WHOのテドロス事務局長が、世界的な感染拡大を招いた、感染源とされる中国寄りだとして、辞任を求める署名サイトが100万人を超えました。
なぜこんな事態になったのでしょう?
テドロス事務局長の海外の評価と反応をまとめ,さらに、これまでの発言履歴と感染者数増との関係を一覧表にしました。

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テドロス事務局長の海外の評価・反応
テドロス事務局長の海外の評価・反応を見てゆきます。
テドロス・アダノムWHO事務局長とは
2017年からWHOの事務局長を務めるテドロス・アダノム氏は、マラリア研究者で、1986年にエチオピアの保健省に入り、2005年から2012年に保健大臣として、革新的な健康改革を推進し、成果を上げました。
2009年から2年間、AIDS、結核、マラリアと戦うためのグローバル基金の理事長を務めた後に、2017年5月に任期5年のWHO事務局長に選出されました。
次に見るように、新型コロナウイルスの感染拡大について、責任を追及する声が大きくなっています。
署名サイト「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」で、即時辞任を要求する理由として挙げられてるのは次の3項目です。
1.テドロス氏は、緊急事態宣言を見送る(1/23)など新型コロナウイルスの脅威を過小評価し、世界的な感染拡大を招いた。
2.政治的に中立であるべきWHOが、客観的な調査や評価を全く行う事もなく、中国政府から報告されている死亡者、感染者数を鵜呑みにしている。
3. 最新の医療技術を持ち、コロナ感染対策で健闘している台湾をWHOから排除し、台湾のWHO参加を認めようとしない。
テドロス氏の出身国であるエチオピアは、中国と親密な関係を築いています。
エジプトにとって中国は、最大の貿易相手国で、「スエズ運河回廊経済帯」の建設など経済面だけでなく、軍事面でも結びつきを強めています。
「スエズ運河」は、習近平国家主席の「一帯一路」の海のシルクロードの終着点の一つとなっています。
これが、テドロス事務局長が中国に忖度する理由のひとつではとささやかれています。
海外のネットの反応




出典:Twitter

テドロス、頑張れ、あなたは間違っていない。
出典:微博(中国版ツイッター)

テドロス事務局長のこれまでの発言まとめ
感染初期から現在にいたるまでのテドロス事務局長の、主として中国に関する発言を
世界と中国の感染者数の推移とともにまとめました。
1月下旬まで、中国の感染者数が世界をわずかに上回った数値となっていますが、中国での感染者の基準の改定などが関係しているものと思われます。
たしかに、特に感染初期に、中国への配慮が見られ、3/26の「行動すべき時期は実際、1カ月余りまたは2カ月前だった」との発言は、1/29の緊急事態宣言の延期や、2/3の「中国との取引や渡航の制限は勧告しない」などの発言と明らかに矛盾します。
2月2日のトランプ大統領の中国からの米国入国禁止措置などは、その後NYで感染爆発を招いたのは、いただけないものの、日本と比べても適正だったと言えます。
新型コロナウイルスの特性は時間とともに、徐々に分かって来たとは言え、人から人への感染がないとか、感染力はインフルエンザと比べて高くないとか、過去に間違っていたなら素直に謝るということをしないのも反感を生む原因となっているのではないでしょうか?
まあ、トランプ大統領も含め、ほとんどの政治家は同類だともいえますが。

まとめ
要約すると...
- テドロス事務局長の海外の評価・反応は、即時辞任を要求されるなど、中国を除けば、非常に悪い
- その原因は、WHO事務局長として、初期対応を誤り、感染拡大を招いたことや、中国寄りの姿勢、間違っても、反省がない点などにある
- テドロス事務局長は、ネット上で、圧倒的に中国べったりだとの評判である
テドロス事務局長の海外の評判は、中国(大陸)を除いては最悪のようです。
3/11パンデミック宣言を宣言したのは、中国での感染数がほぼmaxの80,800人に到達した日です。
その後、世界中で感染爆発が起こったのですから、3/26になって「われわれは最初の機会を無駄にした」や、4/27に「早期から最高レベルの警告を発してきた、WHOの忠告に従わない国があったことは遺憾」などと発言されると、世界から反感を買うのは当然という気がします。
コロナ感染は、人類共通の敵であり、世界が共同して戦わねばならないのですから、中心となるべきWHOが政治的に動くのは、非常にまずいことです。
今回のコロナに対する一連の対応は、テドロス事務局長だけでなく、世界中で、何がここまでの事態を招いたのかを真摯に反省し、次に備えることをしないかぎり、何度も同じことを繰り返してしまうでしょう。
