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井上カシメロ戦7月25日説はデマ?厳しい現実と試合日予想!

世界のコロナ禍はまだまだ終息には遠い状況ですが、感染が比較的少ない一部の国では経済活動復活の動きも出てきました。

全面中止だったスポーツ界でもわずかに動きが。ファンにとって気になるスポーツといえばボクシングもその一つです。4月に行われるはずだった「日本史上最強のモンスター」、PFPランカー・井上尚弥選手のタイトル統一戦はいつになるのか。

対戦相手カシメロ陣営からは「7月25日」説も飛び出しているようですが、本当なのでしょうか。ファン待望の「井上vsカシメロ戦」の見通しなどを探りました。

井上カシメロ戦7月25日説はデマか?

昨年秋、ドネア選手とのボクシング史に残る〝死闘〟を制しバンタム級のWBSS初代王者兼2団体統一王者となった井上尚弥選手。本来は4月にWBO王者カシメロ選手(フィリピン)と3団体統一戦を米ラスベガスで行う予定でした。

しかし春先からのコロナ禍席巻で米国内のボクシング興行は全て中止。5月に入っても再開のメドは立っていません。ただ米国内では「感染者増加が峠を越えた」として、国内最大の経済規模のカリフォルニア州など経済活動が徐々に再開される地域も出てきました。

そうした中、フィリピン地元紙はカシメロ陣営のプロモーター・ギボンズ氏が、井上戦について「現時点では7月の最終土曜日を我々はターゲットにしている。それは7月25日だ」と述べたと伝えました。同紙によると、カシメロ選手は今年初めから既に米国入りし現在も米で練習中。7月の井上戦は「無観客で両陣営に消毒液を散布して行う」としています。

しかしこの報道と前後して、井上vsカシメロ戦を主催するトップランク社のボブ・アラムCEOがメディアの取材に応じ「7月25日」説は未定だと指摘。今後の見通しを次のように語りました。(出典:Yahoo!ニュース・スポーツライター杉浦大介氏インタビュー)

・トップランク社は6月に無観客興行を再開する方向で準備中。井上も今夏に興行できれば素晴らしいが、問題は井上が渡米できるかどうかだ。

・(ギボンズ氏の7月25日説は)その日程がどこから出て来たのか分からない。まずは井上をはじめとする外国選手が渡米できるのか知ることが先決。

・日本では9月までボクシングの大規模興行は難しいと聞いており、井上戦の日本開催はないだろう。

・仮に井上が渡米できない場合、カシメロはグリーアJrかマロニーらとのタイトル戦を行うことになろう。

日米政府はコロナ禍の水際対策として、多くの国からの入国や国民の外国への渡航制限を続けています。日本は米国への渡航中止を勧告中。また米国側も日本などでのビザ発給を停止しており、スポーツ興行やイベント開催目的の「日本→米国」入国は、現状では困難な情勢です。このためアラムCEOも「米国人以外の選手がまず渡米できないと、試合自体難しい」と最大のハードルに挙げているわけです。

れん
カリフォルニアの経済活動再開にも「尚早だ」と批判の声があるし、ましてあの「自国ファースト」トランプ大統領だけに、入国制限をすぐ緩めるとは考えにくいからなぁ……

「自粛疲れの中皆さんに少しでも元気を」と尚弥さん、ファン向けにパヤノ戦のグローブなどのプレゼント企画開始!ご自分も辛い最中だろうに優しいのねww
ひまり

井上カシメロ戦の現実的な試合日予想

というわけで、カシメロ陣営が「期待」する7月25日の「井上尚弥vsカシメロ」戦は、まだまだ現実的とはいえない様子。では実際にはいつ頃なら試合が開催できそうな見通しなのでしょうか。

アラム氏が言う通り、ともかくまずは日米政府が互いの国民のビジネス渡航を緩和することが優先。緩和時期が夏以降になれば、カシメロ選手はWBOタイトル防衛戦を先に行うとみられ「井上vsカシメロ」戦は秋以降に先送りされることが濃厚です。

ただアラム氏をインタビューした杉浦氏が電話取材したところ、ギボンズ氏は依然強気にこう語ったといいます(出典:NumberWeb)。

「ボブとは話をしたが、彼が言いたかったのは『井上が渡米できるようになるまでは試合は組めない』ということ。米政府の渡航制限が遠からぬうちに緩和されるという条件付きだが、7、8月に挙行という線は消えてない。井上はすでに米国への入国ビザを取得しており、ラスベガスの経済活動が5月中旬くらいまでに再開されれば、トンネルの向こうに光が見えてくるはずだ」

米国では先にUFCが興行を再開する見通しで、トップランク社はその動向も見ながら無観客興行の準備を進めているといわれます。また、元々「井上vsカシメロ」戦の米での入場料は安価に設定されており、メインの収入源はチケットではなく巨額な全米、海外の放映権料。米でも観客入りイベントは当面難しく、両陣営が条件に合意すれば、夏頃の米TVスタジオなどでの試合開催の可能性もゼロではないとされます。

いずれにせよ、少なくとも5月中は引き続き各国の情勢を見守るしかない、というのがプロモーターたちの今の立場だといえそうです。

あくまで希望的観測だろうけど、ギボンズ氏は「数週間以内に状況が改善し、井上戦が実現すると信じている」と強調。ファンとしてもそうなることを祈りたいよね!
れん

井上カシメロ戦はいつ?ネットの反応

ギボンズの発言だとちょっと疑ってしまう。イマイチ信憑性がなぁ笑 でも少しだけ期待するか
こりゃもう井上尚弥vsカシメロ戦はソウルなりマカオなりでやってもらうしかないかなぁ
調整とかも難しいと思うけど頑張って!井上尚弥も人間。いつかは衰える。全盛期真っ只中、記録を作れる今を阻むコロナが本当に憎い
ラスベガスじゃ井上尚弥vsカシメロ年内には難しそうだなぁ
井上尚弥選手のプレゼント企画にベルトくださいって、ウバーリかカシメロかリゴンドウがリプ送ったらめちゃくちゃ盛り上がるなー

出典:Twitter

まとめ

今回の記事をまとめると以下の通りです。

要約すると...

  • 延期中の「井上vsカシメロ」戦、7月25日開催説浮上もTR社は慎重
  • アラム氏「井上ら外国選手が渡米できるかが最大のネック」と強調
  • 政府次第だが、渡米規制緩和なら夏にも無観客で試合の可能性も

ボクシングや野球など多くのプロスポーツが同じ事情でしょうが、海外選手が多い競技では何より「体の移動」の問題が最大のネック。長期の休止中にコンディションを整えるにはやはり母国で練習するのが一番ですが、一旦帰国すると国によっては再出国が困難に。このためカシメロ選手やMLBエンゼルスの大谷、NPBホークスのモイネロ選手らリーグの当該国内にとどまったままという有力外国人選手は多いようです。

カシメロ陣営はあまり試合間隔を空けないよう、場合によっては米国人のWBO1位グリーア選手と先に防衛戦を行うことも検討している模様。一方井上選手の場合、日本でも海外でも当面試合自体が難しく、動きがとれない苦しい環境にあるといえそうです。

ひまり
WBSSでも井上さんは随分試合間隔が空いていたし、今年もコロナ禍で1年近くも試合できず…実力絶頂期だけに本当に不運だし悔しいだろうな…

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