東京オリンピックの年のパニック

第二波の北海道のグラフから自粛反動後の東京を考察してみた

素早い独自の緊急事態宣言で賞賛された北海道が、自粛反動からかコロナ感染の第二波に襲われ、5月中の宣言解除も微妙な状況になっています。

東京が同じ轍を踏まないためには、北海道のケースから何を学べば良いのでしょう?

北海道と東京のグラフを比較し、第二波襲来の推定原因を4つ挙げました。
ネットの反応とともに、見てゆきましょう。

ひまり
北海道は感染対策のモデルだと思ったのに!

第二波の北海道のグラフ

第二波の北海道の感染状況の推移、出来事を時系列とグラフで見てみましょう(表のブルーは自粛効果が反映された時期。オレンジは自粛効果が失われた時期)。

経緯まとめ

2月28日 独自の「緊急事態宣言」週末の外出自粛(学校休校の要請も)。
デパートや観光施設などは週末、休業したり、営業時間を短縮したりした。道民は不要不急の外出を控えるようになった。
3月17日   約1カ月ぶりに新たな感染者数がゼロ
3月19日   爆発的な感染拡大や医療崩壊は回避されたとして、「緊急事態宣言」を解除した。
3月20日~4月2日   1週間あたり感染者数計14人程度。
4月3日~4月9日   同感染者数計41人に増加。
4月10日~4月16日  同感染者数計110人と2倍以上に。
4月16日        緊急事態宣言を全北海道を含む全都道府県に拡大(5月7日まで)。
4月17日~4月23日  同感染者数計204人と2倍近くに。
4月24日~4月30日   同感染者数計227人 のピークに。
5月8日        全都道府県緊急事態宣言を5月31日まで延長。
5月14日       緊急事態宣言解除に北海道含まれず。

北海道の第二波襲来の4つの推定原因

ウイルス感染から検査結果判定までに平均2週間のタイムラグがあるとされています。

3/20~4/6に緊急事態宣言のはざまがあった

首都圏から北海道への移動はフリーで、北海道での夜の飲食などもフリーと、すべてが普通の生活に戻っていた(表のピンクの時期)
さらに、4/7~4/16は、首都圏に緊急事態宣言が出されたものの、北海道には出されていなかった。

夜間の外出増

3月下旬から特に札幌市内の人の移動が活発になりました。
3月27日(金)のすすきの駅付近の滞在人数が前日より16%増
4月前半の感染者の約4割は繁華街の接客を伴う飲食店の利用など「夜間の外出や飲食」の行動歴がある(札幌市)

首都圏などからの人の流入増

年度末の3月下旬ごろ、学校の卒業や企業の異動時期と重なり首都圏への往来が増えた
実際2週間後に当たる4月7日から数日間はほぼ連日のように東京滞在歴のある感染者が新たに確認された。

院内感染が多発

4/22の時点で、院内感染が濃厚な事例が25%を超えました
第一波では、北見市の展示会や札幌市のライブバーなど高密度に人が集まる場所で発生したクラスターでしたが、感染の核が別の種類に移るということも考えられます。

北海道内の新型コロナウイルス感染例(473例)のうち、医療機関の院内感染が濃厚な事例が21日、120を超えた。
背景には、医療機関などの間を往復する患者の出入りがある。
これらが重なり、2週間後の5/1以降から徐々に減り始めてはいますが、5月末の解除ができるかどうか微妙なレベルにあります。

単純に自粛反動とだけとは言えないな
れん

自粛反動後の東京はどうなる?

北海道に比べて人口や人口密度が圧倒的に大きい東京都では、第2波を防ぐのに、北海道以上の困難が予想されます。

東京都の感染状況の推移

小池都知事はステップを踏んで、徐々に解除し、再び感染者増となった場合は、東京アラートを出して警告するとの方針ですが、北海道の例を見ても、感染増加が分かった時点で、自粛を要請しても、2週間のタイムラグがあるため、一度増加し始めた第2波をストップさせるのは手遅れになる可能性があります。

北海道の4つの推定原因から考えますと、
院内感染については既に東京で多発しており、これへの対策は、解除時には完了されていると思われます。

一番の問題は飲食店などの開店に伴う夜間の外出増だと思われます。
もちろん感染を防ぐ対策を取ったうえですが、飲酒などで、どこまで、守られるか不安な点はあります。
自粛中のパチンコ店の例などを見ると、本当に守られるか不安です。

三密を防ぐという点では、これから長期に渡って、リモートワークや時差出勤などで、どこまで、密が防げるかというのは、周辺県からの通勤者が圧倒的に多い東京での、大きな課題だと思われます。

ひまり
不安要素がいっぱいだわ

東京第二波へのネットの反応

東京はかなり慎重に別の対策を取らないとあっという間に感染者数が元に戻ってしまいます!
また満員電車に戻すつもりでしょうか?
外出してる人がめっちゃ多い
こわいのはマスクしてない人も増えてきたこと!!
このままだと東京は第2波来るよ
新規感染者の減少とともに早期の経済活動再開を求める声が高まっていますが、「宿泊出張解禁」の動きもある中、下手を打つと東京都が第2波の発信源になりかねない状況。都が慎重なのも分からなくない...かな?
東京も21日解除を検討なんて早急過ぎます。第2波に対する対応策はあるのですか?感染に怯えてクリーニング店の仕事をしていますが、
これ以上、感染の恐怖に耐えられません。

緊急事態宣言が解除されていない東京ではまだまだお店もやってないし人も少なめ。でも気は緩みがち…でもこれで第2波がきて再び緊急事態になったら耐えられる気がしない…

出典:ヤフコメ

結果が2週間後にしかわからないというのがネックだな
れん

まとめ

要約すると...

  • 北海道での感染第二波襲来の推定原因として夜間の外出増など4点を挙げた
  • 東京で第二波襲来を防ぐのは、北海道の事例以上に困難で、特に夜間の飲食時、通勤時の三密防止などが難問である
  • 東京での第二波について、完全に防ぐのは、難しいとの悲観的な見方が多い

首都圏でも、このままでは、店がつぶれる、外出自粛はそう長くは続けられないと、5月末には緊急事態宣言解除で経済活動再開をという声が大きくなっています。

東京都は、北海道の二の舞は避けたいと様々な対策を立てていますが、韓国や中国のように、第二波の兆候がすでに出てきている感染収束国もあります。

日本の場合は、感染者や濃厚接触者を特定し、素早く感染者かどうかを検査できるシステムや、移動ルートを個別に特定できるシステムがまだまだ整っていません。
再度感染拡大が発生すると、この体制で歯止めがきくのかという点が非常に気になります。

ひまり
新たな生活をうまくやるしかないのね

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