東京オリンピックの年のスポーツ

セーリングの級の意味は?違いについてもわかりやすくシェア。

東京五輪のセーリング競技は、日本選手が練習拠点とする江の島を競技会場として行われます。
地の利を生かして、代表15選手のメダル獲得に期待が高まります。

しかし、セーリングには、8級男女10種目もあり、どのような違いがあるのかなかなか分かりにくい競技でもあります。

セーリングの級の意味は?違いについてもわかりやすくシェアしてオリンピックを十分楽しみたいと思います。

ひまり
詳しく知って楽しみたい!

セーリングとは意味は?

セーリング競技の級の意味を見てゆきましょう。

セーリング競技は、セール(帆)の表面を流れる風により発生する揚力を動力として、海面上を滑走する速さや技術を競う競技です。

小型セールボートに乗り、レース海面に設置されるマークを、決められた順序で決められた回数をまわり、ゴールします。
着順を点数化し、総得点が低いものから順位が決まります。

東京五輪では、次の8級、10種の競技が行われます。

種目
RS:X級男子一人
RS:X級女子一人
レーザー級男子一人
レーザーラジアル級女子一人
フィン級男子一人
470級 男子ペア
470級 女子ペア
49er級男子ペア
49erFX級女子ペア
フォイリングナクラ17級男女ペア

艇の小さい方から級を並べると、RSX級、レーザー級(レーザーラジアル級)、フィン級、470級、49er級(49erFX級)、フォイリングナクラの順になります。

女子は艇体の大きさは同じで、セール(帆)の面積が男子より小さいものを使います。

見た目以上に体力技術が必要なようだ!
れん

セーリングの級の意味と違い

主な級について詳しく説明します。

RS:X級(一人)

全長286cm、全幅93cm、重量15.5kgのボードを用いたウインドサーフィンの男女種目です。
見どころは風が弱いときに行われる「パンピング」(セールの横棒を持って腕力で前後方向にはたく)と呼ばれるテクニックで、全身の力で帆を前後に動かして推進力を得ます。
逆に、強い風を受けたときの最高時速は50キロもでて、スピードをしっかりとコントロールするテクニックが求められます。
体力と持久力、技術が必要なハードな種目です。

レーザー級(男子一人)

全長423cmの1枚帆ヨットを用いて行う一人乗りの競技で、シンプルな作りで乗用車でも運べる手軽さもあり、ポピュラーな種目です。五輪ではアトランタ大会から「スタンダード」と呼ばれる大きな帆を用いた男子の種目として採用されている。

レーザーラジアル級(女子一人)

レーザー級の全長423cmのヨットの艇体をそのまま使い、2本つなぎのマストの下部セクションを短くしてセール面積を約80%減の5.7㎡と、レーザー級をひと回り小さくした女子用の競技ヨットです。
リオデジャネイロ2016大会に22歳の若さで出場した土居愛実が2017年レーザーラジアル級の世界選手権で銅メダルに輝くなど、メダルが期待されるクラスです。

470級(男子ペア、女子ペア)

全長470cmのヨットで、日本では、「ヨンナナマル級」の呼び名で長年親しまれており、
インカレや国体で採用されているなど日本で最も競技人口が多い種目です。
アトランタ1996大会で、女子ペアが銀メダル、アテネ2004大会「470級」男子ペアが銅メダルを獲得しているもっとも期待される種目でもあります。
舵と主帆(メインセール)を操るスキッパー(艇長、スキッパー)、前帆(ジブセール)を操るクルーが乗り込む2人乗り(ダブルハンド)競技ヨットで、ペアの適正体重は、合わせて約130キログラムとされており、日本選手に適した種目です。

49er級(男子ペア)

2人乗りで全長490cm全幅290cm、重量125kgのヨットは帆も大きく、最高速度が時速40キロにも達し、「海のF1」と呼ばれます。
スキッパー、クルーともに極細のワイヤー(トラピーズ)で体を支え、艇外に乗り出してバランスを取りながら操船するハイパフォーマンス競技ヨットです。
乗員2名の適正合計体重は150kg前後。
急加速に即応するテクニックと強風の中でも恐怖心を持たずに接近戦を制する強靭な精神力・体力が求められます。五輪種目の中で最も操船が難しいボートと言われています。

フォイリングナクラ17級(男女ペア)

「カタマラン」と呼ばれる艇体二つで構成され、船底にフォイルと呼ばれる水中翼があり、水中翼船のように水面に浮き上がって進むこともあり、時速は50キロに及ぶこともある。男女ペアの混合競技で、2人の呼吸が合えばヨットが常に“飛び”続けることもあります。

ひまり
こんなに種類があるんだ!

セーリング日本代表選手

セーリング日本代表選手の15選手を一覧表にしました。

種目男子女子
RS:X級男子一人富澤慎
RS:X級女子一人須長由季
レーザー級男子一人南里研二
レーザーラジアル級女子一人土居愛実
フィン級男子一人瀬川和正
470級 男子ペア岡田奎樹・外薗潤平
470級 女子ペア吉田愛・吉岡美帆
49er級男子ペア高橋稜・小泉維吹
49erFX級女子ペア山崎アンナ・髙野芹那
フォイリングナクラ17級男女ペア飯束潮吹畑山絵里

その中で、期待の選手を紹介します。

岡田奎樹・外薗潤平(470級)

岡田奎樹は、1995年生まれ、外薗潤平は1991年生まれです。
「風を読み、操る」のは、ヨットの後方に乗ってメインセール(帆)と舵取りを担当する「スキッパー」の岡田選手と、小さなセール(帆)の操作とヨットの傾きを調整する「クルー」の役割を担う外薗選手のコンビです。
2018年夏、神奈川県の江の島で行われたワールドカップで優勝するなど世界大会で上位に食い込む実力者、世界トップレベルの「風を読む力」と「風を操る力」を持つ達人です。
競技会場の江の島をベースに練習をしているメリットを最大限生かして、上位に食い込んでほしいところです。

吉田愛・吉岡美帆(470級)

吉田愛は、1980 年 11 月5日生まれ、東京都出身、五輪代表歴3回(北京大会 14 位、ロンドン大会 14 位、リオ大会5位)。
吉岡美帆、1990 年8月 27 日生まれ、広島県出身、五輪代表歴(リオ大会5位)。
ペアとして、2018 年セーリング・ワールド・チャンピオンシップの 470 級女子で日本人初の金メダルを獲得。
2019年8月に江の島で開催された 470 級セーリング世界選手権で総合2位を獲得し、セーリング競技の東京 2020 オリンピック競技大会代表選手内定の第1号となった。
2019年 11 月に江の島で開催された全日本 470 級選手権(男女の区別がない大会)で、ペアとして2度目の優勝、吉田選手個人は3度目の優勝となった。

メダルに最も近いペアです。

土居愛実(レーザーラジアル級)

1993/08/29生まれの、27歳。リオ五輪代表の土居一斗の妹。
10年ユース世界選手権で2位に入り、18歳で12年ロンドン五輪に出場。17年世界選手権銅メダル、18年ジャカルタ・アジア大会金メダル。
ロンドン五輪とリオ五輪に出場。

山崎アンナ・髙野芹奈(49erFX級)

高野芹奈(23=ノエビア・関西大)、山崎アンナ(22=ノエビア・日体大)

高野芹奈は、2016年3月のアジア選手権を制し、リオデジャネイロオリンピックの日本代表として、日本セーリング史上最年少である18歳でリオオリンピックに出場したが、最下位の20位に終わった。
山崎アンナは、19年まで3年連続で世界選手権代表となっています。

山崎アンナと髙野芹奈がペアを組むノエビアチームは、12月にニュージーランドで行われた世界選手権で総合20位(日本チーム1位)に入り、他の代表選考指定大会と合わせて日本最上位の選考得点を獲得し、代表に内定しました。
「海のF1」と呼ばれるこのクラスでの活躍が期待されます。

期待できる面々だ!
れん

まとめ

要約すると...

  • セーリングは、セール(帆)の表面を流れる風により発生する揚力を動力として、海面上を滑走する速さや技術を競う競技で、8級10種目あります
  • 出場する日本代表15選手の中から、期待の7選手を取り上げ詳しく紹介しました
  • 練習拠点を競技会場の江の島としている選手が多く、メダルの期待が高まります
ひまり
地の利を生かしてね!

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