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笹生優花の生い立ち・父の育て方について

笹生優花(19=ICTSI)が、LPGA女子ゴルフツアー「全米女子オープン」で日本女子3人目のメジャー初制覇を成し遂げました。

笹生優花の生い立ちや父・正和さんの育て方について紹介していきます。

ひまり
フィリピンでは国を挙げての大騒ぎ!

目次

笹生優花の生い立ち

笹生優花の生い立ちをまとめます(Wikipedia参照)。

笹生優花(さそう ゆうか)は、2001年6月20日 にフィリピンで、日本人の父・正和さんとフィリピン人の母・フリッツィさんの間に生まれた19歳、両国の国籍を持っています。

父の影響で8歳からゴルフを始め、14歳で出場したフィリピン女子ツアー(2016年「ICTSI Eagle Ridge Ladies Invitational」)で、プロを押しのけて優勝を飾りました。
2018年「アジア大会」女子個人戦で金メダルを獲得(団体戦でもフィリピンとして金メダル)。
2018、2019年「フィリピン女子オープン」連覇。
2019年「オーガスタ女子アマ」3位に入りました。日本女子プロゴルフ協会のプロテストに合格。
2020年 「アース・モンダミンカップ」5位タイ
「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」でツアー初優勝(合格後2戦目)。
「ニトリレディス」で2勝目。
これで、プロ3試合目で生涯獲得賞金5000万円突破。
2021年「全米女子オープン」で畑岡とのプレーオフを制し、メジャー初制覇。

身長/体重 166cm/63kgと、小柄です。

体が小さくても鍛え方が違うんだ!
れん

笹生優花の父の育て方とは

300ヤード近くまで飛ばせるショットを放つ笹生優花選手。
男子プロ並みのヘッドスピード46.5m/s、66m/sを超えるボール初速の笹生優花のゴルフの基礎を築いたのは、父・正和さんです。

笹生優花が8歳でゴルフを始めた時から下半身強化のため、ランニングやラウンド中は両足首に重りをつけて鍛えたそうです。
柔道をやっていて、鉄ゲタで練習していた正和さんが、下半身を鍛えることがどんなスポーツでも必要で、足首につけるのが一番危険性が少ないと考案されたそうです。
これが、豪快なショットで「女ウッズ」の異名を持つまでに笹生優花を成長させました。

また、語学も米ツアー参戦を見据え10歳の頃から練習後に3時間のレッスンを約3年間受け、習得したもので、今ではインタビューで、5か国語で受け答えできるまでとなっています。

笹生正和さんのSNSが以下です(2016年韓国の群山カントリークラブ)。

https://www.facebook.com/photo?fbid=162818410852585&set=a.162818427519250
正和さんは娘の練習やツアーには、いつも帯同されているようです。

ひまり
二人三脚でがんばったんだ!

笹生優花全米OP優勝・海外の反応

国籍を持ち、母の母国でもあるフィリピンで、初のメジャー制覇が大きな話題となり、フィリピンの国の誇りとなっています。

「万歳! 笹生優花」「名門の全米女子オープンで世界最年少覇者としてフィリピンの偉大さを世界に見せました。私もあなたの勝利を祝うフィリピン国民の1人です。あなたを誇りに思っています」(プロボクシングのマニー・パッキャオ)
「私には信じられません。19歳の若さで、世界の舞台でサドンデス・プレーオフというプレッシャーに耐えられるなんて...なんて感動的なんでしょう」(アテネオ・デ・マニラ大学の女子バレーボール部の元キャプテンのビー・デ・レオンさん)
「ありがとう私たちの国に名誉をもたらすことです」(重量挙げオリンピック代表選手のヒディリン・ディアス)
「ユカ!フィリピンの代表!」(バスケットボールのスターであるカイ・ソット)
2018年アジア大会ダブル金メダリスト(個人、団体)、そして2021年全米女子オープンチャンピオンの笹生優花さん、おめでとうございます!天才万歳(東京オリンピックにフィリピン代表として参加する笹生優花へフィリピンスポーツ委員会)

出典:ABS-CBN(フィリピンメディア)

スポーツエリートから祝福が次々と!
れん

まとめ

要約すると...

  • 笹生優花は、日本人の父とフィリピン人の母の間で、フィリピンで生まれ、両国の国籍を持ち、両国でゴルフの腕を磨き、メジャーでの最年少制覇に結実した
  • 日本人の父・正和さんによる8歳からの下半身を鍛えるゴルフ指導で、「女ウッズ」の異名をもつほどの豪快なショットの腕を磨いた
  • フィリピンで、エリート選手から名誉だと祝福を受けるとともに、フィリピン代表として出場するであろう東京オリンピックへの期待が大きい
ひまり
これからどこまで伸びるんだろう?

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