半世紀以上ぶりに日本で行われる東京夏季オリンピック2020。今年最大級の世界的イベントでしたが、新型コロナ禍のためまさかの延期方向となってしまいました。
26日から始まる予定の聖火リレーも当面「ランナーなし」に。関係者や地元の人の落胆ぶりは想像に余りあります。東京五輪だけのためにつくられた特製の〝金ぴか〟聖火トーチも当面お蔵入りに。
ところでこのトーチ、お値段は1本いくらなのでしょうか。過去の五輪トーチと比べると?一般の人が買うことはできるのかも調べてみました。

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聖火リレーのトーチの値段は?
五輪の象徴・聖火を開催国の国民みんなでつないでいく聖火リレーは、最も重要で人気のイベントの一つでもあります。そしてトーチも大変大事なその一部。最近の五輪では各大会ごとに趣向を凝らしたトーチが製作され、ムードの盛り上げに一役買っています。
東京五輪2020の聖火トーチも特別にデザインされた特注品。大会組織委員会によると、桜をモチーフに日本らしさを表現したもので、上から見ると桜の花の形。ピカピカと輝く色は桜色と金色を合わせた「桜ゴールド」だそうです。
主な素材のアルミニウムのうち約3割は東日本大震災の仮設住宅の廃材が再利用され、復興への願いを象徴。高度な金属加工技術を用いた接ぎ目のない優美な曲線も特徴で、重さ1.2kgと軽量化にもこだわっているといいます。
さてこの「特製トーチ」、値段はいくらなのでしょうか。公式発表はないようですが、報道によると以下の通りだそうです。
東京五輪の聖火リレーのトーチについて、大会組織委員会は走り終わったランナーに7万円程度で売る方針を固めた。複数の大会関係者への取材で分かった。購入希望者が少ないと組織委の出費増につながるため、聖火リレーが通過する自治体などに購入を働きかけ、全てのトーチを売り切る考えだ。トーチは国際オリンピック委員会(IOC)との契約で売り上げ利益を出せないため、販売額は制作実費とほぼ同額とした。
:朝日新聞より
聖火トーチは近年の五輪各大会でも、走者限定で販売するのが一般的だそうで、18年の平昌冬季大会では日本円で5万円程度、前回のリオ夏季五輪では1本1895レアル(約5万7千円)で、走者が購入したということです。


ギリシャから届いた聖火が聖火皿に点火され、航空自衛隊のブルーインパルスが青空に鮮やかなオリンピックシンボルのカラーを描きました✈︎✈︎✈︎✈︎✈︎✨#聖火到着式 #聖火リレー #聖火ランナー #みんなの聖火リレー@JASDF_PAO@matsushimabase pic.twitter.com/AVmFg3SndO
— 東京2020聖火リレー【公式】 (@tokyo2020seika) March 20, 2020
ヤフオクで長野五輪のトーチが…
なんと、1本約7万円のお値段で聖火リレーのランナーに販売されることが分かった東京五輪2020の聖火トーチ。多くのトーチは地元自治体などが買い取るものと思われます。ランナーとは関係ない一般のファンが手に入れるためには、ネットオークションなどに出品されたものを購入するしかありません。
実際、過去の五輪のトーチも、ネットオークションにしばしば出品されているようです。例えば22年前に日本で開催された冬季大会・長野五輪のトーチは「ヤフオク!」では約30万円で出品されています。
長野五輪聖火トーチ 展示中!! ♨穂の香乃湯♨
長野オリンピックで使用された聖火トーチは浅科地区にある㈲大原工業さんで製造されました✨雪の結晶がモチーフとなった聖火トーチ❄️穂の香乃湯で展示中です! pic.twitter.com/P3JjUoC6HH— 佐久市振興公社【公式】 (@saku_kosha) December 13, 2019
04年アテネ五輪のトーチは52000円、64年の前回東京五輪で実際に使用されたトーチは約48万円もの高値で出品。64年東京大会のレプリカは9万円、10年バンクーバー冬季五輪のトーチは10万円などリストに出ています。
長野や前回東京五輪のころの、1本の製作実費がいくらだったのかは不明ですが、何倍もの高値がプレミアで付いているのは間違いなさそうです。

東京五輪の聖火トーチが
展示してあると聞いたので
見に行ってきました🏃♂️リオや平昌の聖火トーチも
展示されていましたが
なんと!!
東京五輪の聖火トーチは
実際に持つことが出来ました😆いい記念になたよ🤭 pic.twitter.com/iTuqjVAWGs
— Aパーク物語【公式】 (@apark102030) February 4, 2020
聖火リレーのトーチへのネットの反応





出典:twitter
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まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- 当面お蔵入りの聖火リレートーチはアルミ製特注デザイン
- 報道では主催者は1本約7万円でランナーに販売する方針
- ヤフオクでは長野五輪トーチが30万、前東京五輪は48万円!
リレーでつなぐ五輪聖火には、人類文明の礎としての意味合いが込められています。基となったギリシャ神話は次のようなものです。人類は全知全能の神ゼウスから火を取り上げられ、自然の猛威や寒さに苦しむ日々。「文明の神」ともいわれるプロメテウスはそれを哀れみ、人に火を与えました。人類は火で文明や技術を生み出し恩恵を受けますが、一方でゼウスが予言したとおり、武器を作り戦争を始めてしまう愚も犯します。
そして2020年の現在。これも人類文明の産物なのか、「神の怒り」なのか、世界は新型ウイルスの猛威に苦しんでいます。天上でゼウスやプロメテウスはどんな思いでこれを見ているのでしょうか…。

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