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箱根駅伝2021中止はあり得るのか?出雲中止暗雲で現状をまとめてみた

新型コロナウイルスの国内感染者が1日1000人に近づくなど、拡大が止まりません。緊急事態が解除され徐々に再開され始めたスポーツ界にも、再び暗雲が垂れ込んできています。

ファンに大変人気のある大学駅伝もその一つ。このままコロナ禍が全国に広がり続ければ、秋冬にシーズンを迎える「3大大学駅伝」への影響が懸念されます。既に一部の大会では中止の決定も。最大のイベントであるお正月の風物詩・箱根駅伝2021は無事開催されるのか、現状を探りました。(出典:Wikipedia、スポーツ紙報道など)

箱根駅伝2021中止はあり得るのか?出雲は中止の暗雲

毎年10月から大きな大会が続きシーズンインする大学駅伝。「学生ランナーの頂点」ともいえるお正月の箱根駅伝2021に向けて、各大学の熱い戦いが今年も期待されます。

ところが今年は春先から蔓延してきたコロナ禍がいまだ収まらないどころか、夏になって全国で一段と感染者が急増する事態に。これを受け、島根県出雲市で10月11日に開催予定の「第32回出雲全日本大学選抜駅伝」中止を主催者が検討していることが判明し、関係者に衝撃が走っています。

出雲駅伝は、11月に開かれる全日本大学駅伝、年明けお正月の東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝2021)と合わせた「大学三大駅伝」の初戦として、学生長距離界やファンが最も注目するレースの一つ。長い歴史上、中止になったのは台風が接近した14年の一度しかありません。

れん
聞くところでは、主催者の一つの出雲市が、首都圏などでのコロナ感染急拡大やそれを受けてのボランティア確保が難しいことから開催に難色を示しているらしいな…

↓去年の出雲駅伝TVCM

主催者の出雲市では、27日に市長が定例会見の場で開催可否を発表するとしていますが、仮に中止になると、その後の各大会への影響は必至。関係者が最も懸念するのは、長距離界最大のイベントで、TV視聴率も極めて高い「箱根駅伝2021」がどうなるのか、です。

果たして箱根駅伝2021は開催されるのか、中止になってしまうのか。次項で箱根駅伝2021や学生駅伝界の現状を調べてみました。

コロナ感染は出雲市でも確認され島根県知事が強く懸念。ボランティアも健康面で「65歳以上は不可」の指針があって、若者だけでは到底例年の2500人は確保が困難なんだって…
ひまり

箱根駅伝2021の現状

出雲駅伝中止の暗雲が濃くなってきたことから、にわかに懸念が増してきた箱根駅伝2021の開催。そもそも、このコロナ禍を受けて、陸上競技の「元締め」である日本陸連の対応はどうなっているのでしょうか。

日本陸連は6月にコロナ対策の観点からの大会運営指針を発表。それによると「コースを通過する全自治体が開催を認めていること」を開催の前提条件として挙げ、その上で主催者には沿道での応援自粛要請を行うよう求めています。

これを受け、箱根駅伝2021主催者・関東学生陸上競技連盟は現時点での大会開催方針を発表。6月に開催予定だった全日本大学駅伝の選考会は中止し、書類選考に変更。9月に予定する関東大学女子駅伝も7月末時点の感染状況を踏まえて開催可否を判断するとしています。

箱根駅伝2021関連はまず10月に、シード校以外の出場を選考する予選会が行われる予定ですが、これについては24日時点では特に公式発表はなし。出雲、関東大学女子など他大会の開催状況をみて今後判断するとみられます。

ただ、例年予選会の開催地は東京都立川市内の市街地など。報道によると、主催者側は今年の予選会については立川市の自衛隊立川駐屯地を周回するコースに変更し、無観客で行う方向で調整しているそうですが、全国で最も感染者が急拡大中の都内だけに、最終的に自治体が開催を認めるか見通せません。

まして本選ともなると、東京・神奈川の往復200km以上もの長距離を何時間にもわたって走るロードレース。沿道にも大勢の観客が押し寄せる巨大イベントだけに、「自粛」「制限」がどこまで可能なのか、多数の沿道自治体や警察当局などの協力が得られるのか、全く不透明。このまま秋以降もコロナ禍蔓延が続けば通常開催は当然困難で、事態は非常に厳しくなりそうです。

ひまり
「延期や中止なんてまさかないでしょ!」と思っていた東京五輪も甲子園の高校野球も現実にそうなっちゃったし…「箱根駅伝だけは例外」とはなりそうにないわね…

出雲中止の暗雲にネットの反応は?

出雲駅伝が中止になるかも?とか、高校駅伝のたすきリレー無し?とか、ファンとして何とも言えないニュースだ
全てを無くすのは酷だよなー。なんとかならんのかねー
残念ですが、色々考えると仕方ないですね
スポーツを愛する人間は、多くが同じ気持ちでいるはずだ
中止以外の選択をしてほしい……あとに続く駅伝の大会も中止が当たり前になる前に…。資金面は今グラウンドファンディングという手もあるし

出典:twitter

まとめ

今回の記事をまとめると以下の通りです。

要約すると...

  • コロナ禍拡大が止まらず、3大大学駅伝の一つ・出雲駅伝が中止を検討
  • 箱根駅伝2021への影響必至。10月の予選会も周回・無観客に変更へ
  • 秋もコロナ禍が続けば箱根中止の懸念も。原晋監督は必死に開催訴え

甲子園や五輪同様、日本最大級の超人気イベントの箱根駅伝。ただコロナという感染症蔓延の中では、この人気の高さが「あだ」でもあります。当事者の選手の中にさえ「クラスターが起きて何かの駅伝が中止になると、そういう流れができてもおかしくない」との懸念は強いようです。

ロードレースでは事実上無観客は不可能。選手自身が長時間密集状態で走ったり、伴走のコーチらが大声でアドバイスするなど、感染対策上の問題は他競技より多いといえます。

箱根で5度の総合優勝を果たした名将・原晋監督(青学)はTwitterで「お披露目の場を奪うことだけは絶対にしてほしくない」「また過剰反応。大人と学生では一年の重みが違う」「今ここにリーダーの心意気を。ノーリスクの世界はない」と必死に開催を訴えていますが、有力大の監督の中には「選手・大学側、支える側、見る人の三者が不安のない状態で迎えることが大事」と冷静な見方もあるようです。

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