選手の頑張る姿や活躍に胸が熱くなる東京パラリンピックが2021年8月24日に開幕されましたね!
ところでパラリンピックのパラの意味って皆様ご存知ですか?
何気なく使っている言葉ですが、"パラレル"のパラらしいですよ!
なぜパラレルなのか…詳しく調べてみたのでシェアしていきます。

目次
パラリンピックのパラとは?
パラリンピックのパラって一体何でしょうか。
「パラリンピック」の他にも「パラスポーツ」や「パラアスリート」など"パラ"のつく言葉は知っていても意味までは知りません…。
調べてみたところパラリンピックのパラとは「パラレル」のパラなんです。
いや〜初耳!そうだったんですね。
実はもともと「パラレル」ではありませんでした。
はじめはパラリンピックのパラは「パラプレジア」という「下半身まひ」を意味する言葉だったのですが時代と共に「パラレル」に変化していったんですね。
またギリシャ語で"沿う"という意味をもつパラ(Para)+オリンピック(Olympic)でもう一つのオリンピックという解釈もされています。
パラリンピックのパラは並行という意味をもつパラレルだったんですね!
よりパラリンピックのことを知ることができて嬉しく思います。
https://twitter.com/parasapo/status/1429760331862007809?s=19

パラリンピックのパラはなぜパラレルか?
もともとパラリンピックのパラはパラレルではなく、「下半身まひ」という意味をもつ"パラプレジア"とオリンピックが合わさって作られた言葉でした。
下半身まひで車椅子に乗った方だけが出場していましたが、パラリンピックという名称が正式に認められた1985年以降には視覚や聴覚などさまざまな障がいを持つ方が多く参加してされていました。
そこで「パラプレジア オリンピック」では意味がそぐわないことから並行・平行という意味をもつ「パラレル オリンピック」と解釈することとなりました。
オリンピックと並行して開催される、もう一つのオリンピックという意味からパラレルとなったのですね。
なんとも奥深い!

パラリンピックはいつからある?
パラリンピックはいつから開催されているのでしょうか。
時は遡り1948年、ロンドンにあるストーク・マンデビル病院でリハビリのための競技会として車椅子患者のアーチェリー大会が行われました。
これがパラリンピックの原点となった大会なんです!
1952年には名称が「国際ストーク・マンデビル大会」と国際大会となり徐々に参加国も増えて大きな大会となっていきます。
1960年にはオリンピックが開催されたイギリス・ローマ大会で「国際ストーク・マンデビル大会」が開催されます。
これが第一回目のパラリンピックです!
しかしこの時はまだ"パラリンピック"ではなく「国際ストーク・マンデビル大会」や「Olympic for the Physically Disabled」など大会によって名称は様々でした。
そして1985年、パラリンピックという名称を使用することが決定し、1988年のソウル大会で初めてパラリンピックの名称が使用されました。
いやー…パラリンピックの歴史がこんなにも長いとは驚きです。
はじめは院内で行われていた大会が、今や世界的なスポーツの祭典としてたくさんの選手の活躍を目にすることが出来るようになりましたね。
【New】 #パラリンピック の「パラ」の意味 障害者の苦難と希望の歴史がそこにあるhttps://t.co/KeAa0ShDkY
この名はグットマンのビジョンに基づいているという説が有力だ。
— ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア (@HuffPostJapan) September 8, 2016

まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- パラリンピックのパラは現在は「パラレル」という意味をもつが、もともとは下半身まひという意味をもつ「パラプレジア」であった
- パラリンピックのパラは並行や平行という意味をもつパラレルで、オリンピックと並行して開催されることが由来
- パラリンピックの原点となったのは1948年のストーク・マンデビル病院の院内で行われたアーチェリー大会で、パラリンピック第一回目となったこは1960年のローマ大会での国際ストーク・マンデビル大会
様々な障がいをもつアスリートたちが困難に立ち向かいながらも夢を掴み取る、その素晴らしい勇姿に胸がいっぱいになります。
これからも私たちに元気や勇気を与えてくれるオリンピック・パラリンピックに挑む選手たちを応援していきたいですね。
関連
この記事を見ている人は以下の記事も見ています