東京オリンピックの年のスポーツ

古米とは?いつまで食べられるもの?力士問題で大論争

大相撲の式秀部屋の力士たちの集団脱走事件で、原因の1つと言われる「まずくて食べられない」古米について調べてみました。

ここでいう古米とはどんな米のことを言い、いつまで食べられるのでしょうか?

なぜこのような古米騒動が起こったかについて、式秀部屋の現状から詳しく見てみました。

ひまり
お相撲さんは食べるのが仕事と言われるものね

古米はいつまで食べられるものなのか?

古米はいつまで食べられるものなのかを見てゆきましょう。
古米とはその年に取れた新米に対して、一年以上前に収穫された米のことを指し、一年前から三年前の古米までが流通していることがあるそうです。

精米前の古米の場合

後援会から式秀部屋に贈られて保存されていた米というのは、数年前の古い米が中心で、3、4年前の古米だったこともあると報道されていますので、まずは精製前の古米であったと推測してみます。

精米される前のお米は糠(ぬか)に覆われているため、糖層がお米の酸化を防いで長期的な保存が可能です。
保存状態さえ良ければ年単位での保存が可能であり、お米の専用の貯蔵庫では、10年以上の保存が可能だとも言われています。
政府が非常時用に管理している米は5年間です。

10数年前の米余りの時代には、新米を冷暗所の湖の底に保存する実験をした話を聞いたことがありました。

但し、この場合は、1月に1度とかお米屋に行って精米する必要があります。
味は多少落ちるでしょうが、致命的ではないのではと思われます。

精米されて数年たった古米の場合

市販されている精米されたお米も、精米年月日の記載のみが記載されており、賞味期限はありません。
精米してから少しずつ味の劣化が始まりますが、カビが生えていなくて、虫なども湧いていない状態であれば、何年経っても、食べること事体に大きな健康上の問題はないそうです。

但し、美味しく食べる保存期間は精米されてから
・春夏(4月~9月)は1ヶ月程度
・秋冬(10月~3月)は2ヶ月程度
と言われています。

冷暗所に保管せず、保存状態が悪いと、カビがはえたり、「コクゾウムシ」がつく可能性もあります。
食べても安全上大きな問題はないとしても、気持ちの良いものではありません。

相撲部屋では、力士の人数にもよりますが、1日2回の食事で10升(約15キロ)の米を消費すると言います。

2015年に栃木県の後援者から1.5トンの米の差し入れがあった春日野部屋の記事からどのように保存し、消費するのか見てみましょう。

1.5トンの米というのは、1袋30キロの米袋が計50袋で、1日10升(約15キロ)の米を消費するということでしたので、100日分の消費量ということになります。

9月場所に運び込まれて、11月の九州場所の頃までには食べきりそうだということですので、計算は合います。
春日野部屋では、お米は地下の倉庫に保存しているそうです。

これからすると、後援者が、精米された米を贈り、それをすぐ食べるという手順となります。
確かに、精米前の米を贈られても、米屋に頼んで、1月に1度でも精米するのでは、そのたびごとに手間と料金がかかります。

では、式秀部屋の古米が精米されてから数年の米だとすると、これはちょっとひどいのではという感じがします。
どこに保存されていたかも問題です。
しかも、送られた新米は自身や親せきが食べていたとなると、当然それを知っている力士達は頭に来ますね。

何しろ、外にも出られないコロナ禍の部屋で、力士にとって最大の楽しみは食事だけなのでしょうから。

事実とすれば、ちょっと言い訳ができないわね
れん

古米騒動はなぜ起こったのか?

なぜ集団脱走事件を引き起こす原因の一つともなった古米騒動が起こったのでしょうか?

親方が入院し、代行のおかみさんの厳しすぎる生活指導に耐えられなくなったのが原因とされていますが、根本的な原因は何なんでしょうか?

式秀部屋は出羽海一門の相撲部屋で、2013年1月4日に、北の湖部屋の部屋付き親方であった26代小野川が9代式守秀五郎を襲名して式秀部屋を継承しました。
これが現在の親方です。

式秀親方は、昭和46年12月15日生の48歳で、現役時代は、前頭九枚目 北桜 (きたざくら)として生涯戦歴は713勝711敗15休となっています。

一時は、「明るく・楽しく・元気よく」をモットーに掲げたユニークな教育方針を掲げ、「現代っ子」に合った指導を行っていると度々マスメディアで採り上げられるようなこともありました。
「かつての時代と同じように厳しく接するのは、あまりよろしくないのではないか」「普段から力士たちが喜ぶホルモンを出すようにしておけば、病気もケガも少なくなる」と今回問題となったモラハラとは180度違う方針を出していました。
また奇抜な力士名をつけるのでも有名でした。

式秀部屋は2012年に、白鵬と同時にモンゴルから来日した千昇秀貴が、創設されて以来初の十両への昇進を果たし、関取となりましたが、2015年1月場所千秋楽に現役を引退しています。

現在の所属力士は、
西三段目四十五枚目 西園寺(さいおんじ)
東三段目七十三枚目 冨蘭志壽(ふらんしす)
西三段目九十七枚目 爆羅騎(ばらき)を最上位とし、序二段12名 、序の口 4名の19名で、これに、行司、床山各1名が所属しています。

十両以上の関取もいないのでは、部屋の経営もかなり厳しい状態と推測されます。
大量に消費する米を節約したいという気持ちも分からないではありません。

これまでの親方とはまるっきり違う指導方針、部屋の経営からくる一番の楽しみの食費の節約、おかみさんへの不信などが重なって今回の騒動を引き起こしたと思えます。

ひまり
親方も経営問題に悩んだのかも

古米と力士問題・ネットの反応

一番悪いのは式秀親方だろう。・・・女将が師匠代行などあり得ない。体調が悪くて指導できないなら、部屋の閉鎖も考えるべきだし、そもそも親方に部屋を持つ資格があるのかも疑問。
実際に数年前の古い米を食べさせていたとすれば、適切な保存をするにも空気組成と温度を保つ施設などのコストも大きいため、保存状態が悪かったと予想されます。
米は保存性の高い穀物ですが、不適切な管理では、糠層の油脂が酸化したり、湿度でカビが広がることやコクゾウなどの害虫が繁殖することも考えられます。
余るほどの米をタニマチからもらっていたんだろうけど、精米した白米は確かに一月を過ぎると美味しくなくなる。それを4年から5年も前の米ならそれは不味いだろうな。
相撲取りはタニマチや関係者から1流の品物が頻繁に差し入れされるから非常にグルメで、食べる事を楽しみに稽古している力士養成員もいる。主食の米が古米や古々米では最新の炊飯器を使っても美味しく炊けない。

この部屋には十両以上の所謂力士はおらず、茨城県という両国からは非常に遠い場所に拠を構えている。経済的には相当厳しい状態だったのだろう。

出典:ヤフコメ

焼きめしやピラフにして古米をごまかすわけにもゆかないだろうし
れん

まとめ

要約すると...

  • 古米とは前年以前に収穫された米のことで、精米前であれば、保存状態が良ければ、5年経っても食べられるが、精米後となると、2か月もすれば、まずくなる。
  • 今回弟子の集団脱走を引き起こしたのは、これまでの親方とはまるっきり違う指導方針、部屋の厳しい経営環境からの力士にとって命である食費の節約、おかみさんへの不信などが重なった
  • 今回の最大の責任は、入院したとはいえ、力士の指導までをおかみさんに任せた式秀親方にあり、協会にも責任があるとの声が多い

ほとんど名前を知らなかった式秀部屋を調べてみて、二段目以下の19名の力士しかいないことに驚きました。これで、部屋がよく経営できるものだと思いました。

ネットでは、おかみさんの性格や態度に非難が集中していますが、それもさることながら、部屋の経営自体にかなり無理があったように思えます。

これでは、昇進してゆく力士がどんどん出てくる環境とはとても思えません。

相撲協会は、力士のことを第一に考えて今後この部屋をどうすべきかしっかりした方針を立ててもらいたいと思うところです。

それにしても、大部屋ばかりに脚光が当たりますが、相撲協会には、このような弱小部屋が少なからずあるのでしょうか?将来が心配になります。

ひまり
それにしても協会からの問題が途切れることがないわね

-東京オリンピックの年のスポーツ

Copyright© 東京オリンピック消滅の年、いったい何があった? , 2020 All Rights Reserved.