コロナ禍が長引き、日本でもプロスポーツの試合がいまだできず、各リーグやチームが窮地に陥っています。中でも経営基盤が脆弱とされるJリーグのクラブは深刻。
とりわけ、このほど発表されたJ1・サガン鳥栖の業績を見たサポーターからは「破産の危機だ」と懸念が強まっています。サガン鳥栖の行方はどうなるのでしょうか。
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サガン鳥栖破産が心配!どうなる?
サガン鳥栖は佐賀県鳥栖市を本拠とするプロサッカークラブ。97年に創設され、12年シーズンからJ1に昇格を果たしました。ホームタウンの人口約7万人はJリーグの全55クラブ中最少という小さなチームですが、佐賀県全域で活動し、近隣の福岡県南部などでも人気があります。

ただ町の規模が小さいこともあり経営基盤は創設当初から脆弱。その中でも12年以来一度もJ2降格がないJ1で唯一のクラブとして、選手たちは光るプレーでプロの意地を示してきました。
しかしこのほど発表された最新業績を見たサポーター達は驚愕。企業規模から見て到底支えきれない赤字が計上されていたからです。株主総会で報告されたサガン鳥栖の19年度決算によると、売上高約25億円に対し、経常赤字・当期赤字ともに20億円超。2年連続の赤字で、赤字幅も前年の約6億円から大幅に増えました。
しかも純資産はたった2100万円。竹原稔社長によると、株主への第三者割当増資を行って債務超過(会社の借金が全資産額を上回ること)を辛うじて回避したそうですが、増資を続けられる見通しはなく、仮に債務超過になればクラブライセンスを剥奪されます。
Jリーグからリーグ戦安定開催融資の特別措置(J1満額3億5000万円)を受けたり、今季の配分金(満額約3億5000万円)を早期受給する手段も残されていますが、前者の特別措置は3年で返済の見込みがないと融資されません。配分金だけでは焼け石に水で、今季中に「資金ショート」する恐れが強まっています。
この惨状に、サポーターの間では「破産が目前になった…」「鳥栖はどうなるの」と不安と落胆の声が広がっているようです。

【大幅赤字 J1鳥栖が牛乳販売へ】https://t.co/dgMsnSNQ8d
J1サガン鳥栖を運営するサガン・ドリームスが「赤字20億円」でピンチに。パッケージにマスコットを描いた牛乳販売を計画中で、30日にオンラインでサポーターミーティングを開き、さらに案を募る方針。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) April 27, 2020
この度、サガン鳥栖では4月30日(木)にビデオ会議アプリ「ZOOM(ズーム)」にてサポーターミーティングを開催しますのでお知らせします。
詳しいご案内はこちらhttps://t.co/KQy1pIpKE0
第一部19:00~
第二部20:00〜参加ご希望のお時間、ご質問などコメント付きRTでお知らせの上、お申し込み下さい。
— サガン鳥栖公式 (@saganofficial17) April 26, 2020
破産しそうになった経緯とは?
そもそも町に大きなスポンサー企業があるわけでもなく、経営基盤が弱いとされてきたサガン鳥栖。そこにきてのコロナ禍で、開幕の見通しは立たず、業績悪化に追い打ちを掛けている状況です。
ただサガン鳥栖が「破産危機」に陥っているのは、コロナ禍以前からの経営上の問題だったとされます。確かに、売上高をみると前期の18年度は過去最高の42億5781万円でした。ところがたった1年で25億6160万円に激減。その大きな要因は、経営の大きな柱である広告収入が前期の22億9601万円から8億1052万円に大幅に減ったことです。
なぜ突然大幅に広告や売り上げが減ったのか。それは昨夏、元スペイン代表のスーパースターFW・フェルナンドトーレス選手が現役引退したことが一番の原因のようです。18年途中、トーレス選手獲得に合わせて契約した大型スポンサー3社が引退を機に撤退したことが大きく響いたとみられます。
一方で、Jリーグ関係者は「鳥栖の資金難は前々からの話」とも指摘。人件費やコスト削減にも限りがあり、リーグが開幕して試合収入が入り、新たな有力スポンサーや「買収」を申し出る企業が現れない限り、危機脱出は厳しい見通しです。
それではこのままならサガンはどうなるのか。報道によると、リーグ関係者は「存続は難しい。まず今季の公式戦には参加できないかもしれない」とし、今後、鳥栖が自力でスポンサーや投資家を見つけるか、銀行や自治体からの融資を取り付けるほかに解決策はないといいます。
それらが不発に終わった場合は(1)クラブ消滅(2)J3以下への降格のいずれかとなり、早ければ来月19日の理事会で対処法が話し合われる可能性もあるそうです。
【速報】
ムバッペ
サガン鳥栖加入濃厚
(ソース:Otafuku)【解説】
窮地のサガン鳥栖
ムバッペ獲得で広告収入UP&優勝賞金総額22億円獲得の皮算用
20億円赤字一掃し完全復活へ pic.twitter.com/yN1e2JCcBc— サッカーファンタジーニュース 【フィクション・空想】 (@soccernews_euro) April 26, 2020

サガン鳥栖の今後へネットの反応は?





出典:twitter
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まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- J1サガン鳥栖の直近業績が20億円の巨額赤字に。破産危機説強まる
- トーレス引退で大型スポンサーが相次ぎ撤退、広告料急減など響く
- 弱い経営基盤をコロナ追い打ち。救済見通しなく最悪消滅かJ3降格
サガン鳥栖は小さいクラブながら戦績は強く、それだけ積極補強など「攻撃的な経営戦略」を貫いてきたといわれます。ただ結果的には存続危機を招き、「無謀な挑戦だった」と言われかねない情勢に。
Jリーグとしては、当面破産回避の道を探りながらも、鳥栖の所属選手の救済策も同時に検討していくとみられます。他のクラブも経営事情は大同小異でしょうが、選手会の協力も得て、移籍あっせんや鳥栖に限る移籍の特別ルールを作るなど、救いの手が実るのか。サガンと選手の命運が気になります。

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