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日産はなぜ赤字か?トヨタとの違いで決定的な4つのこと

日産自動車の2021年3月期の連結決算は2年連続の赤字で、今期も赤字が予想されるということです。

一方で、トヨタ自動車は純利益が前期比10.3%増の2兆円の大台を突破しました。

日産はなぜ赤字が続いているのでしょう?トヨタとの決定的な違いはどこにあるのでしょう?

カルロス・ゴーン追放は、日産に何をもたらしたのか?順次見てゆきましょう。

ひまり
ゴーンが去れば、後はうまくゆくと思ってたわ!

\夏がもうすぐ来る!来てからじゃ遅い!/

日産はなぜ赤字か?

日産は2021年3月期赤字

日産自動車の2021年3月期(20年4月~21年3月)通期の連結決算は、利益が△4486億円と2期連続の赤字となり、今期も赤字が予想されています。
2016年3月期には、12兆1895億円の売上げを誇り、8622億の経常利益を出していました。

この3期の売上高、営業利益、経常利益、当期利益について表にまとめました。

日産自動車(株)前期2期前3期前
決算期2021年3月期2020年3月期2019年3月期
決算月数12か月12か月12か月
売上高7兆8625億円9兆8788億円11兆5742億円
営業利益△1506億円△404億円3182億円
経常利益△2212億円△404億円5464億円
当期利益△4486億円△6712億円3191億円

特に今期は、コロナ禍の影響で大きく売り上げの落ち込み、大幅な赤字に陥っています。
今のところ、来期回復するめども立っていません。

カルロス・ゴーンの「日産リバイバルプラン」のもと厳しいリストラにより、1999年の経営危機からの再建を果たしたが、2018年11月19日、カルロス・ゴーンは金融商品取引法違反容疑で逮捕され、追放されました。

トヨタは2021年3月期黒字

トヨタ自動車の2021年3月期(20年4月~21年3月)通期の連結決算は、純利益が2兆2452億円(前期比10.3%増)と、2兆円の大台を突破しました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、上期は販売台数が大きく落ち込んでいましたが、下期で巻き返しました。

トヨタ自動車(株)前期2期前3期前
決算期(4月~3月の1年間)2021年3月期2020年3月期2019年3月期
決算月数12か月12か月12か月
売上高27兆1214億円29兆9299億円30兆2256億円
営業利益2兆1977億円2兆4428億円2兆4675億円
経常利益2兆9323億円2兆5546億円2兆2854億円
当期利益2兆2452億円2兆761億円1兆8828億円

トヨタの黒字の主な理由は以下です。
・販売車の損益分岐台数を固定費を含む総原価改善によって、落してきたために、売り上げが減っても利益を上げれる体質になっている。
これは、リーマンショックから取り組んできたそうで、コロナ禍で世界的に自動車販売が落ち込んでも、2021年3月期は、2019年3月期と比べ、売り上げが、10%以上落ちているにもかかわらず、利益は19%増えています。
・サプライチェーンについては在庫の保有、代替品の評価の効率化などの努力を重ねてきた
東日本大震災以降、サプライヤーと減災に向けた取り組み、現在の世界的な半導体不足への対応にも生かされています。

なぜ日産は失敗したか

以下の原因が考えられます。
・新興市場を中心とした事業規模の拡大による、販売台数を最優先とする成長戦略の失敗
・販売拡大戦略の推進により、経営資源を適正に配分せず、本来なすべき商品・技術への投資が後回しとなり、ブランド力を失わせた。
具体的には、大きな収益源である米国市場で無理な値引き販売に陥り、利益を減らして、ブランドを毀損した。
・カルロス・ゴーン追放後の経営陣、経営戦略が迷走しているところに、コロナ禍で打撃を受けた
経営の混乱が収束しておらず、再建の前途には暗雲が垂れ込めています。
今期の方針では、過度な販売台数の拡大は狙わずに収益を確保しながら着実な成長を果たすこと、自社の強みに集中し、事業の質と財務基盤を強化すること、そして新しい時代の中で、『日産らしさ』を取り戻すことで回復することが出来ると述べています。

カルロス・ゴーンの奇跡の再建は、事業規模の拡大による、販売台数最優先での一時的な成功であり、本来持っていた技術の日産とういブランドイメージが失われたところに、コロナ禍での、世界的販売不振が追い打ちをかけたと思われます。

ホンダ、スズキも減益だが赤字にはなってない
れん

日産とトヨタの決定的な4つの違い

・トヨタは2008年リーマンショックからの教訓として販売台数を追うことを第一としなくなったのに対し、日産は最近まで、販売台数を最優先とする成長戦略をとっていました。
大規模リコール問題は、各社で起こっているが、トヨタは、それから学び、うまく対応しているのに対し、日産の対応は十分とは言えません。
トヨタでは、2009年から2010年北米や日本などで行われた大規模なリコールで、運転中に発生した急加速事故が、大パッシングを受けたが、最終的にアメリカにおけるリコール問題処理の模範になるものと言われるような解決にもっていった。

2017年日産自動車の国内6工場で発覚したずさんな国内全6工場で不適切検査の発覚で、大規模リコールが起こりました。
法令順守意識の低さを示し、ブランドイメージに打撃となりました。国交省は「制度の根幹を揺るがす行為だ」と激しく叱責しました。
販売台数を最優先とすることから、速やかに出荷することが優先されたのが原因だとの指摘もありました。

・技術の利点を販売に生かしているか
日産は量産型100%電気自動車「日産リーフ」を2010年に世界に先駆けて発売しています。最近の脱ガソリン車の流れを見ると、先見性があり、技術の日産を躍如させるものです。
ただ、最近では、4割以上も販売が落ちているようです。

現在電気自動車テスラが大ブームとなり世界で売れているのをみると、販売戦略が間違っていたのか、10万km走るとバッテリー容量が30%落ちるとも言われる弱点を放置していたのが問題なのか?要するに折角の優秀な技術が、売り上げに寄与していないように見えます。

・お客のニーズを取り込んでいるか
先の日産リーフのバッテリー容量の問題などは、典型だと思われます。
フェアレディzなど人気車があるのに、新型車がなかなか出ないなど、顧客の希望に沿った戦略がない

 

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ひまり
かっこよかったわ

日産赤字へのネットの反応まとめ

トヨタは売れても売れなくても、利益が出る体制が確立されている。
大阪商人の魂が根付いている。
日産のように売れなかったら赤字ではない。
好調な時にもコスト削減を継続しているからこそ、有事にも利益が上げられる。
あの当時は日産はいつ潰れるかだったけどブランドイメージを変えて変化して行こうとすることが出来なかったのが今の日産。
ここから利益出すならやはりトヨタのように他の産業に手を出すべきだった。
まずは膿を出し切るところですかね。ゴーンさんですら出せなかった日産の膿、変なプライド。能力があるように見せたがる見栄っ張り。問題の本質を掴むこと、顧客に対して正直な商売を考えること、そして自分たちの本当のアイデンティティを確立すること。
売れる車を作る事が
出来なくなったレームダック企業に
夢見せてくれって無理に決まってるだろ
好調な時にもコスト削減を継続しているからこそ、有事にも利益が上げられる。

出典:ヤフコメ

トヨタに次いでナンバー2だったのにね
れん

\夏がもうすぐ来る!来てからじゃ遅い!/

まとめ

要約すると...

  • 日産はこれまでの販売台数を最優先とする成長戦略と経営資源を新規商品・技術へ十分配分しなかったことが赤字の原因
  • 日産とトヨタには、前記のほかリコール問題への対応やお客のニーズ志向など決定的な4つの違いがある
  • 日産はブランドイメージを変えて変化して行こうとすることが出来なかった、売れる車を作る事が出来なくなったなど厳しい意見が多数

筆者はこれまで、トヨタ、日産、三菱、ホンダの車を購入使用したことがあります。そしてある出来事から、結局トヨタに固定しました。

トヨタ車で、高速道路を走っているときに、前のバンパーが外れかけて、恐ろしい思いをしたことがあります。
高速道路のパーキングエーリアで相談し、すぐ一般道に降りて、近くのトヨタ販売店に行った方が良いと忠告をうけ、なんとかひもで、縛り訪ねていったところ、トヨタの購入した系列店ではなかったが、すぐ対応してくれて、無償で応急処置をしてくれました。
原因は、どうもコンビニの車止めで、車底をこすりボルトが、傷つき徐々に外れたのだと推測されました。

大変なときにトヨタ系列全体で、助けてくれることが、分かりそれから信頼が増しました。

なにかあったとき、困ったときの対応でユーザーの信頼が大きく変わるものです。

ひまり
困ったときの友こそ真の友

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