東京五輪で初めて正式種目として採用されたサーフィン競技の代表4選手が決まりました。
東京五輪をしっかり楽しむため、サーフィンのポイントとなるルールをわかりやすく解説します。
また動画でその魅力を確認してゆきましょう。

目次
サーフィンのルールをわかりやすく解説
サーフィンのルールをわかりやすく解説してゆきます。
最初に、これだけ押さえておきたい3つのルールを挙げましょう。
・1つの波には1人しか乗れない大原則がある
・1人10本前後波に乗り、審査員がライディングを採点し、最も得点が高い2本の合計点で争う採点競技である
・予選ラウンドは4選手で争い2選手が次に進み、、本戦ラウンドでは2選手で争われ、勝者が次のラウンドに進む
では、詳しくルールを見てゆきましょう。
オリンピックでは縦の動きを与え、3次元のダイナミックな技が可能となる長さ180センチほどのショートボードが使われます。
競技時間は20分~30分。
オリンピックでは20名の選手で争われます。
・競技時間は20分~30分に、1人10本前後波に乗り、5人の審査員が技の積極性や難易度などを基準として、ライディングを採点し、最も得点が高い2本の合計点で争う。
・1つの波には1人しか乗れない大原則があるため、「ピーク」と呼ばれる波が崩れる直前の頂点には、もっとも近い人にその波に乗る優先権が与えられ、妨害するとペナルティとなる。
・予選ラウンドは各ヒート(試合)を4選手で競い、2人が勝ち抜けるトーナメント戦で、本戦ラウンドでは2選手が1ヒートに臨み、勝者が次のラウンドに進む。
採点の中でも、着目される大技
「エアリアル」:波の斜面を利用して、勢いとスピードを生かし海面から飛ぶダイナミックな技で、その高さと滞空時間の長さ。難易度が高い上級テクニックです。
「チューブライド」:波が巻いている状態のことをチューブと言い、この波でできたトンネルのなかを滑ってくぐり抜ける華麗な技です。最も難易度の高い技といわれています。

サーフィン日本代表選手
サーフィン日本代表選手の4選手は以下です。
男子
五十嵐カノア選手:1997年10月1日アメリカ・カリフォルニア州で生まれで、両親が日本人の23歳。
3歳からサーフィンを始め、18歳のときから世界のトップ選手32人が出場する「チャンピオンシップツアー」に本格参戦しています。
スピードと力強さを兼ね備えた華麗なサーフィンが持ち味で、2019年5月に行われた「チャンピオンシップツアー」の大会(インドネシア)で、日本選手として初優勝を果たした。年間ランキングが2019年6位となり、東京オリンピックの代表内定を確実としていました。
メダルに最も近い選手です。
大原洋人選手:1996年11月14日、今回の東京五輪のサーフィン会場がある千葉県一宮町出身の24歳。
13歳で日本サーフィン連盟主催の全日本選手権で優勝し、18歳で出場した「全米オープン」(2015年)では、日本選手として初めての優勝を果たしています。
去年、地元で行われた「ジャパンオープン」で優勝し、世界選手権の出場権を獲得、東京オリンピックの代表に内定しました。
小柄ながら、大きな水しぶきを上げる鋭いターンなど、ダイナミックなサーフィンが持ち味で、練習拠点としている地元、釣ヶ崎海岸での大会で地元の利を生かして上位に食い込むことが期待されます。
女子
前田マヒナ選手:1998年2月1日生まれの、日本人の両親のもと、ハワイで生まれ育った23歳です。
ハワイで培ったブラジリアン柔術で鍛えた体幹から繰り出す大きな波しぶきをあげるターンなど力強いサーフィンが持ち味です。
おととしおよそ半年間、神奈川県茅ヶ崎市に練習拠点を移し、日本の波に慣れたそうです。
そして、去年、千葉県一宮町で行われた「ジャパンオープン」で優勝し、世界選手権の出場権を獲得し、結果として、東京オリンピックの代表内定につなげました。
都筑有夢路(つづきあむろ)選手:2001年4月5日生まれで、神奈川県藤沢市育ちの20歳。小学5年生の時、サーフィンを始めました。
おととし、スペインで開催された最もグレードが高い10,000『ABANCA Galicia Classic Surf Pro』で優勝して、ことしから日本の女子選手として二人目となる「チャンピオンシップツアー」に参戦しています。
158cmと小柄ながら大きく深いボトムターンと、スピードに乗ったライディングを持ち味としています。

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まとめ
要約すると...
- サーフィンのこれだけ押さえておけば良い3つのルールをわかりやすく解説しました
- 五十嵐カノア選手を初めとする日本代表4選手の経歴、特徴をまとめました
- 4選手それぞれの凄技の特徴が分かる動画を掲載しました

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