コロナ禍で非常に短いシーズンとなった今季メジャーリーグ。注目の日本人選手たちは、活躍を喝采する声あり、まさかのケガに泣く声あり、悲喜こもごもなスタートとなっています。
メジャー初挑戦となる日本人の一人が、今季巨人からトロント・ブルージェイズに移籍した山口俊投手。ところが試合では炎上続きで苦々しいデビューに。ベテランの山口俊投手は果たしてメジャーで活躍できるのか、それとも「無理」なのか?近況や地元カナダなど世界の反応をまとめました。(出典:Wikipedia、各スポーツメディアなど)

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山口俊はメジャー無理なのか?
山口俊投手は大分県出身の33歳。地元の柳ケ浦高1年のときに夏の甲子園出場を経験。06年に高校生ドラフト1巡目指名で横浜(現DeNA)に入団し、先発や抑え投手として活躍します。17年にFAで巨人に移籍すると先発の柱となり、ノーヒットノーランを記録。
昨季は15勝4敗、防御率2.91で最多勝、最多奪三振、最高勝率の投手三冠に輝くキャリアハイの成績で、リーグ優勝に大きく貢献。NPB通算成績で64勝58敗112セーブ、防御率3.35を残し、以前から憧れだったというメジャー挑戦を表明しました。
そして巨人の選手としては初めて、ポスティングシステムを利用してブルージェイズと2年総額635万ドル(約6億9千万円)、各年140万ドルの出来高付きの契約で合意。ブルージェイズでは、横浜時代以来となる、ブルペン陣の一角を任されることになりました。

入団会見では「パワーピッチャーとしてメジャーリーグの舞台でも力で押したい」と意気込みを語った山口投手。しかし次項でご紹介するように晴れの初マウンドではいきなりの「炎上」。山口俊投手のMLBお披露目舞台はほろ苦いものとなり、ファンの間では「ヤマグチはメジャーでは無理」といった雑言も聞かれたようです。
【MLB】山口俊、デビュー戦の“タイブレーク黒星” 元メジャー右腕が解説する救援投手の苦悩は?#yamaguchi #BlueJays #mlbjphttps://t.co/gN1sxElY9s
— Full-Count (@Fullcountc2) July 27, 2020
山口俊がカナダでも炎上
山口俊投手のメジャー初マウンドは、7月26日のタンパベイ・レイズ戦。1点リードの10回裏、今季特別ルールのタイブレークでランナーを背負って登場。無死2塁からホセ・マルティネス選手に四球を与え、続くキアマイアー選手に逆転サヨナラ2点タイムリーを浴びてしまい、いきなりの敗戦投手となってしまいました。
さらにリベンジを期して同月29日、ナショナルズ戦で0-0の10回、またもタイブレークで6番手投手として登板。無死二塁で先頭打者から2者連続で四球を与えてしまい満塁に。連続三振で2死までこぎ着けたものの。次打者の打球が間一髪の内野安打となります。満塁のまま次の打者には3塁打を浴び、4失点でまた敗戦投手になりました。

開幕から二連敗、防御率36.00という目を覆うようなスタートとなった山口俊投手。この結果に地元トロントのファンも「炎上」。カナダのツイッタートレンドに「Shun Yamaguchi」が一時1位まで上昇するほど、かなり辛辣なコメントが殺到したようです。
ただ地元メディアでは「この二試合だけで〝もう無理〟などとは言えない」と擁護する論調も。地元ラジオ局は「ブルージェイズは接戦ばかりだったので、救援陣が感覚を掴む機会がなかった」と、もっと楽な場面での登板の必要を指摘。今後ロースター枠が減った時にはロングリリーフが重宝されるため、山口投手の重要度は増すと分析しています。
首脳陣も同様な考えのようで、ウォーカー投手コーチは、課題が浮き彫りになった山口投手の制球力を改善するため、特定の球種を決まったコースに投げる練習を重点指導。今後は大量リードの場面での起用も検討し「山口は三振を奪う能力がある。これからチームに貢献してくれれば」と巻き返しを期待しているとのことです。
山口俊の最新海外の反応





出典:twitter
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まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- ブルージェイズ移籍の山口俊が初登板から連敗の「目覆う」スタート
- タイブレーク場面で四球から炎上。カナダファン批判殺到でSNSも炎上
- メディアは「楽な場面で調整を」と擁護論も。3試合目は無失点で一息
メジャーをにらんで日頃からキャッチボールでは滑りやすいMLB公式球を使ってきた山口投手。広大な北米を移動するメジャーでは球場によって気温や湿度が異なるため、ボールの感覚も変わるといわれ「どう克服していくか」と課題を口にしていましたが、実戦では懸念された四球連発から崩れ、早くも「洗礼」を浴びた形です。
ただ、短い休養を挟んだ8月4日の三度目の登板では、首脳陣の配慮からか1-10と大敗が確定的なブレーブス戦の8回途中からマウンドへ。1暴投1四球はあったものの2/3回を無安打無失点に抑え、防御率を21.60まで縮めて一定の成果を見せました。
NPBで実績豊富なベテランだけに、投球を重ねることで対処法を見つけることは可能なはず。すぐに結果が求められる立場は本人も十分自覚しているでしょうし、一日も早くチームでの「立ち位置」を確立してほしいものです。

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