豆まきをして鬼を払う節分が、2021年は124年ぶりに2月3日ではなく、2月2日になり、また今後30数年は、4年ごとに2月2日になることに驚く人が多いようです。
節分2021がなぜ2月2日となるのか、子供にも分かりやすく解説してみました。
地球が太陽の周りを365日5時間48分46秒で回っていることに理由がありそうです。

目次
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節分2021はなぜ2月2日なのか?
子供に分かりやすく説明するのを考えてみた
節分2021はなぜ2月2日なのかを子供にも分かりやすく説明してみました。
私が説明する場合の結論を言うと...
このような感じでしょうか。正直子供には難しすぎるので、もうこんな感じにしかできません。。

でいいよ
春になる季節の始まりの日を立春と言い、その前日を節分と言います。
立春は農作業などが始まるため、昔から1年の始まりと考えられていました。
それで、立春の前日の節分は1年の最後の日、おおみそかにあたります。
そこで、これから始まる新しい1年の前に鬼を払い、不幸や災いのない一年になるようにとの願いを込めてこの時期に豆まきなどの節分が行われたのです。
1年に1度訪れる太陽と地球との位置が、特定の瞬間(春分を0度として、太陽黄経が315度となる)が含まれる日が、立春となります。
*太陽黄経(たいようこうけい)とは、太陽が天球上を通る経路(黄道)を等角に分割した座標、で. 春分点を座標0度として360度に等分したもの、立春は315度に位置する)。
図については、以下のサイトを参照してください。
https://www.84p.net/tenkiya/column27.html
1年は平年なら、365日ですね。地球が太陽のまわりを365日ぴったりで回ってくれれば、毎年立春も節分も変わらないのですが、実際は、365日と5時間48分46秒多くかかって回っています。
このままだと、4年で、1日近くずれてしまうので、4年に1度うるう年として、2月29日を1日増やして、調整しているのは良くご存じと思います。
では、具体的に例でみてゆきましょう。
2013年の立春の瞬間は2月4日01:13でしたので、立春は2月4日でした。
地球が太陽のまわりを365日ぴったりで回る場合
2014年、2015年、2016年の立春の瞬間は2月4日01:13で変わらないはずです。
そして、2016年うるう年の翌年の2017年は1日早くなり2月3日01:13となります(本来うるう年は必要なくなりますが)。
以降同じように4年ごとに繰り返します。
地球が太陽のまわりを365日6時間で回る場合
2014年 2月4日07:13
2015年 2月4日13:13
2016年 2月4日19:13
2017年 2月4日01:13(前年うるう年で1日早くなる)
以降同じように4年ごとに繰り返します。
地球が太陽のまわりを365日5時間48分46秒で回る場合
2013年 2月4日01:13
2014年 2月4日07:03
2015年 2月4日12:58
2016年 2月4日18:46
2017年 2月4日00:34(前年うるう年で1日早くなる)
2018年 2月4日06:28
2019年 2月4日12:14
2020年 2月4日18:03
2021年 2月3日23:59(前年うるう年で1日早くなる)
6時間より、11分14秒短いために、少しずつ早くなり、ついに、2月3日に食い込んでしまったため、立春が2月3日、その前日の節分は2月2日になったというわけです。

詳細に説明すると...
節分は「立春」の前日で、立春は太陽黄経が315度となる瞬間を含む日で、太陽と地球との位置関係で決まり、日付は年によって異なってきます。
地球が太陽を1周する時間は365日ではなく、365.2422日で、5時間48分46秒長くなります。
4年間で、0.9688日(23時間15分)となりますので、2020年のように、4年に1度うるう年として2月29日を増やして、リセットしていますが、これでもずれが生じますので、100で割れる年は閏年にせず、400で割れる年をうるう年のままとするなどさらに、調整を行っています。
では、具体的に1980年から2029年で、立春の瞬間を見てみましょう。
年 | 立春(日本時間) | 備考 |
---|---|---|
1980年 | 2月4日22:09 | うるう年 |
1981年 | 2月4日06:55 | |
1982年 | 2月4日12:45 | |
1983年 | 2月4日06:12 | |
1984年 | 2月5日00:19 | うるう年 |
1985年 | 2月4日06:12 | |
1986年 | 2月4日12:08 | |
1987年 | 2月4日17:52 | |
1988年 | 2月4日23:43 | うるう年 |
1989年 | 2月4日5:27 | |
1990年 | 2月4日11:14 | |
1991年 | 2月4日17:08 | |
1992年 | 2月4日22:48 | うるう年 |
1993年 | 2月4日04:37 | |
1994年 | 2月4日10:31 | |
1995年 | 2月4日16:13 | |
1996年 | 2月4日22:08 | うるう年 |
1997年 | 2月4日04:02 | |
1998年 | 2月4日09:57 | |
1999年 | 2月4日15:57 | |
2000年 | 2月4日21:40 | うるう年 |
2001年 | 2月4日03:29 | |
2002年 | 2月4日09:24 | |
2003年 | 2月4日15:05 | |
2004年 | 2月4日20:56 | うるう年 |
2005年 | 2月4日02:43 | |
2006年 | 2月4日08:28 | |
2007年 | 2月4日14:18 | |
2008年 | 2月4日20:00 | うるう年 |
2009年 | 2月4日01:50 | |
2010年 | 2月4日07:48 | |
2011年 | 2月4日13:33 | |
2012年 | 2月4日19:22 | うるう年 |
2013年 | 2月4日01:13 | |
2014年 | 2月4日07:03 | |
2015年 | 2月4日12:58 | |
2016年 | 2月4日18:46 | うるう年 |
2017年 | 2月4日00:34 | |
2018年 | 2月4日06:28 | |
2019年 | 2月4日12:14 | |
2020年 | 2月4日18:03 | うるう年 |
2021年 | 2月3日23:59 | |
2022年 | 2月4日05:51 | |
2023年 | 2月4日11:42 | |
2024年 | 2月4日17:27 | うるう年 |
2025年 | 2月3日23:10 | |
2026年 | 2月4日05:02 | |
2027年 | 2月4日10:46 | |
2028年 | 2月4日16:30 | うるう年 |
2029年 | 2月3日22:20 |
例えば、2010年では、2月4日07:48となります。翌年は365日と5時間48分46秒長くなりますので、2011年2月4日13:33に、同様に、2012年は 2月4日19:22となります。
このまま、365日と5時間48分46秒を足しますと、1日ずれて、2013年は、2月5日01:13はずですが、2012年がうるう年で、2月29日があったため、1日まえに移動し、2月4日01:13となったわけです。
同様に、4年後の2017年も2月4日00:34となりぎりぎり2月4日に収まりました。1988年 ~ 2020年は、たまたま春分が、2月4日に入ったわけです。
しかし、うるう年の2020年に1日調整したことで、2021年は、2月3日23:59とぎりぎり前日の3日にずれ込みました。
24時間近くありますので、毎年11分14秒短くなっていっても、23時間59分を消費するのに、かなり時間がかかり、4年ごとの、うるう年の調整により、翌年は1日早い2月3日が繰り返しやってくるというわけです。
従って、春分の前日節分の日も2月2日が、当面は4年ごとに続いてゆくことになります。
年 | 2月3日以外の節分 | 備考 |
---|---|---|
1873年 - 1884年 | 2月3日に固定 | |
1885年 - 1900年 | 4で割った余り1の年は2月2日 | 1900年うるう年にせず |
1901年 - 1917年 | 4で割った余り2と3と0の年は2月4日 | |
1915年 - 1954年 | 4で割った余り0と3の年は2月4日 | |
1955年 - 1987年 | 4で割った余り0の年は2月4日 | |
1988年 - 2020年 | 2月3日に固定 | 2000年うるう年のまま |
2021年 - 2057年 | 4で割った余り1の年は2月2日 | |
2058年 - 2090年 | 4で割った余り1と2の年は2月2日 | |
2091年 - 2100年 | 4で割った余り1と2と3の年は2月2日 | 2100年うるう年にせず |
2101年 - 21??年 | 4で割った余り0の年は2月4日 |

節分2021が2月2日であることにみんなの反応は?





出典:ヤフコメ

まとめ
要約すると...
- 節分 2021が2月2日となるのは、地球が太陽を365日5時間48分46秒で1周するため、4年に1度のうるう年で、調整しきれないずれから来ている
- 立春は、1年のうちで、地球と太陽が特定の位置関係にある瞬間を含む日であり、その瞬間が1年に、11分14秒ずつずれてゆくために、これを含む日がうるう年ともからみ、2月4日の前後にずれる
- 今年の節分2月2日に驚いたとの声が多いが、124年ぶりの次が4年後となるのが理解できないとの声多数
どこまでわかりやすく説明できたかわかりませんが、基本は、立春の瞬間を含む日が、地球が365日と5時間48分46秒で、太陽の周りをまわるため、うるう年をいれて調整しても、ずれが生じ、立春が2月4日でなく、3日となったり、5日となったりすることで、節分の日がずれるということ尽きます。
