東京オリンピックの年の経済

ステルス値上げとは意味は?セブンの疑惑は嘘?本当?

SNS上で、昨年から、セブンの弁当が、量を減らして、ステルス値上げしているのではとの疑惑が拡散しています。
ステルス値上げとはどういう意味なのか?セブンの疑惑は嘘なのか?本当か?を見てゆきましょう。

特に、いなり寿司のリニューアルについて、調査、検証し、はっきりさせました。

ひまり
もやもやしていたくないわ!

ステルス値上げとは意味は?

セブンイレブンが疑惑を持たれているステルス値上げとはどのような意味なのでしょう?

ステルスとは、「隠密。こっそり行うこと。」の意味で、「ステルスマーケティング」とか、敵のレーダーをかいくぐる航空機やミサイルの「ステルス技術」などと使われます。

「ステルス値上げ」は客に気づかれずにこっそり行う値上げを意味します。
特に、小売りされる商品の価格は変わらないままその内容量がシュリンク(収縮)してゆくことからシュリンクフレーションとも呼ばれます。

セブンの「ステルス値上げ」を疑うツイッターが、昨年から後を絶たないようですが、最近発売された新商品で再び、炎上しています。
具体的に見てゆきましょう。

スタミナ炭火焼肉弁当

先月発売された新商品です。
弁当容器が底上げされたように見え、食べ応えあるほどの中身がないとの指摘です。

外から見ると、焼肉がいっぱいに敷き詰められており、ボリュームたっぷりな印象ですが、容器が非常に薄く、実際に食べると物足らないとの声が上がっています。

一番外側の黒い容器が、炭火焼肉の入っている赤い容器を収める二重構造となっており、大きく見せるようにも見えます。

たっぷりハムとたまごのサンド

たまごが透明の包装の上からは、たっぷりに見えるが、開けてみると見えない部分はスカスカだとして、「ハリボテサンドイッチ」と名付けられています。

やわらかジューシーいなり2個入り

昨年5月に「いなり寿司3個入り」(200円)が「やわらかジューシーいなり2個入り」(205円)にリニューアルされた時も、いなり寿司が一つ減らされた上に5円値上げされたとして、「姑息なやり方」と批判の声が相次いでいました。

これらに対し、セブン-イレブンは、

「今回のリニューアルでは、いなり寿司の皮、調理の工程などを改良しており、味も若干異なります。そもそも別の商品となっています。確かに、一見すると同じ商品のように捉えられるかと思いますが、品質の見直しをしているため従来品とは異なります」
「内容量は3個から2個に減っていますが、1個あたりのサイズ・重量は上がっており、1包装あたりの総重量に大きな変化はありません」と当時回答しています。

また、最近の容器の底上げ疑惑については、
「昨今の環境課題であるプラスチックごみ削減の目的で容器素材を薄くしており、強度を保つための設計であると同時に、レンジ加熱の際に中心まで温まりやすい形状にしております」

ただ、一目でわかる質量の比較を、数値によって説明していませんので、いつまでたっても疑惑が解消されたとは言えなく、くすぶり続けている状況です。

このところセブンは問題が多いよな!
れん

セブンでのステルス値上げは嘘?本当?

セブンでのステルス値上げは嘘か?本当かを検証してゆきましょう。

ツイッターの「たっぷりハムとたまごのサンド」の写真を見ると、外見のボリューム感を増やしてその分、中をスカスカにしたと疑わざるを得ません。
「スタミナ炭火焼肉弁当」の容器も、見栄えを最優先に、しているようにも見えます。

二重底とか、底上げなどは、昔お菓子や弁当、お土産などで、よくありましたが、批判が出てとっくに食品業界からは追放されたものと思っていました。

厚さを薄くした容器の強度を増すために、凹凸やカーブをつけるという話は理解できますが、これくらいの量の食材で、レンジ加熱の際に中心まで温まりやすいためにわざわざ中央部を凸にするという説明は必ずしも納得行きません。

「やわらかジューシーいなり2個入り」リニューアルの件が一番資料がそろっていますので、じっくり検討してみましょう。

ツイッターを見ると、リニューアル前後のいなりの写真に栄養価が載っております。
これを比較したのが以下の表です。

1包装当たり
ふっくらしたいなり3個入り
やわらかジューシいなり2個入
油揚げ
ごはん
消費期限
16.8.31午前5時
19.5.16午前5時
値段
186円(税込み200円)
190円(税込み205円)
熱量
293Kcal
250gKcal
116Kcal
252Kcal
タンパク質
9.8g
8.8g
5.58g
3.8g
脂質
8.3g
5.6g
9.93g
0.5g
炭水化物
44.9g
41g
0.75g
55.7g
Na
657mg
726mg
質量*160~141g129g30g150g

*「ふっくらしたいなり3個入り」の質量は炭水化物量からの推測と、他社の同等の3個入りの値。

一包装体で、熱量、タンパク質、脂質、炭水化物はいずれもリニューアル品の値が低く、Naだけが高いことが分かります。

いなり寿司の、メインの材料であるごはん(150g)、油揚げ(30g)の栄養価も載せておきました。
砂糖、酢、醤油についてはメインでないとして、ここでは考慮しませんでした。

それぞれの栄養価の特徴から、いなり寿司の栄養価のうち、炭水化物はほとんどごはんから来ており、脂質はほとんど油揚げから来ていると推測できます。

リニューアルしたジューシーいなりについて、ごはんの量(炭水化物44.9g⇒41.0g)が減り、油揚げの量(脂質8.3g⇒5.6g)も減っているのではと推測されます。

唯一量が増えているNaは味付けに使った醤油などのNaClから来ていると考えますと、味を濃くして、ジューシーさをうたったものの、実質のメインの材料は減らしているのではと疑われます。

以上の検証から、ステルス値上げの疑惑を晴らすことはできそうもありません。

ひまり
なるほどすっきりしたわ

セブンのステルス値上げ疑惑にネットの反応は?

セブンの腹が立つところは「お手ごろサイズになりました」だのなんだの、消費者のことを考えて小さくしました、少なくしましたという体裁を取っているところ。
本部としては昔に比べて驚くほど品質は向上していてお値段そのままなら、多少量が減っても文句を云うなって事ですかね?
以前はコンビニおにぎり2個で満足感があったけど歳を重ねたのに最近は3個食べたくなる自分は…
値上げが叩かれているわけじゃない。
容器の中を底上げするような狡い真似を
こっそりやるから叩かれるんだ。
原材料や人件費の高騰は消費者側も理解しているんだから、堂々と値上げすれば良い。
味や量などの品質を下げてお値段据え置き感を出す姑息な売り方はやめてくれ。
これくらいなら許容範囲だろう・・という判断を社内だけでするからこうなる。
確かに小さく少なく・・それでいてパッケージだけそのままだから、特におにぎりはカパカパに感じる。

出典:ヤフコメ

客をばかにしているように見えるのが腹立つところ!
れん

まとめ

要約すると...

  • ステルス値上げとは、客に気づかれずにこっそり行う値上げを意味し、価格は変わらないままその内容量が減ってゆくこと
  • いなり寿司リニューアルの件で検証すると、セブンのステルス値上げ疑惑の否定はできない
  • いろいろ謳い文句を掲げたり、小細工をして、こっそり量を減らすのではなく、人件費、材料費が上がっていることを説明して、堂々と値上げすべきとの意見が多い

疑惑に対してセブンが、真正面から答えていないため、いつまでもこの問題が一向に収まらず、客の不信感が募ることになっています。

量はほとんど変わっていませんというなら、例えば素材別の質量を数値として示せるはずです。
材料費や人件費の高騰、健康志向を考慮して量はこうなったなど真っ当に数値と理由を挙げて、対応しないかぎり、この問題はいつまでもくすぶり続けるのではないでしょうか?

ひまり
トップが、しっかり方針を示さないからでは?

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