東京オリンピックの年の政治

都知事選でネット投票への議論があらためて盛り上がる!問題点だらけ?

コロナ禍で行われた今回の都知事選では立ち合い演説会もなく、街頭演説も絞られました。
選挙活動が主としてネットで行われたにもかかわらず投票は、旧態依然の投票所でというものでした。

こんな時だからこそ、ネット投票が必要では、と都知事選でへの議論があらためて盛り上がりました。

海外ではどうなのでしょう?ネット投票を推進するのに何が障害となっているのでしょう?

詳しく調べてまとめました。

ひまり
鉛筆の消毒がなんともアナログ的だったわ

都知事選でネット投票が議論に

コロナ禍の都知事選で投票率の低さもあり、ネット投票が議論になりました。

「ネット投票が実現されれば、大幅に人の移動や開票作業による負担・人の集合機会を減らすことができます。しかしいずれにせよ、感染症との共存が中長期的に避けられない以上、ネット投票を行わねばならないことは必然なのです。」
「”お年寄りはダメじゃないか”という反対意見もあるがネットでできるというひとはネット投票にすればいい。」
「政府の上の方にいる人たちのITリテラシーが低すぎる。民間企業でも、セブン-イレブンですらセブンペイで失敗した。・・・10万円給付のオンライン申請で、一人で何回も申し込めました。」

世界には12年以上も前に国政選挙でネット投票を取り入れた国があります。
世界で初めて国政選挙で、ネット投票を取り入れた国は人口132万人のエストニアです。
何をきっかけにしてどのようなシステムで導入したのでしょう?

エストニアは北欧地域に位置し、世界最先端の電子政府を擁しています。
元大関・把瑠都の母国で、落選しましたが、2019年には国会議員に立候補したそうです。
1991年 ソビエト連邦から独立を回復。その後、基幹産業を育てるため、国をあげてIT技術の開発に力を注いだ。
2005年 地方議会選で電子投票システムを導入。
2007年 国政選挙に電子投票システムを拡大、全投票者の5%余りが利用。
オンライン投票システムがDDoS攻撃に会い、大規模なシステム障害が発生しました(ロシアの関与が疑われた)。
2015年 3回目となる国政選挙では全投票者の30%が利用。
2019年3月 総選挙、全投票者の約40%が利用

ネット投票を取り入れた一つのきっかけは、在外エストニア人が多いことで、この投票率をいかにあげるかが課題だった点にあります。
このシステムでは、外国にいても、領事館に行く必要がなく、自宅で投票できます。
また、エストニアの冬の寒さは厳しく、投票が天候などにも左右されることが多かった点などもあります。

システム

必要な品:インターネットに接続しているPCやスマートフォンとエストニアのIDカード
操作:選挙用サイトからダウンロードした投票用ソフトウェアをインストールし、IDカードに記載されている数字とパスワードを入力し、候補者を選択する。

一度投票を行っても期間内であれば投票内容を変更できる。
投票に必要な時間は1分程度

随分簡単だ。ネットには風呂に入りながら投票したという猛者もいたぞ
れん

ネット投票のメリットデメリット

メリット

電子投票システムの導入の5つのメリットが挙げられます。
・開票の迅速化や開票作業に伴う人件費の削減が見込まれる。
エストニアでは、1回につき1万1000時間もの選挙関連の労働時間が削減できているそうです。
・コロナを含めた災害等の発生や天候に左右されずに投票ができる。
台風で離島への投票箱の運搬。鉛筆の消毒作業の手間など。
雨天や雪で投票率が鈍るなど。
密になることなくコロナ感染リスクが減る。
・有権者にとっては、外国を含めどこにいても、体調にかかわらず、短時間で投票を済ませることができる。
コロナ感染していても、歩行困難な方であっても。
・書き間違いなどによる無効票といったリスクが避けられる。
・ネットを使い慣れている若者の投票率の上昇が期待できる。

デメリット

デメリットとしては以下の6つが挙げられます。
・システムや端末の不具合によるトラブルが発生する可能性がある。
・外国からのハッキングなどのリスクがある。
・個人情報漏えいの恐れあり。
・特定の候補者への投票の強制や買収など
1か所に集めた有権者に投票させる。介護施設などで、特定候補に投票させる。
・IT機器を持たない、使えない有権者はネット投票できない。
・「投票の秘密」を守るため、投票後、投票の結果以外は破棄される必要がある。
したがって、投票結果が正しく記録、集計されたかがわからず、個々の投票からの再集計もできない。

ネット投票を実現するための障害

1. セキュリティを含めたシステムの安定的な稼働
有権者約1億人のデータ管理、自治体との連携、ハッカーなどの攻撃からのセキュリティを守る。
個人認証の方法として、マイナンバーカードの活用が有力視されている。
現在約16%のマイナンバーカードの普及率を上げる必要がある。
2.  「公職選挙法」の改正
投票用紙に自分の名前を書いてほしい政治家が積極的に取り組むか疑問である。

3.  ネット投票への抵抗
推進すべき政治家のITリテラシーが低い。
投票率を上げるには、ネット投票より政治教育の方が大事という意見。
完全なセキュリティのシステムはなく、外国の攻撃を受ける懸念がありそう。

ひまり
アメリカでトラブルがあったわね

ネット投票に関するネットの声まとめ

今日の都知事選、注目は投票率…とはいえ、新型コロナウィルス陽性反応者の方々は、投票どうするの?
行きたくても行けない有権者が沢山いるんだろうなぁ、そこが心配。
やはり今回も投票率は気になります。早くネット投票にすればいいのに。若者に投票に行かれては困る党でもあるのかなあ。
ネット投票より前に政治に対する教育をしっかりすることが先だな。
政治に興味がない人が気軽に投票できるのはちょっとあれだわ。
なんでネット投票ってしないの?
若者の投票率あげたいならするべきでしょ。みんな四六時中Twitterとかインスタやる時間あるんだし
雨の中選挙行くの実際だるかったし笑

オフィスも人も要らなくなった。民間はどんどん変化しているのに、ネット投票にしないのは何か意図でもあるの?年配者なら、本人確認の特定番号を与えれば電話投票で済むし。

出典:ヤフコメ

さっさとやればいいのにと言うことだな
れん

まとめ

要約すると...

  • コロナ禍での都知事選でネット投票について、今後のことも考えると、やるべきとの意見と今の政治家では進まないだろうとの議論がある
  • 感染防止、若者の投票率アップなど5つのメリットとシステムトラブル、ハッキングのリスクなど6つの問題点がある
  • ネット上では、なぜやらないのか?と圧倒的にネット投票を推進すべきだとのコメントが多い

エストニアでは、ネット投票が根付いているようですが、1部で取り入れたスイスや、州ごとに取り入れた米国では必ずしも順調ではないようです。

システム開発費の高騰やセキュリティ面で採用すべきシステムがない、他国からのサイバーテロなどでの選挙への関与を防ぎきれないなどの理由によるようです。

IT後進国と言われている日本ですが、コロナ禍で、各国が困っている状況下にあって、上手く適用できるシステムの開発に力を集中するのはどうでしょう。
給付金騒ぎなどで、失った信用を取り戻すチャンスになるのではないでしょうか?

中途半端なポイントを付与する事業などではなく、ネット投票を御旗に掲げれば、マイナンバーカードも普及するのではと思えるのですが。

ひまり
アビガンも影が薄くなって来たし、せめて1つでも日本から世界に売り込めるものが欲しいわ

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