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ブンデスリーガだけなぜ再開出来る?Jリーグ再開はいつ?

コロナ禍で全面的にストップを余儀なくされている世界の主要プロスポーツの中で、ついにトップを切ってドイツのプロサッカー「ブンデスリーガ」が今週末に再開されることになりました。

世界の競技の中でなぜブンデスリーガだけがいち早く再開できるのでしょうか。同じプロリーグとして、日本のサポーターが心待ちにするJリーグ再開はいつになるのかも予測しました。

同じく延期中だったドイツ・カップの準決勝も6月9、10日に、決勝は7月4日に決まったよ!リーグはスカパー、カップはDAZNでやっと楽しめるわね!
ひまり

ブンデスリーガだけなぜ再開出来る?

5月6日、ドイツのメルケル首相は、コロナ禍で規制を続けてきた国内経済活動を大幅に緩和すると発表、その一環として「国民的スポーツ」であるブンデスリーガの再開も、無観客などを条件に許可しました。

この嬉しいニュースにサッカーのサポーターはもちろん、世界のスポーツファンやメディア、ビジネス界からも「英断だ!」「他の競技にも追い風になる」と大歓迎の声が巻き起こっています。

とはいえコロナ禍が世界で「終息」したわけでは全くありません。被害が大きいフランス、オランダなどのリーグは逆に今季の再開を断念しています。なぜドイツだけリーグ再開にこぎつけられたのでしょうか。各種報道から理由を挙げてみました。

「重要な文化と産業」としての意義

ドイツにとってサッカーは単なるスポーツではなく〝国技〟であり国民を象徴する文化。コロナ禍克服の証しとして再開することには大きな意味があります。またブンデスリーガは産業としても重要。昨季のリーグの収益約5500億円はJリーグの4倍以上で、雇用者も6万人近く。

仮に今季打ち切りになれば巨額の放映権料が失われ、13クラブに破産の恐れがあったともいわれ、「EU経済の盟主」として欧州経済立て直しへの強い姿勢を示すためにもリーグ再開には国家的期待があったようです。

リーグ側の徹底した検査態勢

こうした国民の期待を背景に、リーグ側も前々から徹底した感染対策を実施。ドイツではPCR検査が週80万件以上実施されるなど体制が充実していることもあり、ブンデスリーガ全選手及びスタッフに週2回のPCR検査を義務付け。1回目の全員検査で陽性率がわずか0.58%だったことも再開の後押しになったようです。

また全選手をリーグ戦前に1週間以上ホテルに「隔離」し、試合で絶対に感染者を出さないという対策も講じたようです。

日本ではPCR検査態勢が十分でないことに批判があるし、ドイツのような健康なJ全選手の検査は難しいわね…
ひまり

〝細かすぎる〟事前計画

まさに「ドイツ人らしい」もの凄く綿密な感染対策計画書も、政府が再開を認める「一押し」になったとされます。リーグでは8章51ページにも及ぶ膨大な計画書を策定。「試合日当日のスタジアムへの移動」「試合前、試合中、試合後の行動指針」「自主隔離に使用できるホテルの条件」、「練習の際の注意点」などこと細かに指定。

スタジアムも細かくゾーンと時間帯を区切り、それぞれの場所に同時刻にいられるのは最大でも117人、ゾーン総計で322人が上限、などと決め、時間帯ごとの人数と役職・業種まで詳細に規制する徹底ぶりです。

れん
こんなジョーク思い出すな…「タイタニック船長が各国乗客に海に飛び込むよう説得した時の殺し文句。ドイツ人には『これがルールです』。イタリア人には『飛び込めば女にモテる』。日本人には『皆さん飛び込んでますよ』」

無観客のうえ、選手・スタッフ・報道陣も厳しく感染防止対策を講じた上でのブンデスリーガ再開。仮に試合後に感染者が続出するなど問題が起きれば、かえって世界のスポーツ再開に大ブレーキになるリスクもはらむ中、今週末のドイツのピッチには世界の目が注がれそうです。

Jリーグ再開はいつになる...

なぜブンデスリーガだけ再開できるのか。そこには超綿密な事前計画と国家の威信や経済戦略があることが分かりました。同じく欧州5大リーグを構成するイングランド・プレミアリーグなども、ドイツにならって再開を目指す考えだといわれます。

では同じプロサッカーではアジアを代表する、日本のJリーグはいつ再開できるのでしょうか。日本の「2大人気スポーツ」NPBとJリーグは早くから「新型コロナウイルス対策連絡会議」を合同で立ち上げ、連携して再開を目指しています。

直近の会議で、Jリーグの村井満チェアマンは今月22日の次回実行委で再開日程を協議したい考えを表明。その頃には緊急事態宣言解除の何らかのメドも立つとみられ、Jリーグは再開前に4週間ほどの準備期間を設け、ドイツのように無観客での実施や感染対策の手順などを独自に策定し再開に備える方針とみられます。

NPBは6月下旬ごろには無観客での再開を目指すといわれているし、MLBは7月からの方向。緊急事態が解除された地域では、Jリーグも足並みを揃える可能性があるかも!!
れん

ブンデスリーガ2020再開にネットの反応は?

ブンデスの試合中ルール・GKは叫んで指示を出すことを控える・主審の周りに選手が近づいた場合、離れるよう注意をしすぐにカードは提示しないetc
日本におけるプロスポーツ再開を考える一助となることを願う
陽性者が出たらその選手は自主隔離させるけど、チームメイトたちは隔離しないと。それもどうかなあ…と思うが
totoに問い合わせてみたが、再開初戦を対象とした販売予定は無いとのこと。落ち着かないとやっぱりtotoの販売再開は難しいか
NHK放送決定!ブンデスリーガ再開後、結構得点が入る試合多くなりそう

出典:Twitter

まとめ

今回の記事をまとめると以下の通りです。

要約すると...

  • 再開第1号となるブンデスリーガ。なぜ早い再開にこぎつけられたのか
  • 重要文化・産業として国家的期待があり、従前から綿密に対策を計画
  • ただ感染者数は決して少ないと言えず。週末からの試合に世界が注目

世界のファンが歓迎するブンデスリーガ再開ですが、半面「拙速」「見切り発車」という批判もドイツ国内外であるようです。というのも伊仏英などに比べれば大幅に感染が抑えられているとはいえ、客観的に見ればドイツの新規感染者はいまだ1日600人以上もいて、累計感染者数も世界6位の多さ。死者数も日本の10倍以上だからです。

そして早くも悪い兆候も。最新のPCR検査でブンデスリーガ2部・ドレスデンの選手が陽性となりスタッフらと14日間の強制隔離が決定。数試合が延期の見通しとなっています。リーグは「全体の再開方針に変わりはない」としていますが、まだまだ予断は許さないようです。

ひまり
ドイツ連邦議会内では「サッカーは国の模範となるべき存在。サーカスじゃない」と選手を見世物にして危険にさらすことに強い批判も出ているようよ…

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