地震(M8.~8.5、887年)
したがって、2011年から9年後の2020年に地震と大噴火の可能性が高いとするものです。

鹿児島県・桜島の大正噴火(1914/1/12)から約100年説

歴史を振り返ると富士山の宝永噴火クラスの大噴火は、100年に数回起きています。
しかし、日本では、1914年の桜島の大正噴火から100年以上、大規模な噴火は発生していません。
106年後の2020年に起こっても不思議ではありません。

南海トラフ巨大地震の直後に大噴火する説

1707年、南海トラフでマグニチュード8.6という日本最大級の宝永地震が発生して、49日後、富士山が大噴火したのが、宝永大噴火です。
マグニチュード9クラスの南海トラフ巨大地震が、今後30年以内に70~80%の確率で発生するとされており、発生すれば、マグマだまりが圧縮されたり、揺れでマグマが発泡したりすることで、直後に富士山が大噴火することが十分考えられます。

では、ここで日本の火山噴火の歴史を見てみましょう。

火山の爆発規模の大きさを示す区分である火山爆発指数で2以上の噴火をまとめてみました。
この指数は火山そのものの大きさではなく、その時々の爆発の大きさの指標となっています。


火山(噴火名)
火山爆発指数(噴出物の量)
状況
9万年前
阿蘇山(Aso4)
7( 100km3~1000km3)
超巨大
1707年
富士山(宝永大噴火)
5( 1km3~ 10km3)
非常に大規模
1739年
樽前山(北海道)
5( 1km3~ 10km3)
非常に大規模
1914年
桜島
4(0.1km3~ 1km3)
大規模
1990 - 1995年
雲仙岳
3(0.01km3~0.1km3)
やや大規模
2000 - 2001年
有珠山
2(0.001km3~0.01km3)
中規模
2011年
新燃岳
3(0.01km3~0.1km3)
やや大規模

この300年ほどの大規模噴火は、1707年の富士山(宝永大噴火)、1739年の樽前山(北海道)、1914年桜島となっています。
大規模噴火は100年近く発生していません。

宝永大噴火から300年後、桜島から100年後そろそろ富士山がたまったエネルギーを放出しても起こっても不思議ではない気はします。

そろそろやばいのか?不気味だな!
れん

富士山噴火の想定被害はそこまでじゃない?

中央防災会議の「大規模噴火時の広域降灰対策検討ワーキンググループ」が「宝永噴火クラスの噴火があった場合に、首都圏で心配されること」を挙げています。

電力:降雨時0.3cm以上で碍子の絶縁低下による停電。
鉄道:微量の降灰でも運行停止。停電すると全ての運行が停まります。
道路:視界低下による安全通行困難、道路上の火山灰や交通量増等による速度低下や渋滞。
火山灰の堆積により二輪駆動車が通行不能。
物資:道路の交通支障による物資の配送困難、店舗等の営業困難により、生活物資の入手困難。
通信:降雨時に、基地局等の通信アンテナへ火山灰が付着すると通信阻害。
上水道:原水の水質が悪化し、浄水施設の処理能力を超えると、水道水が飲用不適または断水。
建物:降雨時30cm以上の堆積厚で木造家屋が火山灰の重みで倒壊可能性。
このほか飛行機の発着にも影響を与え、運航が困難になるとか、降灰により、目・鼻・のど・気管支等に異常を生じるなど健康被害も予想されます。

風向きにより、被害が想定される地区、規模が大きく左右されると指摘されています。
また、被害は火山灰によるもののみを首都圏に限っていますので、実際の被害はこれ以上となります。


静岡県、山梨県、神奈川県の3県と国で作る富士山火山防災対策協議会により富士山の噴火による被害想定が2014年2月6日に発表したものでは、
避難対象住民:神奈川県で40万6千人、静岡県で6万2千人、山梨県で1千人と想定されています。
停電、道路・鉄道交通のマヒ、空港の閉鎖など計り知れない被害になると危惧されます。
さらに、溶岩流が流れれば静岡県で20万8千人、山梨県で8万4千人が避難しなければならなくなります。

宝永大噴火の記録
降砂 (火山灰)
御殿場市北部の噴火口に近い集落では砂は2m静岡県小山町付近で1.5m、御殿場市北西部で1m、小田原市など神奈川県西部で50~70cm。東京(江戸) 火山灰10㎝~20㎝。
20cmの厚さの砂で作物が全滅したと言われますので、ほぼ農作不可となりました。

また、神奈川県西部の酒匂川流域では、堆積した火山灰(富士山周辺で推定40cm)により水位が上がり堤防が決壊し、水没する村が続出し、完全な復旧には約100年かかったと言われています。

以上からしますと、被害は先の想定程度で収まるとはとても思えません。

例えば、小規模溶岩流、火砕流以外にも、冬場の融雪型火山泥流など、さらにより大きな被害も想定されます。
融雪型火山泥流:冬場の噴火で、火砕流によって雪が溶けて火山噴出物と水などが混合して地表を流れる。速度が速く、被害が広範囲に及ぶ。

ひまり
富士山にはリスクいっぱいね

富士山噴火2020年説へのネットの反応

来るぞ来るぞと言われて半世紀以上が経つ。
住まいが富士山の東側なんで噴火したら偏西風に乗って火山灰やら噴石やらが飛んでくることは間違いないので、とても脅威に感じる。
東京への一極集中は、地震でも、コロナでもろくなことがない。
地方も、労働力が激減していることもあり、早々に地方に分散しないと、日本自体が沈んでしまうのでは?
これからの時代は一極集中のメリットがなくなりつつある。
コロナ禍で、今水害の日本。
どれ一つ解決していないのに、また富士山が噴火なんて…
関東在住ですが、何処へ行けば良いのでしょうか。
最近は西之島、諏訪之瀬島、阿蘇山など同時多発的に火山活動が活発化しており、南海トラフの前兆ではないかと言われている。そしてそれが富士山大噴火という最悪の事態に結びつく可能性も指摘されている。言われなくてもこのところの地震頻発に不気味なものを感じている人は多いはずだ。

いつ噴火しても不思議ではないと思っていた方がいいに決まっている
現実に噴火になったら、静岡県、山梨県を含む近県は暫くの間は、灰や黒い雨が振り続ける中、自宅で過ごさねばならないかもしれない
ただ備えだけしておけば、していない人よりかは噴火が起きてからの過ごし方は遥かに気が楽だろう

出典:ヤフコメ

この状況じゃあ、起こらないよう祈るしかないかな?
れん

まとめ

要約すると...

  • 富士山噴火2020年説には、東日本大震災から9年説、南海トラフ巨大地震連動説などあり、いずれも現在噴火スタンバイ状態だとの見方から来ている
  • 富士山噴火の想定被害は、降灰だけでなく、降砂、溶岩流、火砕流、融雪型火山泥流なども含めると、想定が大げさすぎるとはとても言えない
  • 首都直下地震など含め、東京への一極集中の脆弱性が長年叫ばれてきたのに、政府機関の地方移転が遅々として進まないのはなぜかとの声が多い

コロナ禍に、大水害もういい加減にしてほしいというのが本音ですが、富士山大噴火も見過ごせません。

規模や風向きなどで、その被害の範囲、大きさはずいぶん変わると思いますが、宝永大噴火の記録をみれば、富士山の東側では、川が砂で埋まり河道が塞がったために水害を繰り返し、復興に100年かかったとされています。
また、畑に降った灰を取り除き、耕作地とするのも相当の労働力と時間がかかったようです。

最悪の事態を想定し、準備するしかありませんが、昨今の行政の動きを見ている限り、個人であらゆる事態を想定し、できるだけのことを準備する自己防衛するしかないように感じてしまいます。

ひまり
コロナに水害に噴火どれだけ備えれば良いのかしら

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