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平ツバキャップ(帽子のツバ曲げない)がなぜプロ野球で増えてるの?何か意味がある?

日米でようやく野球界が始動します。今季無観客でスタートしたNPBに続き、MLBは労使対立が解けないまま結局「60試合強行開催」の方向に。理想の形からはほど遠いものの、ファンが野球を楽しめる日常がようやく戻ってきました。

ところで野球の試合を見ていると、選手がかぶる帽子には人によって結構特徴があることに気づきます。「ノーマル派」のほか、ツバを曲げない「平ツバ派」や極端に曲げる「合掌造り(?)派」……。

野球のキャップにはなぜこのように色んな特徴があるのでしょうか。最近のツバブームや、なぜこの形が好まれるのかなど「帽子のツバトリビア」を探ってみました。

一人の選手が、高校時代→プロ初期→レギュラー期→メジャー時代と帽子が変わっていくのをチェックするのも楽しいわw
ひまり

平ツバキャップ (帽子のツバ曲げない) がなぜプロ野球で増えている?

19日に開幕し、早くも好不調が分かれてファンをやきもきさせているプロ野球。「コロナ自粛」のころを思えば嬉しい悩みといえますが、ところでグラウンドの選手をみていると、人によって帽子のかぶり方に違いがあることに気づきます。

最近増えているように思われるのが「平ツバキャップ」。野球帽は頭を覆う半球形の布に、日差しを遮るツバが前部についているのが特徴。このツバ、通常は頭の形にあわせて自然にカーブするのものですが、これをあえて地面と平行にまっすぐにし、曲げないのが平ツバキャップです。

れん
【野球帽トリビア】米国の草創期には公式なルールがなく、中には麦藁帽や乗馬用ヘルメットをかぶってプレーする選手もいたんだって!

プロ野球では比較的若手の選手に平ツバが多い様子。オリックスの山本投手、ソフトバンクの森投手らが代表的。「守備職人」広島の菊池選手も平ツバ派のようです。

↓山本由伸投手(オリックス)

↓森唯斗投手(ソフトバンク)

なぜ彼らは平ツバ派なのか。報道によると単に「好きだから」と話すのが山本投手。おしゃれなだけです。NEW ERA(米国の帽子製造会社が作ったツバが真っすぐのキャップ)みたいにしたい。こだわりです」

メディアによると平ツバキャップはメジャーが発祥。2000年ごろ、黒人の音楽・文化として若者に人気があったヒップホップから影響を受けた説が有力。ヒップホップのラッパーは「街のギャングが、店から強奪した帽子を値札つきのままかぶる」という〝ワイルドイメージ〟を好み、新品のツバがまっすぐな帽子をそのまま、やや横向きにするなどのスタイルでかぶったそうです。

これを黒人やラテン系メジャーリーガーが採り入れたのが平ツバキャップ帽。日本選手もそうしたファッションの時流に乗ったようです。

ただし違う理由なのが菊池涼介選手。ツバで左右の視野を遮られないよう平らにし、一塁手・遊撃手、走者の位置を横目で確認し動きを予測、準備しておくためらしい!これぞプロ中のプロ!
れん

帽子のかぶり方が印象的な選手

帽子のかぶり方にもそれぞれの個性があるプロの野球選手。最近は平ツバキャップ派が増えつつあり、「なぜツバを曲げないのか」にも選手ごとのこだわりがうかがえます。あらためて日米野球界で帽子のかぶり方が印象的な選手やスタイルをまとめてみました。

【野球帽トリビア】70年代のMLBでは頭を覆う部分が円筒形になった「ピルボックスキャップ」が人気だったこともあったわね!当時プロ野球のオールスター戦なんかでも真似して採用されてた記憶が…
ひまり

■平ツバキャップ

2000年頃のヒップホップブームとともに増え始めた平ツバキャップ。メジャーでも「オールドスタイル」に対抗する新勢力とみられているようです。代表的なMLB選手には、昨季引退したヤンキースの名投手・CCサバシア氏らがいます。

↓ヤンキース時代のサバシア投手

■山折りツバキャップ

日本の伝統家屋「合掌造り」のように、ツバを山折りに曲げるスタイルがこれ。平ツバとは真逆の発想で、新品の帽子のあちこちにクセをつけ形を変えるものです。プロ野球ではソフトバンクの名遊撃手・今宮選手が代表格です。

↓今宮健太選手(左下)

山折りは高校野球でも一般的な形。高校球児の人気スタイルには、帽子の前を立て頭頂部を凹ませる「前立て凹ませ型」、ツバだけ山折りにする「合掌造り型」、この両方を組み合わせた形などがあるそうです。

↓一般的な高校野球選手

ひまり
かつて甲子園を席巻した有名選手にあやかって、「勝利を呼ぼう」とゲン担ぎしたのが球児内ブームの始まりとも。型崩れを防ぐため帽子を浅くかぶるからか、マウンドで帽子を落とす投手も結構多いけど!

■前後ろ逆型

MLB歴代7位の通算630本塁打で、殿堂入りも果たした米球界のレジェンド、グリフィーJr氏は、試合以外では帽子を前後反対にかぶることでも有名でした。

グリフィー氏に憧れたイチロー氏が球宴の打撃練習で“グリフィーかぶり”を披露したり、そのイチロー氏を尊敬するエンゼルスの大谷選手もSNSで真似したりするほどの影響力です。

↓グリフィーJr氏の「反対かぶり」

■ノーマル型

ただ、やはりメジャーやNPBでは今でも大勢派はノーマル型。自分の頭にフィットするように自然に曲げた形です。打撃や投球などのプレー中に落とすのは、プロとしてはあまり「美しくない」という面もあるためか、トラウト、ジャッジ選手ら多くのトッププレーヤーはこのスタイルのようです。

↓メジャーのトップ選手たち

平ツバキャップへのネットの反応

かつてのユニフォームや用具には、パフォーマンス向上やケガを予防する役割があったことも忘れてはいけない。おしゃれだが視野が狭くなる帽子など、被る意味はない!
昔ドカベンの不知火選手の如く、帽子のつばに切り込みを入れてきた友人がいた。本人は格好いいと思ったのだろうが、数日経つと切れ込みからほつれて使い物にならなくなった…
帽子もだがソックスもね。投手なのに踵で裾を踏みそうなズボンのはき方は気になってた
投手の場合、星野仙一さんとか表情を読み取られないようにツバを曲げているという選手もいた
許される範囲で格好良く機能的に着こなせばいいんだよ。ただし、スポーツ選手がプレー中に金のネックレスを装着しているのは、どうしても好きにはなれませんが

出典:ヤフコメ欄

まとめ

今回の記事をまとめると以下の通りです。

要約すると...

  • 野球で平ツバ帽子人気上昇。NPB山本由伸、森唯斗ら若手に多く
  • ヒップホップ人気でMLBで流行。菊池涼介は「視野を広げるため」
  • 前後逆型、ノーマル型、高校野球主流の山折り型と好みは様々

帽子やユニフォームを規定通りちゃんと着用するのは、野球の公式ルールの基本ですが、そこは勝負に身をゆだねた世界。ゲン担ぎや自分好みのスタイルにカスタマイズしたり、ファンへの見せ方を意識するのもプロとしては大切な要素です。

思えば昭和の時代からさまざまなプロ選手が帽子にこだわりを持ち、憧れる子供たちも真似をしていたもの。プレーの進化や継承とともに、帽子などのファッションも新世代に引き継がれ変化していくのも、長い野球史の一面といえそうです。

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