豚由来の新型インフルエンザが中国で見つかり、コロナに引き続き、パンデミックが生じることが懸念されています。
どれほど、危険なのでしょうか?真剣に心配する必要があるのでしょうか?
新型インフルエンザ 2020年についての現地メディアの情報と、ネットから中国の反応をまとめました。

目次
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新型インフルエンザ2020年はどこまで恐れるべきか?
中国でみつかった新型インフルエンザ2020年とはどのような特徴を持ち、どこまでパンデミックを恐れるべきなのでしょう?
はい?
また中国でウイルス?
パンデミックの可能性も?
新型インフルエンザだと
人にも移るんだって
ほんとやめてくれ pic.twitter.com/yzjAiEF2mu— ☀️SUN☀️ (@SUN15550420) June 30, 2020
豚由来新型インフルエンザ発見の経緯
2009年 メキシコで発生した豚由来新型インフルエンザA(A/H1N1pdm09)がパンデミックを引き起こしました。
2011年~2018年 中国の研究チームが、中国10省の食肉処理場と動物病院から豚の3万本の鼻腔スワブを収集し、179種の豚インフルエンザウイルスを検出しました。
この中でG4(G4 EA H1N1)と呼ばれるウイルスは年々増え続け、特に2016年以降は急増しています。
2016年~2018年 河北省と山東省で血液抗体検査を実施し、養豚場で働く従業員のうち10.4%、一般市民のうち4.4%がG4感染の陽性反応を示しています。
豚由来新型インフルエンザG4の特徴は?
・2009年にパンデミックを起こした豚由来新型インフルエンザA(A/H1N1pdm09)と同じ系統で、パンデミックになり得るウイルスの特徴を全て備えています。
・非常に伝染性があり、フェレットを使った動物実験で、他のウイルスよりも深刻な症状を引き起こします。
・ヒトからヒトへと簡単にうつるように変異することができます。
・人間に感染して気道の細胞内で急速に増殖する能力を持ちます。
・豚由来新型インフルエンザAなどの従来の予防ワクチンは効果がありません。
・このウイルスに対して免疫をもつ人はほぼ存在しません。
・このウイルスは豚にうつり、ヒトに感染させます。
・現時点で、ヒトからヒトへの感染を示す証拠はありません。
したがって、直ちに新たなパンデミックを引き起こすものではありませんが、注意深く監視していく必要があります。
2009年豚由来新型インフルエンザの場合
流行初期にメキシコにおける感染死亡率が非常に高いと報じられたが、実際はSARS のような高い致死率ではなく、季節性インフルエンザと同等であることが分かりました。
60歳以上は免疫があり感染しにくく、感染者の大半は10 - 24歳でした、
日本でも初期は、感染症予防法第6条第7項の「新型インフルエンザ等感染症」に該当するとして、感染者は強制入院の対象となりましたが、後に季節性インフルエンザと同様の扱いとなりました。
この新型インフルエンに対するワクチンが開発されて、現在は他のインフルエンザワクチンと混合して予防接種が行われています。
以上のように、偶然に幸運に恵まれて、パンデミックとなったものの、季節性インフルエンザレベルに落ち着きました。
今回の豚由来新型インフルエンザG4は、新型インフルエンザAより重症化程度は重そうで、免疫をもった人がいないなどより深刻に受け止める必要があります。
ヒトからヒトへの感染が確認されるか今後どうかが今後一番の問題ですが、3密を避ける、手洗い、マスクなどの個人の対策はコロナと同様に有効と考えられますので、慎重に推移を見ながら、コロナとともに、備える必要があると考えられます。

新型インフルエンザ2020年中国の反応





出典:ヤフコメ

まとめ
要約すると...
- 豚由来の新型インフルエンザ2020年は、2009年の新型インフルエンザと同系統だが、重症化しやすいと考えられ、免疫を持っている人がほとんどなく、現在のワクチンは有効でないことが分かっている
- 現時点で、ヒトからヒトへの感染は確認されていないものの、2009年の新型インフルエンザと同様変異する可能性が高く、慎重に推移を見ながら、予防を考える必要がある
- 中国では、コロナと豚由来新型インフルエンザがこの冬同時に流行することを非常に恐れている声が多数
SARSやコロナの感染源は、野生動物と推定されていますが、人がより接触する機会の多い豚のような家畜動物が、パンデミックを引き起こす重大なウイルスの発生源となり得ることをあらためて、認識する必要があります。
コロナが収束すればひとまず安心するのではなく、新たなウイルスの発生リスクに常に世界が直面している時代に入っていることを頭に置いておく必要があるようです。
