東京オリンピックの年のスポーツ

幻の甲子園・もし中止でなかったらヒーローになっていたかもしれない3選手

新型コロナ感染拡大のため試合中止など多大な影響を被っているスポーツ界。とりわけ、教育活動の一環である学生スポーツはほぼ全て中止になっており、高校野球も勿論例外ではありません。

春のセンバツに続き、8月に予定されていた「毎夏最大のスポーツイベント」全国高校野球選手権大会(夏の甲子園大会)も中止の方向に。

高校球児や高校野球ファンにとって、まさかまさかの春夏とも「幻の甲子園」になってしまった2020年。選手たちの悔しさは察するに余りあります。今回は、もし甲子園に出場していたらヒーローになっていたかもしれない「注目の3選手」を、あえてピックアップしてみました。

日本高野連は20日の運営委員会で中止を正式決定する見込み…悲しいっ!!
ひまり

幻の甲子園・中止濃厚

このほど、主要メディアやスポーツ紙が相次いで「夏の甲子園も中止へ」と報道。新型コロナ禍の緊急事態が依然8都府県で継続している上、インターハイや同じ8月に予定されていた全国大学野球選手権も中止となったことから、「外堀も内堀も埋まった」状態。

その上に、代表校を決める肝心の地方大会で続々と開催延期などの動きが出て、甲子園までにすべて開催できるか厳しい情勢になっていることもあり「中止やむなし」の判断に至ったとされます。

れん
大会関係者によれば、プロ野球でさえいまだ開幕日が決められないことも、中止に傾く大きな要因だったそうだが…

100年以上の歴史を誇る「日本で最も人気あるスポーツ大会」の一つともいわれる春夏の高校野球甲子園。しかし今年はコロナ禍のため、春の第92回センバツ甲子園が中止になったのに続き、第102回目の夏の甲子園も中止が確実になりました。

歴史を振り返ると、夏の甲子園は過去に中止が2度。最初は1918年の第4回大会で大会直前に米騒動が勃発したため。2度目は41年に日中戦争で戦局が悪化したことで、地方大会の途中で中止になりました。春夏とも第二次世界大戦中は数年間中断されていましたが、開催予定だった大会が急きょ中止になったのはこの2回だけ

コロナ禍による突然の中止は春は史上初。そして春夏とも、開催を予定しながら「幻の甲子園」になってしまう2020年は、100年超の長い大会史で初めての事態となってしまいました。

「春がダメなら夏がある!」と「一生一度の晴れ舞台」を目指して日夜頑張ってきた全国の球児たち。その無念は想像できないほど痛ましいものです。ファンにとっても痛恨事ではありますが、ではもし今年の春夏甲子園に出場していれば、ヒーローの大活躍を見せたかもしれない選手を、次にクローズアップしてみたいと思います。

甲子園2020もしあったらヒーローだったかもしれない3選手

今年初めまで、全国の高校球児や関係者が露ほども想定しなかったはずの甲子園2020全面中止。まさかの「幻の甲子園」となった今年の春夏高校野球に、仮に出場していれば大活躍していたと思われる「ヒーロー候補3選手」を以下にご紹介しましょう。

■西川僚祐

1年生の頃から「超高校級スラッガー」「清宮幸太郎以上の逸材」と話題沸騰なのが、東海大相模(神奈川)3年の西川僚祐選手です。ざっと経歴を振り返ると西川選手は千葉県出身。右投右打で身長186cm、体重92kg。中学時代に東京ドームで逆方向に本塁打を打ったことで話題になり、東海大相模でも1年生から活躍。

昨年秋までで公式戦通算51本の本塁打を放ち、通算打率も.415と高く、パワーとセンスを兼ね備えている点が最大の特徴とされます。過去2回出場の甲子園では無安打に終わる悔しさだっただけに、今年にかける思いはひとしおだったでしょう。秋のNPBドラフトでも上位指名候補の一人とみられます。

先輩大田泰示選手(現日ハム)が持つ母校記録65本が目標という西川君。コロナがなければとっくに破ってただろうに…
れん

■中森俊介

ピッチャーで注目度の筆頭に挙がるのは、明石商(兵庫)3年の中森俊介投手。地元兵庫県生まれで、名門・明石商に入ると1年春から登板を重ね、夏の甲子園では1年にして最速145㎞を記録。身長182㎝と体格も魅力で「世代No1投手」の呼び声もあります。

現在は最速151kmの直球に、スライダー、スプリット、カーブ、チェンジアップと球種も豊富。奪三振率が高いことも大きな持ち味の一つです。「体が硬い」といった課題を克服すればまだまだ伸び代があるともいわれ、メディアではドラフト1位候補に早くも挙げる声もあるようです。

■高橋宏斗

投打とも逸材がきら星のような2020年高校球児。たった3人しかご紹介しないのは何とももったいないのですが、「筆者独断」で今回はあえて3人目中京大中京3年の高橋宏斗投手を挙げたいと思います。

愛知県出身で地元の名門強豪校・中京大中京を引っ張るエース。何といっても昨秋の明治神宮大会で母校を優勝に導いた好投から、今年春夏甲子園では間違いなく大注目となるはずでした。明治神宮大会では明徳義塾を4安打完封。決勝の健大高崎戦も4回無安打の完璧投球

150km近い速球と鋭く落ちるツーシームが武器。「器の大きさ」でドラフト1位も十分あり得る逸材との声は多いようです。

ひまり
高橋君、ソフトバンクの千賀投手を参考に、ゆったりタメをつくったテイクバックのフォームにしてるんだって!

甲子園中止濃厚にネットの反応は?

世界的なスポーツイベントであるオリンピックが中止(延期)になった以上は、今年に関してはある程度制限されても仕方ないと思う
なんとか地方大会を8月末までに開催して、国体で救済できないか
もう少し様子をみてからにしてほしかったな
甲子園、夏も中止で今年のドラフト、高校生の指名は大幅減か?
学法石川監督は『区切り』として県大会開催を強く要求。「甲子園に至る過程が甲子園」「高校生が大人になる過程手伝いたい」

出典:Twitter

まとめ

今回の記事をまとめると以下の通りです。

要約すると...

  • 高校野球・夏の甲子園もコロナで中止へ。今年は春夏とも幻に
  • 100年超の甲子園の歴史上、春夏連続中止は戦争以外で初の事態
  • 西川(東海大相模)、中森(明石商)ら逸材も甲子園の夢霧消

野球の甲子園はじめ、インターハイや全国大会が続々中止になることは、部活を頑張ってきた高校生たちにとって単に「夢が潰えた」というだけの問題ではありません。高校での戦績は大学進学の際の推薦枠条件にかかわるなど、生徒たちの進路にも大きな影響を与えるからです。

このため各都道府県高野連では、今夏に独自に地方大会開催を模索する動きも。例えば沖縄県高野連は「(沖縄で)何も開催しないというのはない」、愛知県高野連も「愛知としてやれることをやってあげたい」と言います。

独自大会開催には「大学へのスポーツ推薦基準を持っていない生徒にとってはありがたい」(強豪校監督)と高校側も歓迎ムード。ぜひ開催してTVやネット中継なども検討してほしいですね。

ひまり
球児たちには「気休め」かもしれないけど、プロのスカウトたちが生のプレーを見る場としての意義もあるんじゃないかしら

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