過去最多の候補者が立候補した都知事選が始まりました。都知事選候補はなぜ多いのでしょう?
5回の都知事選を振り返って、その理由を探ってみました。
マック赤坂やドクター・中松など毎回見かけた懐かしい候補者もいます。

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都知事選なぜ多い?立候補者22人
都知事選2020の立候補者は、過去最大の22名となりましたが、こんなにもなぜ多いのでしょうか?
2011~2020の5回の都知事選の候補者数は、11,9,16,21,22と推移してきており、増加傾向にあります。
5回の候補者一覧を表にし、多数回出馬した候補者を見てみましょう。
候補者名 | 立候補回数(2011~2020) |
---|---|
マック赤坂 | 4 |
ドクター・中松/中松義郎 | 3 |
宇都宮健児 | 3 |
内藤久遠 | 3 |
関口安弘 | 2 |
五十嵐政一 | 2 |
後藤輝樹 | 2 |
桜井誠 | 2 |
七海ひろこ | 2 |
小池百合子 | 2 |
立花孝志 | 2 |
5回の都知事選の候補者の中で、2回以上立候補した人は7名で、3回以上はマック赤坂 4回で、ドクター・中松、宇都宮健児、内藤久遠 3回となっており、今回は出馬しませんが、マック赤坂、ドクター・中松のパフォーマンスや名前はよく耳にしたものです。
発明家のドクター・中松こと中松義郎は都知事選以外も含め10回以上も立候補し落選を重ねていました。
なぜ何度も出るのかと問われたドクター・中松は、その理由を「かつて私の海軍在籍時の上官でもあり、日本の終戦交渉を行った藤村海軍中佐の『君が総理になってこの日本を立て直してほしい』という病床での遺言を守り続けて立候補しています」と述べていました。
ある種の信念からと言えるようです。
マック赤坂は、企業を経営しながら、「アメリカ西海岸流のスマイルでコミュニケーションを円滑に。気持ちをポジティブに」と説く財団を設立しました。ところが、さっぱり知名度が上がらず、スマイル党として立候補して、「宣伝効果を狙ったのが選挙だったんだ」そうです。
「(供託金)300万円でテレビに出られる」と政見放送に臨んだそうです。
宣伝効果を狙ったということですね。
供託金300万円を没収されても、東京都で知名度を上げるには安いものだと言えるのでしょう。
この効果を狙った候補者は他にもいそうです。
内藤久遠(元)派遣社員・陸上自衛官は、特に特定の党に属さず、政策で選んで欲しいと前回は「自己責任に基づいた真の自由と心温かい東京を目指す」と目標を掲げていました。
党首や党代表としての出馬が3名います。党の名前を知らしめたいということでしょう。
多数回立候補の理由をまとめますと、以下となります。
1. 自身や所属の党の知名度を上げる
供託金300万円で、テレビに出て、東京中に知られるとすれば安いもの
2. 信念を貫く
・指導者となって日本を変えたい
・知名度だけではだめで、政策本位でなければ
都知事選は、各政党からの支持や推薦を受けた知名度のある本命の候補者に加えて上に見たように、多数回立候補者が多いことと、落選して有効投票数に達しなければ、没収される供託金が比較的安いので、立候補者が多数となっています。

都知事選2020年のポイントは?
メインは、小池百合子現東京都知事に、統一候補を出せなかった野党の各候補がどこまで迫れるかという選挙戦です。
無所属で政党の推薦を受けないとしていますが、前回対立していた自民党も実質支持に回り、与党の公明党も実質支持ですので、盤石といえます。
野党3党が支持し3回目の挑戦となる宇都宮健児や、れいわ党代表の山本太郎、最近吉村大阪府知事の手腕が評価されている維新が推す小野泰輔などがどこまで迫るかというところです。
勝敗を左右するポイントは4つあります。
1.4年間の小池都政の評価
「東京大改革宣言」都政の課題を解決するために7つの0(ゼロ)を目指しますとの結果はどうだったのか?
今年に入ってのコロナ問題への対応も問われます。
2. 今後の新型コロナ対策
今後の感染拡大を方策、経済を立て直す、弱者を救う方法など
3.延期された東京オリンピック・パラリンピックの対応
規模を縮小して開催するのか、実施、中止や再延期の判断をいつするか?
4.投票日7月5日ごろのコロナ感染状況
収束に向かっているか、感染が再拡大しているか?
これまでのコロナ対策が正しかったかどうか問われる。
じっくりと具体的にこれらの論議を戦わせてもらいたいところです。

都知事選2020年へのネットの反応

かつてのスター、スマイルやドクターが懐かしいですわ。コメント




売名?金持ちの道楽?そんな金あるなら寄付したりすればいい
出典:ヤフコメ

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まとめ
要約すると...
- 都知事選の立候補者がなぜ多いかの理由の一つは宣伝効果などを狙って毎回立候補する候補者が一定数いること
- 都知事選2020年のポイントはコロナ対策、オリンピックなどのほかに投票時点でのコロナ感染状況がポイントとなる
- 供託金300万円払えば、だれでも立候補できるのが候補者の乱立を招いているとの声が多い
コロナが収束する目途がはっきりついたとはいえない不安な状況下で、選挙戦に突入することになってしまいました。
コロナ感染拡大で、世界中のリーダーや都道府県、市町村のリーダーの手腕が厳しく問われています。
今後コロナの第2波、第3波がほぼ確実に来ると予想される中で、どのリーダーを選ぶかは、都民の経済、介護、格差など諸問題だけでなく命にさえ関わってきます。
コロナ禍で、以前よりは余裕のある時間を十分使ってじっくり考えて投票したいところです。

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