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川相昌弘コーチは阪神になぜいったのか?その4つの理由

〝球春〟到来。NPB12球団の春季キャンプが本番です。さて沖縄県で行われている阪神タイガースのキャンプで、意外な人物がコーチに就任して注目を集めています。巨人の「犠打の神様・守備職人」川相昌弘氏です。

「巨人のレジェンド川相昌弘」がなぜ永遠の宿敵・阪神のキャンプコーチに?川相氏が「敵に塩を送る」のはなぜなのか、その4つの理由を探りました。(出典:Wikipedia、スポーツメディアなど)

マスク姿だから誰だか分かりづらいけど、あの川相さんが「阪神キャップ」!これはかなりレア…w
ひまり

川相昌弘コーチが阪神の臨時コーチに

56歳の川相昌弘氏は、24年間の現役時代、巨人・中日で主に遊撃手として活躍。犠打通算533本の世界記録保持者で、守備でもゴールデングラブ賞を6回受賞したまさに「人間国宝級職人」でした。引退後も巨人と中日で1軍監督代行、ヘッドコーチ、二軍監督などを歴任し指導経験も豊富です。

れん
600回近い犠打の成功率は何と9割以上!そのうちサイン以外の自分の意思でのバントは10回もないとか。ほぼほぼマシーンやな

明るく優しい目下への心配り、下積みの苦労を知る人間力でも有名で、現役終盤だった中日時代は球界随一の二遊間「アライバコンビ」(荒木、井端)の指導役や、若手育成の「メンタルアドバイザー」も務めました。

という川相昌弘氏ですので、巨人や中日キャンプに登場するなら理解できますが、今年は何とよりにもよって巨人・中日の最大のライバル阪神のキャンプ臨時コーチに就任。去年のシーズンは巨人がやや独走気味だったとはいえ、最後までAクラスを争った名門3球団。今年も優勝争いの中心になるとみられるだけに、とりわけ巨人・中日ファンからは「なんで敵を手助けするの?」と驚きの声が出ています。

キャンプ期間限定とはいえ、川相氏はなぜ阪神のコーチ就任を引き受けたのでしょうか。

なぜ川相昌弘は阪神臨時コーチになったのか?

特に巨人時代の印象が強い「バントの神様&守備名人」川相昌弘氏。現在も「読売新聞スポーツアドバイザー」や日テレ、報知解説者など読売グループ所属の立場だけに、宿敵阪神だけは〝絶対タブー〟な感じですが、一体なぜ臨時コーチを引き受けたのでしょうか。4つのポイントにまとめてみました。

3年連続NPBワースト

昨季は2位だったもののライバルの首位巨人からは大きく引き離された阪神。巨人がリーグ優勝を重ねる中で、阪神は05年以来優勝から遠ざかっています

球界最古級の伝統球団なのに、実は阪神ってリーグ優勝は9回。日本一に至っては85年の1度っきりしかないのね!結構意外…
ひまり

投打に課題はありますが、中でももったいないのが守備。昨季の失策数85は12球団ワーストでしかも3年連続。過去5年でリーグワーストが4度という体たらくです。競った場面での失策は試合の流れを変えてしまうため、阪神が大事な試合で勝ちきれない要因の一つにもなっているといわれます。

阪神の本気度

川相氏に話を持ちかけたのは、岡山南高時代の1年後輩で元阪神内野手、現在は球団フロントの横谷総一氏。完全なライバル球団傘下の人物にコーチを依頼するのは球界でも超異例で、続いて矢野監督からも「守備をお願いします」と電話で要請があったそうです。

川相氏は驚き悩んだものの、タブー度外視で球界一の守備・バント名人に何としても強化を頼みたい、という切羽詰まった阪神の本気度に心を打たれたといいます。

球界全体のために…

依頼を受けた川相昌弘氏ですが立場上即答はできず。巨人の山口オーナーにお伺いを立てたところ許可してくれ、コーチを受諾する運びになりました。ライバル球団を強くすることが、ひいては球界全体のレベルアップ・発展につながる。その役目は球界の盟主巨人軍OBとしての使命だと、川相氏は感じたそうです。

「オーナーに感謝し、認めてくれたからこそ責任がある。僕がこれまで経験したこと感じたことを全部伝えたい。何も隠さない」と川相氏。キャンプでは技術全てを伝授する考えだといいます。

れん
巨人はDH制を強く提言するなどセ改革に前向き。セ全体が強くならないと日本球界の進化につながらない、って思いもあるのかもな

「川相の極意」を全注入

キャンプでは初日から精力的に阪神ナインに「極意・奥義」を伝授している川相昌弘コーチ。その気になる中身を一部まとめました。

【守備】

・阪神の失策が多いのは守備の基本の徹底不足
・プロだから元来うまい。考え方や基本を守ることでミスの確率を減らせる
・野球で同じ打球はない。自分は動かず変化するボールを捕るイメージ。
・シーズン中も継続させるため守備コーチとも考え共有。
・内野連携、タッチプレーも意識や視点を変えるだけでアウトを取りやすくなる。
甲子園を味方に。土の上で確率良くアウトを重ね相手を自滅させる野球を。

【バント】

・まずは転がすことだけ考える。空振り、フライはダメ。
・自分のやりやすい方向を決めれば、多少打球が強くても成功する。
・無理に打球の勢いを抑えようとしなくてよい。

なるほどー。他にも「2塁手は常にベース上でプレーすれば足払いされない」とか、少年野球でも目からウロコかもw
ひまり

川相昌弘が阪神に!ネットの反応は?

いやー深い!流石は川相さん!勉強になります
阪神は守備が難しい甲子園で一番多く試合をこなしているのに、本拠地のアドバンテージが全く感じられないからな
バント世界一おいたんのジイに教えて貰えるなんてありがてえ
セ・リーグがパ・リーグに追いつくには、DHよりもこういうことの方が大事かも
川相さん本当に丁寧に基礎を教えてくれている。ありがとうございます

出典:twitter

まとめ

今回の記事をまとめると以下の通りです。

要約すると...

  • 阪神のキャンプ臨時コーチに巨人の「犠打の神様」川相昌弘氏が就任
  • 永遠の宿敵になぜ塩を?理由は阪神の本気度と球界全体の発展のため
  • 川相氏の高い指導力・人間力も要因。「全て教えます」と奥義全伝授

春季キャンプでは各球団とも、〝レジェンド〟たちを臨時コーチに招請して技術伝授と意識改革に余念がありません。例えばヤクルト古田、阪神藤川球児、中日立浪各氏などです。

通常このようにOB名選手が多いのですが、中には川相氏と同じく、パでもSBホークスの「最後の三冠王」松中氏が、天敵であるロッテの臨時コーチに。同期入団の井口監督の要請だそうですが、もっともロッテの場合、監督・ヘッド以下首脳陣がホークスOBだらけですのでさほど驚きでもないのでしょうか…。

れん
ダルビッシュも曰く「若い頃SBのスタッフにトレーニング法など色々教えられ役立った。技術は球界全体で共有すべき。だから自分も率先してる」。川相氏と同じ。蓋し名言だね!

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