10月1日に始まったGoToイートのオンライン予約ポイント還元が、予算枯渇で早々に打ち切られます。
一方で、GoToトラベルの1月末期限を延長しようとの機運が高まっています。
GoToイート延長の可能性あるのでしょうか?現状で延長のメリット・デメリットをまとめてみました。

目次
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GoToイート延長の可能性あるの?
GoToイート延長の可能性あるかを現状からみてゆきます。
まず、GoToイート、トラベルキャンペーンの予算額、これまでの経緯について表にしました。
GoToイートオンライン予約 | GoToイートプレミアム付き食事券 | GoToトラベル | |
---|---|---|---|
予算 | 616億円 | 868億円 | 約1兆3000億円 |
所管 | 農林水産省 | 農林水産省 | 国土交通省 |
開始 | 2020年10月1日 | 最も早い埼玉県で9月30日より事業者募集開始 | 2020年7月22日 (10月1日より東京追加) |
販売・ポイント付与予定期限 | 2021年1月末(利用3月末まで) | 2021年1月末(有効期限3月末) | 2021年1月末 |
備考 | 11月中旬ポイント付与終了 | 東京都:11月20日から販売・利用開始 | 延長検討 |
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延長に前向きな要因
・予算を1月半で消化したということは、それだけキャンペーンの需要があったと言える
・効果さえ認られれば、予算の追加は可能と思われる
10月7日農水省は、Go Toイートキャンペーンの食事券とオンライン予約の給付金の配分を突然変更したという経緯がある。
食事券:767億円⇒868億円
オンライン予約:767億円⇒616億円
延長に否定的な要因
・オンライン予約では、トリキ錬金術、無限くら寿司などが話題になり、一部のネット民が上手く制度を活用して、うまく立ち回り、ネットに不慣れな高齢者や外出が難しい人について不公平
・第3波とも言われるコロナ感染が再拡大している
北海道など、コロナ感染が拡大が急激なところでは、外出する人が減ってきている。
吉村大阪府知事の、飲食は4人以下に制限すべきとの提言も出ている。
制度に欠陥があったのではとの指摘や、これからさらに寒く、空気が乾燥してコロナ感染しやすくなる年末にかけて、感染拡大要因となることは避けたいというのが概ねの方針ではと思えます。
従って、現状では延長の可能性は極めて小さいと考えられます。

GoToイート延長の財源・メリット・デメリットを考えてみた
GoToイートオンライン予約延長した場合のメリットとデメリットについてまとめてゆきます。
延長のメリット
・せっかく盛り上がった飲食店の活気を持続させる
・開始から1月半で、終了とは制度設計が甘かったのではとの批判をかわし、この制度が成功だったということをアピールできる
・新たな飲食店救済措置が無いまま、打ち切ると、飲食店の倒産が増える懸念が出る
・無限ループを利用していたネット民から歓迎される
延長のデメリット
・無限ループをうまく利用したものにさらに甘い汁を吸わすのかとの批判が高まる
・年末にかけて、感染拡大の1要因となりかねない
感染防止と経済の両立のお題目を唱えれば、財源確保しようと思えば可能と思われます。
基本は、このキャンペーンで、感染拡大を防ぎながら、飲食業の需要を喚起し、食材を供給する農林漁業者を応援するという目的がどれだけ達成されたのかという点にあると思えます。
もうかったのは、大手だけで、中小飲食店は、ほとんど恩恵にあずかれなかったのでは、という見方もあります。
GoToイート延長ある?ネットの反応





出典:ヤフコメ

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まとめ
要約すると...
- GoToイートオンライン予約延長の可能性は、現状では極めて小さいと思える
- 制度の歪をさらに露呈させることや年末にかけて感染再拡大の要因になるなど延長のデメリットが、盛り上がってきた飲食店の活気を持続させるなどのメリットを上回った
- 残念だが、延長不可もしかたない、しかしトラベル延長には納得できないとの声多い
当初の告知通り予算がなくなったので、終了というだけでなく、感染との関係、コロナで痛手を被った飲食業関連をどれだけ救えたのかなど、費用対効果を現時点でもある程度明らかにして、延長の必要がないならないとしっかりした説明を聞きたいところです。

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