東京オリンピックの年のパニック

孫連れのお盆の帰省の危険性は?都会からの移動に各知事は自粛要請?

全国で、感染拡大が収まらない状況下で、特に感染拡大地域の都会からのお盆の帰省に、各都道府県の知事は何と言っているのでしょう?

孫を連れたお盆の帰省で、祖父母に会うという典型的なケースで、どれだけの危険性があるか考えてみました。

ひまり
オンライン帰省にはもう飽きたわ

お盆の帰省での危険性

都会からの帰省者が感染源となった事例を見てゆきましよう。
静岡市
6/20 感染流行地域から帰省した30代の女性
6/22 微熱と頭痛のため医療機関を受診したが、医師の判断で、PCR検査行わず。
7/2 同居の80代女性の感染確認
7/3 30代の女性を含む同居の3名の感染確認
感染流行地域から帰省した30代の女性から感染が広がった可能性が高い。
長野県安曇野市
7月下旬、東京から帰省した40代の男性の感染が判明。
濃厚接触者とされた帰省先の親族10人のうち、2人に発熱などの症状が出ている。
山口県
4/11福岡市のクラスターが発生した男子専門学校生が、山口県に帰省して、PCR検査を受け、感染していたことが判明。
4/12 実家の母親ときょうだい1人も陽性と分かった。
三重県名張市
7/16 実家に帰省していた大阪府在住の20代飲食店店員の女性が新型コロナウイルスに感染した。
実家の家族2人が濃厚接触者として特定されています。

以上から言えることは、
帰省前に症状がないからと言って、帰省後に症状がでることがある
クラスターが発生した学校、病院、企業に所属しているひとは、症状がなくても、自分が感染している可能性を頭に入れるべき。

都会の不特定多数のひとと接する飲食業などの場合も慎重を期すなら、同様に考える必要がある。

帰省後、知人と会食するなどを自制したとしても、食事を共にする家族にうつす危険性は存在する

帰省先の両親が高齢者で、10歳未満の孫を連れた帰省を仮定してみましょう。

東京都のこれまでのコロナによる感染者の死者数の調査結果では、
90歳代は33.9%、80歳代は30.2%、70歳代は17%で高齢者ほどリスクが高いことが分かっています。

大半が糖尿病や高血圧、腎疾患などの基礎疾患を持っていたとのことですが、高齢になってこれらの疾患がまったくない方が少ないのではないでしょうか。

一方で、感染した子どもが病気になったり、亡くなったりする割合が低いことがこれまでの、報告で分かっています。

しかし、子どもに感染を広げる能力がないわけではなく、新型コロナウイルスの感染者が、せきやくしゃみをしたときに鼻や口から飛び出す飛沫を介してヒト・ヒト感染は起きます。

また、子どもは一般に、濃厚接触するため、多くの子どもが「無症状キャリア」となって、ウイルスを広く拡散させる可能性があります

帰省した孫と高齢者が、食事時も、対面せず、遊ぶときにハグも避けるというのは想像できません。

もし子どもが感染していても、症状がほとんどなく、祖父母とハグし、遊び、食事中で大きな声で談笑するのは、当然の風景に思えます。

以上から、コロナで重症化しやすい高齢者の祖父母の実家への、感染拡大地域からの孫をともなった帰省には、かなりのリスクがあることがわかります。

食事中笑うな唾飛ばすなは子どもには無理
れん

各自治体首長の発言

各自治体首長から帰省について様々な発言が出ています。
まず、政府の見解を見てみましょう。
西村経済再生担当大臣 「家族で観光地に行って、感染防止策を講じて、そして、家族で過ごす分、これはなにか問題があるわけではない。家族でおじいちゃんおばあちゃんと会うとなると、一緒に何か観光地で過ごすとなると、事情がかわってきます」
お盆の帰省について、専門家の意見を聞く考えを改めて示しました。
菅官房長官 「(政府として)現時点で一律に帰省の自粛を求めているわけではない」
分科会での議論は専門家に注意事項を聞くにとどまる
これに、政府内で見解が矛盾しているのではとの批判が出ています。


各知事の帰省自粛についての発言
大阪府・吉村知事 「慎重に」「田舎のおじいちゃん、おばあちゃんがいる場合にどのような行動をとるのか。これは皆さん、それぞれの立場で考えていただければと思う」
「行政が自粛してくださいというものではない。そこまで自粛というのであれば、GoToキャンペーンをやめるべきじゃないか」
愛知県・大村知事 お盆休み前にそうした不要不急の行動・移動自粛を呼びかけざるを得ない
愛媛県・中村知事 「感染拡大地域からの帰省は控えて、電話やオンラインを活用して」
山口県・村岡知事  お盆の県外からの帰省は「慎重に検討してほしい」
福井県・杉本知事東京都からの帰省は控えて
兵庫県・井戸敏三知事 「帰省をやめろというのは酷だが、正面に座らないなどの工夫をしてほしい」
三重県・鈴木知事 県外在住者に対しては、帰省など三重県内への移動について、必要性を慎重に検討し、体調がすぐれない場合には移動を控えるよう
秋田県・佐竹知事 「この夏は学生らの帰省を控えるよう、家族からお願いしてほしい」と首都圏など感染拡大地域からの帰省自粛を要請した
福島県・内堀知事 「家庭に高齢者や病気の方がいる場合は、帰省を控えてもらうことが大切だ」
宮城県村井知事 「自粛を要請するかどうか、国の考えを聞いて検討する」
中国地方知事会 「高齢の家族がいるなどリスクが高い場合は、やめることも考えてほしい」

はっきり、感染拡大している都会からの帰省は控えてと訴えている知事から、慎重に検討してほしいと遠回しに、自粛を要請するなどですが、先に述べたように、帰省前に、症状が出ていなくても感染している場合もあり、感染防止対策を取ると言っても、孫と対面を避けることなど事実上不可能ではないかと思えます。

高齢者が多く、医療体制も十分でない地方に、帰省してほしくないというのが多くの知事の本音ではと思います。

ひまり
なんでも分科会に丸投げ?

お盆の帰省へのネットの反応

今年の帰省はやめた。年末年始も無理かな。
だって親を感染させるかもしれないから。
最悪親を死なせてしまうかもしれないから。
今すべきか、もう一度考えてって、どう考えたって帰省よりも旅行の方が
優先度は低いと思うけどな。
なんちゃらキャンペーンやっててこれ言われてもなぁ~
旅行良くて帰省だめ?
説得力ないしw
帰省もそうだが旅行も自粛すべき。
全国知事連名でGOTO中断を政府に意見すべきである。帰省も旅行も人が動くので感染拡大のリスクがある。

なんとも矛盾した対応。
旅行はどんどん行きましょう、でも帰省は控えて…
意味不明。
実家に旅行にいけば良いって事かしら。

出典:ヤフコメ

Gotoトラベルと帰省の自粛がぐちゃぐちゃになっておる
れん

まとめ

要約すると...

  • 感染していても症状が出にくい孫を連れてのお盆の帰省での高齢者への感染リスクは大きい
  • 感染拡大している都会からの帰省に各知事は事実上自粛要請している
  • GoToでアクセル、帰省でブレーキでは、政策の意味不明と批判の声が多い

お盆の帰省や旅行の問題は、コロナ感染拡大を防ぎながら、経済を回すという政府の方針が早速試されています。

国民が自ら危険性を判断して、気をつけなさいしか言えないのでしょうか?

最近、南京在住の日本人監督が撮った「久しぶりの武漢」という動画を見ました(中国のツイッター微博で公開、日本語)。
https://s.weibo.com/weibo?q=%E5%A5%BD%E4%B9%85%E4%B8%8D%E8%A7%81%20%E6%AD%A6%E6%B1%89%E3%80%80%E7%AB%B9%E5%86%85&wvr=6&b=1&Refer=SWeibo_box

武漢市民1000万人全員のPCR検査を実施し、陰性を確認したうえで、マスクもつけず、日常生活を送っている姿が描かれています。

もちろん武漢から武漢への出入りはチェックされますが、経済を取り戻すなら、このようなことをやるべきではないのでしょうか?
個人の行動履歴のフォローと組み合わされ、感染が生じたときの追跡も可能としています。

帰省や旅行には、PCR検査での陰性証明が必要などとすればどうでしょう。
祖父母やお店、旅館も安心して、迎えることができます。

もちろん偽陰性などの問題があることは分かりますが、このあたりで、ピリッとしたことをやらないといつまでもずるずる感染が拡大し、自粛で結局経済も回復しないというアブハチとらずの最悪の事態に至るのではないでしょうか?

ひまり
1次からあいまいなまま来ているので、たとえ、結果が良くてもなぜだか分からないまま

-東京オリンピックの年のパニック

Copyright© 東京オリンピック消滅の年、いったい何があった? , 2020 All Rights Reserved.