今年の「春のセンバツ」第93回選抜高校野球大会(センバツ高校野球2021)が3月19日に甲子園球場で開幕します。コロナ禍で残念にも去年の大会は中止になったため2年ぶりの開催となります。
センバツ高校野球2021では通常3校の「21世紀枠」が4校に増やされます。それはなぜなのか。候補校の予想とともに探りました。(出典:Wikipedia、各スポーツメディアなど)

\えっ?外食や買い物でポイント3重取りなんでしてないの??/
>>>モッピーの詳細はこちら
センバツ高校野球2021の21世紀枠は4校に!
センバツ高校野球の一般出場校は、前年夏の甲子園(選手権大会)から11月末までの公式戦結果を参考に、実力や校風・品位が優れた高校を地域的な面も考慮して総合選出されます。

この一般枠のほかに、01年から新設されたのが21世紀枠です。これは「勝敗にこだわらず多角的に出場校を選ぶセンバツの特性を生かし、実力だけでなく高校野球の模範的な姿を実践している学校を選ぶ」(主催者)のが目的。
①少数部員や施設面でハンディがある、②自然災害など困難な環境を克服、③学業と部活動を両立している、④実力はあるのに強豪校がいて中々甲子園に出場できない、⑤創意工夫した練習で成果を上げている、⑥地域での活動が他校や地域に好影響を与えている―といった特色ある学校が選ばれます。
例年は全国で3校選ばれますが、今年のセンバツ高校野球2021では1校増え4校にすると、13日主催者が発表しました。「なぜ増枠するか」の理由として主催の毎日新聞は「全高校球児がコロナと向き合ってきた。創意工夫を続け真摯に取り組んでいる学校に光を当てることが全国の球児や高校野球ファンを力づける」としています。
前回大会と同じ曲を採用することで、「復活」「高校野球が阪神甲子園球場に帰ってくる」という意味を込めたそうです(航)
センバツ行進曲は「パプリカ」に 中止の前回大会と同じ:バーチャル高校野球 https://t.co/zX33zeT62z— 朝日新聞高校野球@大阪 (@asahi_o_yakyu) January 13, 2021

このほか、今回4枠になったのは「明治神宮枠」問題も関係しているようです。コロナ禍で昨秋の明治神宮野球大会が中止となり、センバツ高校野球2021では明治神宮枠がなくなりました。この1校分を、21世紀枠として全国から選ぼうという趣旨も増枠の理由とみられます。

では次項でどんな学校が21世紀枠に選ばれそうなのか、顔ぶれを予想してみましょう。
センバツ高校野球2021の21世紀枠を予想
今年こそは何とか無事に開催してほしいセンバツ高校野球2021。21世紀枠は過去最多の4枠となり、「なぜ」かの理由もコロナの中頑張る高校に光を当てる意味や、なくなった明治神宮枠を補充する目的があると分かりました。
では今年はどんな学校が選ばれそうなのか予想してみましょう。主催者が既に発表したセンバツ高校野球2021の21世紀枠候補校は以下の通りです。
・北海道 知内
・東北 八戸西(青森)
・関東/東京 石橋(栃木)
・東海 三島南(静岡)
・北信越 富山北部・水橋の連合チーム(富山)
・近畿 東播磨(兵庫)
・中国 矢上(島根)
・四国 川之石(愛媛)
・九州 具志川商(沖縄)
これら9校は全て公立高校。どの高校も大変特色がありますが、例えば知内は知内町民の手作り野球場を使用し、野球部員が率先して地元伝統舞踏の「ねぶた隊列」を復活させるなど地域活動に熱心。
富山北部・水橋は部員が少なく2校の連合チームで活動しながら、秋季北信越大会に出場する力を付けました。東播磨はコロナ禍の中オンラインで野球を指導する新しいスタイルにトライして注目。
川之石はマネジャー含め全部員18人で専用球場もなく、用具も自作する苦労校。具志川商は部員全員地元出身、OBが指導者という〝純地元校〟。それでも秋季九州大会で8強に入る実力が自慢です。果たしてこのうちどの4校が「夢の甲子園」に立てるでしょうか。

SNS駆使の練習が評判に センバツ21世紀枠候補校 https://t.co/kmnnrxj57q
— バーチャル高校野球 (@asahi_koshien) December 11, 2020
21世紀候補校の富山北部・水橋、出場枠が増えて「いっそう責任を持って練習に取り組みたい」 https://t.co/odiGNlflJp #野球 #baseball
— スポーツ報知 (@SportsHochi) January 14, 2021
センバツ高校野球2021の21世紀枠に関するネットの反応





出典:twitter
\えっ?外食や買い物でポイント3重取りなんでしてないの??/
>>>モッピーの詳細はこちら
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- 今年のセンバツ高校野球2021、21世紀枠が例年より1校多い4校に増枠
- 「コロナ禍で頑張る学校に光」「なくなった明治神宮枠1校分」が理由
- いずれも特色ある全国の9候補校から東西1校ずつ、残りは全国から2校
今年のセンバツは有観客の方向で準備中だそうです。ただ混雑を避けるため全席指定で前売り販売のみ。アルプス席は学校関係者だけ。また、感染症対策費として入場料はどの席も700~1400円ほど例年から値上げするとのことです。
吹奏楽部などの応援方法も今後専門家を交えて検討するほか、出場校のスケジュールを立てやすくするため、組み合わせ抽選会も2月23日に前倒しされます。異例な大会にはなりますが、ともかく「連続中止」だけ避けてほしいものです。

関連
この記事を見ている人は以下の記事も見ています