コロナ禍のため遅れていたプロ野球(NPB)2020がいよいよ開幕します。3月、いったんは「臨戦態勢」を整えた12球団。三か月の「インターバル」や少なめの試合数などが各チームにどう影響するのでしょうか。
今季のパリーグについて、解説者たちの見立ては?戦力の現状はどうなっているのか。開幕直前のパリーグ順位予想を総まとめしてみました。

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プロ野球2020パリーグ順位予想
6月2日から始まった各球団の練習試合も順調に消化。いよいよ19日に2020年プロ野球はファン待望の開幕を迎えます。最新情報を加味した主な解説者や当サイトのパリーグ順位予想を、以下にご紹介しましょう。
【2020開幕】パシフィック・リーグ公式戦「6.19PayPayドーム開幕」まであと5日です!バレンティン選手のビジョンメイキングをチェック☆#sbhawks#みんなで一緒にS15#S15 pic.twitter.com/a5Pa0hUvuL
— 福岡ソフトバンクホークス(公式) (@HAWKS_official) June 14, 2020
プロ野球パリーグの現状
コロナ禍で三か月遅れとなったため、試合は例年より23試合少ない120戦。さらに感染防止や選手の負担軽減のため、登録・ベンチ入りや外国人選手の数を増やし延長戦も短くするなど、さまざまな特例が設けられました。
これらが各チームの戦略にどう影響するのか、しないのか。3月時点ではケガなどのリハビリ中だった選手も三か月の〝休養〟でかなりが復帰を果たす一方、一部の外国選手がいまだ来日できないといったハンディもあるなど、各球団の実情には春先から色々と変化もあります。
昨オフ、パリーグではトレード・ドラフト・外国人契約で積極補強した球団もあれば、2軍などの若手育成で戦力整備を目指したチームもあり戦略はさまざま。元名選手・指導者でもある解説者のパリーグ順位予想はどうなっているのか、まずは見てみましょう。
主な解説者の予想
まずは直近3年のパリーグを振り返ると、優勝は17年がソフトバンク、18、19年は西武。しかしCSを突破し日本一になったのは3年連続でソフトバンク。3位は17、19年が楽天とややA・Bクラスがクッキリ分かれている印象です。その傾向は変わらないのか、今季の主な解説者の予想を各メディアからまとめると以下の通りとなりました。
【梨田昌孝(元近鉄選手、日ハム・楽天監督)】
1位楽天 2位西武 3位ソフトバンク 4位ロッテ 5位オリックス 6位日本ハム
<一口コメント>鈴木大地、涌井らの補強と外国人の充実で楽天リード。西武も強力打線健在。ソフトバンクはキューバの2人不在、内川衰退で得点力に不安。ロッテも美馬、福田秀ら加入で戦力充実。
【中畑清(元巨人選手、侍JAPAN・DeNA監督)】
1位ソフトバンク 2位西武 3位楽天 4位ロッテ 5位オリックス 6位日本ハム
<一口コメント>ソフトバンクは1軍から育成までの力の差があまりなく選手層が厚い。「やんちゃ」なバレンティンさえ優等生にしてしまうようなチームの雰囲気の良さもプラス。
【仁志敏久(元横浜、巨人選手)】
1位ソフトバンク 2位楽天 3位ロッテ 4位日本ハム 5位西武 6位オリックス
<一口コメント>楽天、ロッテは積極補強が奏功すれば強さが出そう。日ハムもシーズン終盤、ゲーム差が少ない接戦になれば浮上の可能性あり。西武は投手力が不足。結局総合力でソフトバンクか。
【達川光男(元広島選手、ソフトバンクヘッドコーチ)】
1位楽天 2位ソフトバンク 3位ロッテ 4位西武 5位日本ハム 6位オリックス
<一口コメント>楽天は屋外本拠地の利点あり。他球団は涼しいドームに慣れてしまい夏場ペースダウンする。ソフトバンクは巨大戦力だが、主力が5年間変わっていないのでそろそろ落ちるかも。
【里崎智也(元ロッテ選手)】
1位楽天 2位ソフトバンク 3位西武 4位ロッテ 5位オリックス 6位日本ハム

捉えた打球はバックスクリーンへ!#木村文紀 選手のサヨナラホームラン!#埼玉西武ライオンズ #seibulions #練習試合 pic.twitter.com/74wqMs6MYy
— 埼玉西武ライオンズ (@lions_official) June 13, 2020
当サイト予想
では当サイトの予想を、筆者独断でまとめますと以下の通りです。
1位ソフトバンク 2位楽天 3位西武 4位ロッテ 5位オリックス 6位日本ハム
元来実力が高いパリーグの上位層は僅差の戦い。ただその中でも、ソフトバンクは3月時点で続出していた主力のケガ人の多くが、三か月の猶予を糧に復帰。2・3軍からも若手が順調に伸びている上、疲労が出る夏以降にキューバの強打者2人が合流する見通しもあり、シーズンを通してまずまずの戦いができそうです。
一方で楽天、西武、ロッテは戦力に濃淡はあるものの、全体的実力は例年通り。大きく負け越す「お客様チーム」をつくらなければ、ソフトバンクを引きずり下ろす可能性も十分。オリックス、日ハムは軸となる主力や外国人に不安があり、「大型連敗」をしてしまうと今季は「短期集中」だけに厳しいシーズンとなるかもしれません。

プロ野球2020パリーグ順位予想ネットの反応





出典:Twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- 今季NPBパリーグ順位予想、解説者の優勝球団は楽天とSBに二分
- 西武、ロッテ含め上位4球団僅差か。オリックス、日ハムが続く
- 過密日程と長い連戦、登録人数増。好調な選手のやり繰りが鍵に
プロ野球はじめ、プロのリーグ戦は約半年と長く、好不調やケガなどで戦力構成も期間中めまぐるしく変わります。というわけで半年前の情報を基にいくら分析しても、「神様」ではないのでなかなか当たらないのは、仕方ないところでもあります。
それでも予想したくなるのがファン気質。今年は「コロナ特例」に加え、8月ごろまではほぼ無観客で例年の「鳴り物大応援」がないことも、チーム力にどう影響するか注目されます。

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