東京オリンピックの年のパニック

花見自粛はコロナでどうなる?既に桜咲いている地域の実情を調べた結果

ついに世界保健機関(WHO)が「パンデミック(大流行)宣言」した新型コロナウイルスの世界的な感染拡大。政府は今月下旬までの大規模イベント中止継続を要請。NPBは延期、センバツ高校野球は中止など、世の中の自粛ムードは高まるばかりです。

日本古来の文化であり、春の代表的な行楽の一つでもある「お花見」もその対象に。「花見自粛」の動きは今後どうなるのか。何とかお花見する方法はないの?間もなく桜が咲き始める地域の実情などとともに探りました。

学校は休校、卒業・入学式中止、歓送会なし、株価は暴落……加えてお花見もダメ。春なのに「肌寒~い」2020年…
れん

花見自粛はコロナでどうなるか?

政府の最初のイベント自粛要請からはや2週間。「この2週間をなんとか乗り切れば…」と我慢を重ねてきた企業や関係者、一般市民に「カウンターパンチ」が見舞われました。

安倍首相が「さらに10日間ほどの自粛延長を」と要請、今月下旬まで続くことになり、全国のイベントやテーマパーク、ライブやスポーツが軒並み延期・中止になってしまいました。

「花見自粛」もその一つ。3月は全国でお花見が始まる季節ですが、首相要請を受け全国で次々に「花見待った!」が。主なものは以下の通りです。

【東京都】例年300万人以上が訪れる上野公園など82の全都立公園で、飲食を伴う宴会を控えるよう要請。

【宮内庁】桜の季節恒例の皇居・乾通りの一般公開を中止

【大阪城公園】約3千本の桜のうちメインエリアで入場料が必要な西の丸庭園は16日まで休園。17日以降の再開も未定。花見自粛も要請。

【名古屋市】名城公園など5カ所で開催予定だったライトアップを中止

【福岡市】中心部の約千本の桜がある舞鶴公園で予定していた「福岡城さくらまつり」の開催中止

各自治体や官公庁の考えは、コロナ感染拡大で一番懸念される「クラスター」をつくらない、ということ。そのため「不特定多数の集団で密集しない」「車座になって飲食したり会話をしたりしない」というのが、花見自粛要請の主眼だと思われます。

個人で散策して夜桜を楽しんだりするのは問題ないのでしょうが、「飲めや歌え」の宴会は、今年は全国的に難しい状況といえそうです。

ひまり
東京都は各公園に職員を配置して〝取り締まる〟っていう徹底ぶりらしい…。「コロナ封じ込め」の覚悟を感じるね

既に桜が咲いてる地域の実情は?

毎年桜(ソメイヨシノ)の開花日程を予想している日本気象協会や民間気象会社によると、今年のお花見シーズンは以下の通りとなっています。

■2020年桜開花予想(予想の平均)

【東京】開花3月15日ごろ、満開同22日ごろ

【名古屋】開花3月16日ごろ、満開同23日ごろ

【大阪】開花3月19日ごろ、満開同26日ごろ

【京都】開花3月19日ごろ、満開同26日ごろ

【福岡】開花3月16日ごろ、満開同23日ごろ

【青森】開花4月15日ごろ、満開同20日ごろ

気象各社の開花予想の中では、都心や関東地方の今月14日が全国で最も早い日付となっており、今週末以降に全国各地で「桜咲く」のニュースが聞かれそうです。

ソメイヨシノより1週間ほど開花が早いという大寒桜などの早咲き桜は、各地で早くも見頃。気温も春めいて暖かくなってきただけに、お花見を楽しみたいところですが、どの地域でも「花見自粛」は早くも浸透している様子。

東京都は管理する河川でも川沿いでの花見自粛を要請しているほか、散策しながら花見を楽しむ際もせきエチケットの徹底などを求めています。一方、4月に開花が予想されている東北地方では「様子見」の自治体も。

日本有数の桜の名所として知られる青森県弘前市の弘前公園では、開花がまだ1か月先ということもあり、今のところ恒例の「さくらまつり」を例年通り開催する予定だとしています。

れん
少人数で桜の名所を回る「お花見タクシー」やホテルで豪華な桜と食事を楽しむ宿泊プランなど、「他人と触れない」花見商戦のアイデアも活発になってるみたい!

花見自粛へのみんなの反応

今年は東京で、桜の開花が記録的な早さとなるかもしれないらしい。思わぬ“花見自粛”余波?
何かを楽しみにしたり、素晴らしいものに触れて、感動をして、それを糧に人は生きているんじゃないかと思うんだけど
神奈川県も、花見の宴会を自粛するよう呼びかける掲示を公園に設置した
間隔2メートルとか空けて家族でならOKしてもらえんかね? 弁当作るで〜

花見自粛令出たけど、実質俺も花だしみんな俺を見て酒飲めば良くない?

出典:twitter

まとめ

今回の記事をまとめると以下の通りです。

要約すると...

  • コロナ禍終息が見えない中、今春は各地で「花見自粛」広がる
  • クラスター避けるため各自治体は特に「宴会やめて」と要請
  • 本州の大部分は今月満開に。4月開花の北日本では様子見も

まるでタイマーがセットされているかのように、毎年ほぼ決まった春の時期に、清楚かつ華やかな花を満開に咲き誇り、すぐに散ってしまう桜。とても不思議な「切ない」自然現象の一つであり、これが古来日本人を心をつかんできました。

桜は、夏頃に翌春咲く花のもととなる花芽を形成し、休眠に入ると、冬の低温に一定期間さらされることで目覚める(休眠打破)のだそうです。

桜の開花から満開までの日数はわずか数日から1週間ほど。満開の後には1週間程度で花が散ってしまいます。花が咲いた後に気温が下がる「花冷え」が起こると長く持つそうですが、今年、人々の心の中に広がる「花冷え」は、桜にどう伝わるのでしょうか。

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