東京オリンピックの年のパニック

イタリアでコロナはなぜ多い?かなりヤバイ日本との決定的な違いとは

コロナ感染が集中しているロンバルディア州など北部にだけ出されていた移動禁止を、2日後の3月10日にイタリア全土に広げました。
3日連続で千人を超える感染者の増加が止まらない状況を見て政府が決断しました。

イタリアは現在中国に次いで感染者が多く、死者数も400人を超しています
なぜイタリアにこれほど感染者が多いのでしょう?
その理由を日本との違いにも注目しながら、順次見てゆきましょう。

あの陽気なイタリア人はどうしているかなあ?
れん

イタリアでコロナはなぜ多いのか?

いくつかの理由が指摘されています。

<1> イタリアの経済を支えているイタリア北部の産業が中国と深くかかわっている。

北部のベネチアには中国移民が多く、ファッションの店を経営する中国人や、中国人を雇って、現地製造販売している店も多い。
ミラノやトスカーナ州プラートも中国系移民や中国製のアパレル関連やアクセサリーの問屋がひしめいています。

12月から春節(~2020/1/25)の武漢でコロナが発生している時期に、多くの中国人労働者がイタリアと中国を移動したと考えられます。

<2>イタリアへの中国人観光客

イタリア北部はベネチアを初めとする観光資源も多く、春節には中国人観光客も多かったと考えられる(1/25に中国政府は海外への団体旅行を禁止した)。

<3> 中国の「一帯一路」にG7加盟国として初めて正式な支持を表明(2019年3月)するなど、イタリアは中国との貿易拡大による赤字の削減、中国のイタリア企業への投資など結びつきを強めている。

中国にとっても、「一帯一路」のかなめとなる港湾などイタリアのインフラ資産に魅力を感じています。

当然多くの産業で、経営者や労働者の両国の交流が盛んになったと考えられます。

<4> イタリアでは、基本的に無償で新型コロナウイルスの検査をしているため、検査を積極的に受ける人が多く、感染者を発見しやすいため、感染者数が他国より多く出ているにすぎないとの見方。

イタリア政府は当初こう述べていましたが、ここまで感染者が増加すると、それだけでは説明しきれません。
特に死者数の数、割合が多い特徴があります。

イタリアの財政難で、EU主導で、緊縮策と公共サービスの民営化が行われたため、イタリアの公的医療制度の質が低下したのが原因との見方もあります。

<5> イタリアのハグ文化

イタリアにはあいさつの際にハグや頬にキスする習慣があり、これが感染の連鎖を増やしたとの見方。
コンテ首相はあいさつの「ハグ」や「頬にキス」を禁止を提案しましたが、北部は南部ほどではないなど、この習慣が感染増大に本当に寄与しているかははっきりししません。

<6> マスクをつける習慣がない

マスクは医療従事者がするもので、保健局もマスクによる予防は限定的で、マスクは医療従事者と介護をする人に限定するようによびかけているほどです。
咳をする人もマスクをしないとなると、感染のリスクは高まるのではないでしょうか?

但し、最近の日本のように、一般のひとが買い占め、医療従事者に十分なマスクが行き渡らないというのは問題ですが。

ひまり
看護士さんが、マスク在庫が1か月しかない、どうしようと言ってた!

イタリアと日本の比較

イタリアでのコロナウイルス感染者と死亡者の増加を以下の表で見てみましょう。
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3月9日現在で、日本では感染者480(1190)死者7(14)でした(カッコ内はクルーズ船、チャータ機を含む)に対し、感染者が9172と20倍近く、死者463に至っては66倍と大きな差を示しています。

特に3月7日以降の感染者、死者数の増加は、北部移動制限2日後には全土の移動制限に舵を切らざるを得なくなりました。

イタリアでの増加理由のなかでこの差に寄与すると考えられるのは、1.3の産業での中国との親密の差や、5,6のハグやマスクなどの習慣の違いが挙げられます。

春節での中国人観光客は日本の方が多かったかもしれませんし、検査数については日本が少ないのは確かです。

もう市中感染が広がってしまっているのかも
れん

イタリアのコロナ拡大への海外の反応


このウイルスは1月からヨーロッパに存在し、イタリアでは毎日約800のテストが行われていますが、他の国では合計800のテストさえ行われていません。イタリアは中国のパートナーなので、中国からの材料を得て、検査できているんだ。
イタリアが、感染した人の数について100%正直である唯一の政府であるのだろうか。
ウイルス以上に、私はヒステリーとパラノイア(妄想性障害)を恐れています。そして、それは毎日増大しています。ウイルスよりこれらの方が本当に怖いのです。
私たちはまだみんなが死んでいるわけではありません。すでに世界は回復し始めており、掘削が停止され、中国の灰色で有毒な空は真っ青に変わりました。
テレビの電源を切り、素敵なお茶を入れて、自然の中を散歩してください。してはいけないこと:パニックまたはスーパーマーケットでパニックとなって買いこむこと。

出典:Youtube

まとめ

要約すると...

  • イタリアで、コロナが多いのは、中国との産業、商業、観光面での結びつきの強さによると思われる
  • ハグやマスクなど日本と比較すると習慣の違いがあり、これらが感染拡大に寄与した可能性もある
  • こんなときだからこそ、パニックにならず落ち着きましょうとの冷静な声がある

中国に次いで感染者数2位となったイタリアでは特に死者の割合(約5%)が大きいのが気になります。

死亡者の平均年齢は81歳と高齢者が多く、平均寿命が男女とも日本と似通っていますので、日本も現在の感染者が少ないからと言って、今後どのように展開して行くか心配なところです。

先進国のイタリアでの「あらゆるイベントの開催を禁止、全ての経済活動の中断・リモートワークができる場合を除き、全ての労働活動を中断、オンラインを除き、教育サービスの中断、電車、バスなどすべての公共交通機関を一時休止」などの強硬な処置が感染拡大にどの程度効果があるのか、経済にどれだけのインパクトをもたらすのか見守ってゆく必要があります。

日本も決して安心できない!
れん

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