少しずつですが球場に観客が入りはじめ、ようやく「いつもの風景」が戻ってきたプロ野球。各球場でもファンの一喜一憂姿が定着してきました。
ただ観客が少ないせいか、球場内にはファンの野次も結構響いている様子。集中力が切れ、思わずプレーを中断してしまう選手も出ています。そもそも今、野次って禁止なのでは?コロナ禍の中のプロ野球観戦ルールをあらためて見直してみました。

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プロ野球2020野次で中断も
無観客を経て10日から1試合5000人を上限に観戦が認められるようになったプロ野球。待ちに待った「生観戦」だけに、各球場の中継映像では〝プラチナチケット〟を手にして、野球を堪能するファンの笑顔が広がっています。
ただ本来3万~5万人もの大観衆が収容できる球場だけに、5000人以下の観衆はかなり少なめ。コロナ観戦防止の「キープディスタンス」の意味もあり、スタンドではファンが席を空けて座るスカスカ状態になっています。鳴り物入り応援や応援歌、大声援なども禁止され、試合中は両ベンチの選手・コーチの声が場内に響くだけ、ということが多いようです。
そのせいか、昨季までの試合では音楽などにかき消されて聞こえなかった「野次」も、今年はかなりグラウンドに響いている様子。報道によると以下のような「事件」も起きています。
【10日のオリックスvs日ハム戦(京セラドーム)】
・8回オリックス攻撃中、内野のオリックスファンから「(日ハム投手)宮西~!打たれろ~」「よそ見するなー!(日ハムの一塁手)清宮~!」の野次が。日ハムファンの反撃野次も出て他の客の笑い声が響くと、打席の伏見選手がタイムを要求。宮西投手もプレートを外し試合が中断。
【10日の巨人vsヤクルト(ほっともっとフィールド神戸)】
・試合前に土砂降りの雨となり、内野席のファンは屋根の部分へ移動。お隣の甲子園球場での阪神戦は開始されたため「甲子園はやっとるんやから早うやれ」「さっさと選手出てこい」などと怒号の野次が飛び交う。
コロナ観戦防止のため、観客入りになったとはいえ、すべての球場では「声援禁止」などの「コロナ観戦ルール」が定められているはずですが、こうした大声の野次などの〝違反行為〟が早速現れているようで、ネットなどでは野次るファンへの批判の声も上がっています。
では次項であらためて、今季プロ野球の主な観戦ルールをまとめて見直してみましょう。


ピッチャーがセットポジションに入るとシーンとして観客が見入る
いいプレイには拍手、野次が少ない
みんな野球が好きなんだなと思った
(いつもの応援が悪いわけではないよ) pic.twitter.com/hk7PyN3Fua— emi (@ekrkrh14) July 12, 2020
プロ野球2020観戦ルールは?
野次で中断したオリックス戦では、TV解説していた元阪急の名投手星野伸之氏が「普段は太鼓などでかき消されるんでしょうが、音がないからよく聞こえますね」と指摘。観客入りで選手たちには「声援が力になる」と歓迎する声の半面、「球場によってはファンとの距離が近すぎて、感染が怖い」「変な野次が響いてやりづらい」という意見も出ているといいます。
ここであらためて、コロナ禍を防ぐためのプロ野球2020の主な観戦ルールを、いくつかの球団サイトからまとめてみました。
<感染対策の基本>
■体調不良、発熱がある、マスクなしの観客は入場禁止
■分散、時間差の入退場を推奨
■手指のアルコール消毒徹底
■十分距離を空けて座る。仲間での密集禁止
<応援関係>
■ハイタッチや肩組みなど禁止、タオルは掲げてもよいが回すのはダメ
■ジェット風船禁止
■「メガホン使用・大声・歌をうたう・指笛」は禁止
■跳びはねや座席の上に立ち上がっての応援禁止
<その他>
■お酒の販売は制限あり。外部からの持ち込みは禁止
■飲食物の持ち込み禁止の球場も
■選手の握手などファンサービス自粛。選手に対面したり接触禁止
■選手へのプレゼント、サインボール投げ込みなど禁止
■ファウルなどのボールを自席から離れて拾うのは禁止
https://twitter.com/Orix_Buffaloes/status/1282125646202724353

野次で中断にネットの反応





出典:ヤフコメ欄
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まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- オリックスvs日ハム戦で野次の応酬。打者がタイム要求し試合が中断
- コロナ対策で観客が数千人と少ないため、野次が球場中に響く結果に
- 大声や試合妨害の野次など「観戦ルール違反」にはネットで厳しい批判
プロ野球に限らず、スポーツや舞台芸能、あるいは議会といった政治の世界でも野次は昔から行われ、今でも「華を添えるもの」という考え方があるのは確か。しかし他の客の迷惑になったり、ましてや試合や舞台を中断させるような野次は「悪意ある妨害行為」でしかありません。
現在のコロナ禍では野次自体「御法度」ですが、普段のシーズンであっても、試合や観戦の邪魔にならずウイットに富んだ温かさのある野次が大事だという気がします。野球観戦が「牧歌的」だった昭和のパリーグ「阪急vs南海」戦での、常連応援団同士の漫才のような「野次り合い」を最後にご紹介して終わりたいと思います。
・(頭髪の薄い選手が帽子をとって声援に応えると)「もう十分!まぶしい!まぶしいわ!」
・(色白で細身の星野伸之投手登場に)「星野!陽に当たれ!めしようけ喰え!」
・「監督-!もっと選手の給料あげたれや!」
・「門田-!肉まんあるよ!もう野球やめてこっちきて肉まん一緒に食おう!」
↓動画はこちら

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