今季のプロ野球(NPB)のタイトル獲得者らを表彰する「NPBアワーズ」が17日、東京都内で開かれ、最優秀新人(新人王2020年)には、セ・リーグから広島の森下暢仁(もりした・まさと)投手、パ・リーグから西武の平良海馬(たいら・かいま)投手が選ばれました。
ファン予想通りの順当な選出ですが、では新人王2020年の各選手への投票数はどうだったのか。結果を分析、比較してみました。(出典:Wikipedia、NPB、各スポーツサイトなど)

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新人王2020年投票数の結果は?
広島の森下投手は今シーズン、明大からドラフト1位で広島に入団したばかり。開幕から先発ローテを守り、150キロを超える直球にカーブやチェンジアップを織り交ぜ堂々の二桁勝利。防御率はリーグ2位、奪三振率はリーグトップの活躍でした。
一方、西武の平良投手は高卒ドラフト4位で入団して3年目。今シーズンはリリーフでリーグトップに並ぶ54試合に登板し、最速160キロのストレートを軸に「剛腕・鉄壁の中継ぎ」として大ブレイクしました。
新人王2020年の事前予想でも筆頭に挙がっていた2人で、ほぼファンの予想通りの「当選」となったようですが、では発表された投票数の結果はどうだったのか、見てみましょう。
【セリーグ】(投票総数313)
①森下 暢仁(広)303票
②戸郷 翔征(巨) 9票
③清水 昇(ヤ) 1票
【パリーグ】(投票総数277)
①平良 海馬(西)144票
②小深田大翔(楽)125票
③安田 尚憲(ロ) 7票
④藤原 恭大(ロ) 1票

セリーグは97%近い得票率で森下投手の圧勝に。優勝に貢献した戸郷選手には悔しい結果となり、ヤクルトの清水投手への「1票」が目立ちました。
パリーグでは平良投手と小深田内野手が大接戦。わずか19票差で辛うじて平良投手が上回った形で、「新人野手No1」だった小深田選手への支持も多かったことが分かります。
【速報】広島森下がセ新人王、大瀬良以来の球団10人目快挙 #広島 #森下暢仁 #carp #NPBアワーズ2020 #NPBAWARDS2020https://t.co/JfnVXvM9R4
— 日刊スポーツ (@nikkansports) December 17, 2020
新人王2020年成績比較
では各リーグで新人王2020年の投票数の結果が上位になった3選手について、その成績をあらためて比較してみましょう。
【セリーグ】
■新人王 森下(広島)
セの全投手でも各成績が上位という抜群のルーキーイヤー。成績は18登板、10勝3敗、防御率1.91、124奪三振でした。

■2020年度 セ・リーグ最優秀新人賞
森下 暢仁(広島東洋)https://t.co/GJwdmaihOe#NPB #新人王 pic.twitter.com/k1ZW2GLxEd— 日本野球機構(NPB) (@npb) December 17, 2020
■2位 戸郷(巨人)
高卒二年目の今季は9勝6敗、防御率2.76と優勝に大きく貢献し、日本シリーズでも好投して敢闘賞を受賞。惜しくも新人王には届かなかったものの、NPBではその活躍ぶりをたたえ新人特別賞を贈りました。
#戸郷翔征 が新人特別賞受賞「来シーズンは何かの賞をとってここにまた来れるように頑張りたい」 https://t.co/C092OxOYj2 #巨人 #ジャイアンツ #読売ジャイアンツ pic.twitter.com/bbj7ACHyDI
— スポーツ報知 巨人取材班 (@hochi_giants) December 17, 2020
■3位 清水(ヤクルト)
18年にドラフト1位で国学院大から入団した即戦力。今季は52試合登板、30ホールド、防御率3.54で、リーグの最優秀救援投手タイトルに輝きました。
今年1年間ありがとうございました!
先日のファン感謝デーは楽しんで頂けましたか?
東鉄工業さんから『燕の下の力持ち賞』を頂きました!僕自身びっくりです😃
皆さんの応燕がとても力になりました!
本当にありがとうございました!!
来年はもっともっと頑張りますので応燕よろしくお願いします! pic.twitter.com/AAA8aOZUOY— 清水昇 (@Nshimi15) December 9, 2020
【パリーグ】
■新人王 平良(西武)
「鉄球」の異名をとるほど球質の重い〝剛直球〟が武器。21歳にしてブルペン勝ちパターンの一角を担い、54登板、33ホールド、防御率1.87、WHIP0.96と抜群の成績を残しました。
■2020年度 パ・リーグ最優秀新人賞
平良 海馬(埼玉西武)https://t.co/GJwdmaihOe#NPB #新人王 pic.twitter.com/tj3KNvOWLD— 日本野球機構(NPB) (@npb) December 17, 2020

■2位 小深田(楽天)
大阪ガスからドラ1で今年入団したばかり。年齢は25歳ですが、走攻守に秀でた才能を早くも発揮。112試合、打率.288、盗塁17、出塁率.364とチームの主力として活躍したほか、随所での堅守も一級品でした。
■3位 安田(ロッテ)
履正社高時代に甲子園を沸かせ、ロッテにドラ1入団した将来の4番候補が、三年目の今季ブレイク。打率は.221と低かったものの、113試合出場、本塁打6本、打点54、それ以上にCSなど大舞台での勝負強さが光りました。

新人王2020年にみんなの感想は?





出典:twitter
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まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- 新人王2020年はセが森下(広島)、パが平良(西武)で順当に受賞
- 投票数は森下が97%近く得票の圧勝、平良は小深田と19票差接戦制す
- セ2位の戸郷も大活躍で特別賞受賞。清水、安田らを支持する記者も
1950年から始まった新人王表彰の過去実績を振り返ると、投手88人、野手44人、該当者なし10回。やや「投手の方が取りやすい」傾向にあるようです。
野球人生で一度きりしかチャンスがない賞だけに、王貞治、イチロー、松井秀喜氏ら受賞していないレジェンドもかなりいるなど、運も重要とあって希少価値も高い新人王。森下、平良両投手はもちろん票を得たゴールデンルーキーたちが来季以降、そして将来どんなスターに成長するか楽しみですね。
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