東京オリンピックの年の経済

テスラってどんな会社?分かりやすく言うと...ネットでは「夢を売る会社」「I T企業だ」

コロナ禍で多くの自動車メーカーが苦戦しているなか、GAFAなど巨大IT企業に並んで、株価が暴騰しているのが電気自動車メーカーのテスラです。

時価総額が34兆円と、日本の全自動車メーカーの合計額を上回ったテスラってどんな会社なのでしょう?

その名前の由来やこれまでの歴史、人気の秘密、将来性から暴騰の理由を探ってゆきましょう。

ひまり
これからもずっとベンチャー企業?

テスラってどんな会社?分かりやすく言うと

テスラってどんな会社か?分かりやすく説明してゆきましょう。

社名の「テスラ」は、磁束密度の単位「テスラ」にその名を遺す電気技師で発明家のニコラ・テスラ(1856年7月10日 - 1943年1月7日)に由来していますが、会社と直接的な関係はありません。

本社はアメリカカリフォルニア州シリコンバレーにあり、カリフォルニア州と中国・上海に工場を持ち、世界販売台数は2018年が24万5000台、2019年が36万7500台で、従業員数は48,016人(2019年)となっています。

CEOは2008年に就任したイーロン・マスクで、宇宙関連企業「スペースX社」のCEOで、「PayPal」の創業者でもあります。
https://www.instagram.com/p/CCgoDSpBWCE/

テスラ開発の歴史

2008年 「テスラ・ロードスター」をリリース
イギリスのスポーツカーメーカー「ロータス・カーズ」の車体に、テスラが開発・製造したEVシステムを乗せたモデルです。
1,000万円近い車体価格ながら、受注生産枠を超える注文が殺到します。

2012年 「テスラ・モデルS」(セダンタイプ)電気自動車としてゼロから開発したモデル。
家庭用コンセントからの充電可能、最高航続距離613km、0-100m加速時間2,7秒の性能が世界中から驚きをもって迎えられました。

2016年 「テスラ・モデル3」(小型で低価格な5人乗りセダン)
最高航続距離613km、0-100m加速時間2,7秒
セダンタイプの外、2012年 モデルX(クロスオーバーSUVタイプ、最大7名乗車)、2019年 モデルY(コンパクトSUV、最大7名乗車)を発売しています。

2016年度のEV・PHEV車種別で見る世界売り上げ台数ベスト3では、2位であったが、2019年には、前年から105.70%の伸びで、1位となっています。

順位
車種名
年間販売台数
前年比
2016年1位
日産リーフ(日本)
51,882
118.30%
2016年2位
テスラモデルS(米国) 
50,944
99.10%
2016年3位
BYD Tang(中国) 
31,405
170.90%
2019年1位
テスラモデル3(米国) 
300,075
105.70%
2019年2位
BAIC EU-Series(中国) 
111,047
197.30%
2019年3位
日産リーフ(日本)
69,873
-19.80%

電気自動車以外の分野

バッテリー事業:家庭用、業務用のバッテリー
エネルギー事業:ソーラーパネル、ソーラールーフ
オートパイロット:先進運転支援システム
などの事業展開を展開しており、2017年2月1日、テスラモーターズを「テスラ」と社名変更しました

ときどき危機があるが、粘り強く乗り越えてきているね
れん

テスラの将来性

テスラは電気自動車関連商品等に特化しており、革新的な商品を造り出していく企業として注目を集めています。

その明るい将来性は次の4つの源から来ています。

他のメーカーの追随を許さない高い技術力

マスクCEOが「今現在、7年前の2012年に発売されたテスラ モデルSと競争できる車は市場にありません!」(2019年4月22日 Tesla Autonomy Day動画)と言い、評論家も認めるように、テスラには、目に見えた競争相手がいない

高いブランド力

これまでの実績で、革新的な商品を造り出していく企業としての評価が高く、マスクCEOの存在もこれを押し上げています
マスクCEO は、2019年4月に、2020年中にテスラ車は自動運転が可能になるだろう、「ロボタクシー」を100万台投入し、自動車販売よりも収益性の高いウーバーのような配車サービスを展開すると発表しました。

彼は、周囲がとても不可能というような驚くべき発表をこれまでも行ってきましたが、例え遅れても必ず実現させる人物だと評価されている。

EVの市場の明るい将来性

EVの市場規模について、2018年の新車販売台数が2035年には16.9倍になると予測されています。

中国政府が環境対策と消費喚起のためにEV分野を重視しており、環境問題に厳しい欧州でも今後大きく需要が増える可能性があります。

変化への適応力

自動車業界は、100年に1度という変化の時代を迎えており、自動化、ネット空間との接続性、シェアリングサービスなどへの対応ができるかどうかで命運を分ける可能性がある。
これまでの柔軟性や、判断の速さなどからテスラは十分適応できる可能性が高いとみられる。

懸念する点があるとすれば、モデル3の初期生産でみられたトラブルや、多額の開発費や工場建設に伴う赤字問題がこれまでも、しばしば生じた点でしょうか。

ますます世界を相手に、大量生産に進むとすれば、生産の安定性は不可欠な要素となります。

ひまり
将来は明るそうね

テスラのネットの反応

将来、都市計画・都市空間に組み込まれるというところで一つ抜けている。
EVが充分な数になってネットワーク化され、再生可能エネルギーを貯める大規模蓄電池の役割りも果たすだろう。
ブランド力があって、レガシーな部品、機器メーカーに慮らないでいいから未来は明るいね。
テスラがここまで成長できたのがアメリカの技術とイノベーション理念が中国の生産能力とうまくドッキングした結果である。テスラのあとに必ず中国の電気自動車メーカが出てくる。その時こそ日本の自動車メーカーの正念場である。
トヨタは車を売る会社だが、テスラは夢を売る会社だ。ビジネスモデルも目標も全く違うものを比べる意味がない。

マスク氏は非常に社交的であり先見の明があるね。テスラ自体独自路線で始めて、今ではテスラが先導するEV市場への参入が急務となっている。スペースXで火星にテスラを持って行っても走らせることは難しくないだろうね。彼の構想は凄い。

出典:ヤフコメ

これからの自動車産業の展開の中で最も良い位置にいるように見える
れん

まとめ

要約すると...

  • テスラとは電気自動車分野で、世界をリードする革新的な企業で、激動の自動車業界で、今後主導権を取ってゆくのではと思われる将来有望な会社である
  • 技術力、ブランド力など4つの強みを持つが、大量生産でのトラブルや収益面などに不安がある
  • テスラが引っ張ってゆくこれからの自動車産業分野で、日本の自動車産業が、今後の激変の時代に生き残ってゆけるか心配の声がある

電気自動車会社というよりIT企業だといわれるテスラは、これからの自動運転、ネットワーク、シェアリングなど激変の予想される自動車業界で、最も適用力を持った企業に見えます。

その将来性を買って、株も暴騰しています。
電気自動車分野では、日本にも、2016年に販売台数トップであった日産リーフ(日本)がありますが、昨今パッとしません。

日本にはハイブリッドに次いで、燃料電池自動車などもありますが、日本の基幹産業である自動車業界が今後どう進むのかもう一つ明確でないように見え、心配されるところです。

ひまり
コロナ禍でも伸びてる会社が日本にももっとほしいね

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