今年もまもなく10月。早いものであと3か月ほどでお正月恒例・箱根駅伝の季節がやってきます。しかしコロナ禍で今年のスポーツ界は中止、延期など大混乱。箱根駅伝は予定通り行われるのでしょうか。
これについて主催の関東学生陸上競技連盟がこのほど「箱根駅伝2021は無観客で開催する」と発表。ただこれには「絶対無理!」「意味ない」の声が噴出しています。来年の箱根駅伝、一体どうなるのでしょうか…。(出典:Wikipedia、各スポーツメディアなど)

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箱根駅伝2021無観客で応援自粛要請
東京五輪延期。春夏の高校野球甲子園大会は中止。コロナのため大きなスポーツ大会が続々影響を受ける中、ファンが心配するもう一つの「ビッグイベント」が箱根駅伝です。学生3大駅伝の一つ・出雲駅伝が中止になり「箱根はどうなる?」と関係者が固唾を飲んで待つ中、このほど関東学生陸上連盟は以下の決定を発表しました。
・今年度再開される本連盟主催競技会はコロナ感染拡大抑制のためすべて無観客で実施。
・競技会の模様はWebを通してのライブ配信や日本テレビの生中継・録画放送で伝える。
・出場選手の他は必要最小限の人数に抑える。
・出場校の応援団、大学名を示すのぼりや小旗、新聞、プログラム配布などは禁止。OB、大学関係者、選手の家族なども応援自粛。
・開会式、閉会式、表彰式などの式典は極力縮小するか行わない。
関東学連は「公道を使用して実施する駅伝競走は決められた出入口での入退場のコントロールができません。このため沿道の地元住民の方々のご理解とご協力がなくては成立しません」と「箱根駅伝無観客開催」への協力を呼びかけています。
しかし箱根駅伝は東京~神奈川の国道を往復する計約200km超のロングロードレース。沿道の応援にはもちろん入場料などは不要で、正月三が日のお休み中でもあり国道沿いにはびっしりと応援のファンが並ぶのが風物詩です。「無観客」を実際にどうやって実現するのか、ネットでは「意味ない決定」との声が絶えません。

これまで、駅伝競走は沿道で応援していただく皆様に育てられてきました。これからも、末永く愛される駅伝競走でありたいと思っておりますので、是非ともご理解ご協力をお願いします。
箱根駅伝を含め関東学生陸上競技連盟主催の大会は無観客開催 : スポーツ報知 https://t.co/lfjoqA0Ah4
— EKIDEN News (@EKIDEN_News) September 20, 2020
https://twitter.com/soesan0804/status/1308058933060202499
応援自粛は意味ないと批判の声
今回の関東学連による「箱根駅伝無観客実施」の決定。背景には「社会経済活動と感染防止の両立」を進める政府方針や、箱根が学生ランナー最高峰の大会であること、高視聴率の大人気競技でもあり放映権やスポンサーなどの問題も他競技と比較にならないこと、などの事情がありそうです。
ただ屋内スポーツではないため、どう考えても現実的に「観客ゼロ」は不可能。200kmの沿道にはそこで生活・居住している人もいます。「ただの学生スポーツ」なのに、法的にも警察などが「外出禁止」と規制することはできず、人々の移動を止めることもできません。結局はファンや住民に「協力を呼びかける」「モラルに頼る」しかないのが実情といえそうです。

箱根の本選を中止できないのは予選会実施も理由と考えられます。10月17日に予定される予選会は、例年の市街地コースから自衛隊立川駐屯地の周回コースに変更。一般人が入れない駐屯地内で行うことで完全な無観客を実現しました。距離や選考法も例年と同じため、選ばれた大学と選手にとっては本選開催は〝悲願〟でもあるわけです。
こうした箱根駅伝2021の「無観客実施」方針に、ネットでは一部に「とりあえず実施されてランナーには良かった」と安堵の声もあるものの、大半は「意味ない」「心配なら中止の一択だろ」「駅伝やって授業はやらないの?」などと批判が渦巻いているようです。
例年とは違う今年の夏、思い通りにいかなくとも、与えられた環境で今やれることをひたすら積み重ねるのみ。努力と工夫でいくらでも強くなれる。まずは6年振りとなる『箱根駅伝予選会』に照準を合わせて。 pic.twitter.com/qs9N7tTAUM
— 中央学院大学駅伝部 (@cgu_ekiden) September 14, 2020
箱根駅伝応援自粛へのネットの反応






出典:ヤフコメ欄
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まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- お正月恒例箱根駅伝まであと3か月強。今回は「無観客で実施」と主催者
- 参加は選手・スタッフら最低限。大学の応援やのぼり、小旗なども禁止へ
- とはいえ総延長200kmの公道。ネットは「さすがに無理」「意味なし」の批判
「大学3大駅伝」の一つ・出雲駅伝は、大会を支えるボランティアの多くが重症化リスクの高い65歳以上のため、運営の安全性を考慮して中止に。一方もう一つの11月1日に行われる全日本大学駅伝は、開催へ向けて準備が進められています。開会式、閉会式は行わず、走り終えた選手もゴールの伊勢神宮には向かわない新様式での実施となる方向です。
他のスポーツ同様、陸上競技もこうして開催を何とか実現しようという努力があちこちで続けられています。幸いにもこれまで実施された各地のマラソン、駅伝などでクラスター発生はない模様。箱根駅伝もこのまま感染者が出ることなく無事開催にこぎ着けられるよう、選手・ファンや関係者は祈るばかりでしょう。

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