第97回東京箱根間往復大学駅伝競走が、2021年1月2日~3日に新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため「無観客開催」で実施されることになりました。
前回5位で初めてのシード権を獲得するなど、大きく飛躍した東京国際大学ですが、主力の4年生が抜けた後、この地位を守りきれるのでしょうか?
東京国際大学箱根駅伝メンバー2021の出身高校とベストタイムを一覧表にしました。
今年の東京国際大学箱根駅伝メンバーのデータを中心にその特徴を詳しく見てゆきます(Wikipedia、関東学連、スポーツサイトなど参照)。

目次
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東京国際大学箱根駅伝メンバー出身高校とベストタイム一覧表
東京国際大学の箱根駅伝メンバーと出身高校、各選手の10000mベストタイム一覧は以下の通りで、10000mの上位10名の平均タイムを見ると、28.43.98と青山学院を上回る5位となっています。
NO | 氏 名 | 学年 | 出身高校 | 自己最高 | 今年度最高 | 箱根駅伝 | 全日本大学駅伝 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タイム | 年月日 | タイム | 年月日 | 区 | 順位 | 区 | 順位 | ||||
1 | イェゴン・ヴィンセント | 2 | チュビルベレク | 27.38.48 | 2020.11.21 | 27.38.48 | 2020.11.21 | 3 | 1位 | ||
2 | 渡邊 和也 | 4 | 報徳学園 | 27.47.79 | 2011.06.25 | ||||||
3 | ジョンルカ・ムセンビ | 2 | 仙台育英学園 | 28.20.09 | 2020.10.18 | 28.20.09 | 2020.10.18 | 補欠 | 8 | 2位 | |
4 | 山谷 昌也 | 2 | 水城 | 28.29.36 | 2020.10.18 | 28.29.36 | 2020.10.18 | ○ | 1 | 13位 | |
5 | 丹所 健 | 2 | 湘南工科大付属 | 28.39.63 | 2020.10.18 | 28.39.63 | 2020.10.18 | 1 | 13位 | 2 | 8位 |
6 | 中島 哲平 | 4 | 東海大山形 | 28.51.36 | 2019.11.30 | ○ | |||||
7 | 内田 光 | 4 | 佐久長聖 | 29.02.34 | 2019.11.30 | 29.37.16 | 2020.11.21 | 3 | 15位 | ||
8 | 芳賀宏太郎 | 3 | 学法石川 | 29.07.82 | 2019.11.30 | 8 | 5位 | ||||
9 | 栗原 卓也 | 4 | 川棚 | 29.13.65 | 2019.11.30 | 29.56.80 | 2020.11.21 | ○ | ○ | ||
10 | 宗像 聖 | 2 | 学法石川 | 29.13.94 | 2020.10.18 | 29.13.94 | 2020.10.18 | 4 | 9位 | ||
11 | 加藤 純平 | 4 | 九州学院 | 29.15.39 | 2020.10.18 | 29.15.39 | 2020.10.18 | 5 | 13位 | ||
12 | 荒井 雄哉 | 4 | 東海大山形 | 29.22.94 | 2019.11.30 | 補員 | |||||
13 | 渡邊 正紀 | 3 | 鬼怒商業 | 29.23.74 | 2019.11.30 | 30.17.95 | 2020.11.21 | 補員 | |||
14 | 佐伯 涼 | 4 | 須磨学園 | 29.29.87 | 2019.11.23 | 29.45.00 | 2020.11.21 | 4 | 12位 | 7 | 16位 |
15 | 杉崎 翼 | 4 | 東洋大牛久 | 29.33.45 | 2019.11.30 | 30.00.32 | 2020.11.21 | ○ | |||
16 | 堀畑 佳吾 | 2 | 清風 | 29.35.93 | 2020.10.18 | 29.35.93 | 2020.10.18 | 6 | 12位 | ||
- | 熊谷 真澄 | 4 | 高田 | 29.38.27 | 2020.11.21 | 29.38.27 | 2020.11.21 | ○ | |||
- | 草場 大地 | 4 | 鶴崎工業 | 29.47.13 | 2020.10.18 | 29.47.13 | 2020.10.18 | ○ | |||
- | 林 優策 | 1 | 滋賀学園 | 29.57.26 | 2020.11.21 | 29.57.26 | 2020.11.21 | 補員 | |||
- | 奥村 辰徳 | 2 | 九州学院 | 30.20.78 | 2019.12.31 | 32.13.67 | 2020.10.18 | ○ | |||
- | 大上 颯麻 | 2 | 豊川 | 30.43.01 | 2019.10.05 | 6 | 17位 | ||||
○:エントリー |
東京国際大学の箱根駅伝メンバー2021の学年、出身高校、自己最高タイム、今年度最高タイム、箱根駅伝、全日本大学駅伝での成績から、各選手の特徴を詳しく見てゆくことができます。
東京国際大学箱根駅伝チーム2021の特徴
昨年大躍進した5位の主力メンバーの4年生が卒業してしまい確実に頼れるのは。留学生ヴィンセント選手のみとなり、大幅に戦力ダウンしたことは否めません。
その結果、全日本も10位とシード権を逃してしまいました。
【第52回全日本大学駅伝対抗選手権大会 お知らせ】
いよいよ全日本大学駅伝も明日に迫りました!
選手には緊張も見られますがチーム
一丸となって走り抜きます!🏃♂️💨
明日朝8:05スタートとなります!!
沢山の応援よろしくお願い致します👍#東國疾走#巻き起こせ金色旋風#止まらねぇぞ東国 pic.twitter.com/VxmfBJ2GJ5— 東京国際大学駅伝部 (@TIUekiden) October 31, 2020
箱根も、目標を8位と控えめにしています。
昨年3区で2分短縮した世界レベルの区間新を出して驚かせたヴィンセント選手(2年)は11月に学内1位のベストタイムを出し健在で、中心となります。
丹所健(2年)は、昨年1区を任され、13位と健闘してその後の流れを作りました。
今年も、全日本の2区で、5人抜きして、8位で走るなど期待できます。
4年生では前回4区を堅実に走り、全日本でも7区に出場した佐伯涼や、前回8区を5位で走った芳賀宏太郎(3年)が経験を生かしてうまく2年生を引っ張ってほしいところです。
なお、ベスト3位のムセンビは、箱根では留学生枠が1なので、ヴィンセントが出場すると出られません。

東京国際大学箱根駅伝チーム2021の監督
監督は、1962年生まれの大志田秀次(58歳)で、2011年の駅伝部創部時から指揮を執っており、東京国際大学を0から箱根駅伝の常連校に育て上げました。
1981年に中央大学入学後、箱根駅伝では、4年時に 8区で区間賞を獲得しています。
1985年に本田技研入社、1986年アジア大会(ソウル)1500mで優勝を飾っています。
その後、本田技研コーチ、中央大学コーチとなりますが、1996年には、中央大学が箱根駅伝総合優勝しています。
先の日本選手権男子1万メートルで日本記録を破り、五輪参加標準記録も突破する活躍を見せました伊藤達彦(22歳、ホンダ)は、東京国際で大志田秀次がその才能を開花させた選手です。
2020年箱根駅伝予選会で日本人1位となり、本選でのシード権獲得にも大きな貢献をしました。
監督の方針は、「選手が自発的に行動を起こせるか」をキーとして、その環境をつくることを重んじ、チームとしての目標も、箱根駅伝出場→全日本大学駅伝出場→箱根駅伝でのシード権獲得と一歩ずつクリアーして、実力実績を積み上げてきています。
次は箱根駅伝のシード校に定着することを目標として、今回は8位以内と堅実な目標を掲げています。

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東京国際大学箱根駅伝チーム2021の学生三大駅伝の成績
三大駅伝の出雲、全日本、箱根で優勝の経験はありません。
今年の出雲では初出場、初優勝を狙っていましたが、残念ながら中止となってしまいました。
全日本大学駅伝は、2019年には総合順位4位でシード権獲得しましたが、2020年は、総合順位10位でシード権の獲得はなりませんでした。
箱根駅伝には、2016年に初出場を果たし、2018年以降は3年連続で予選会を突破し、17位→15位→5位と前回は初のシード権を獲得しました。
2019年に行われた2020年箱根駅伝予選会では、早稲田など競合を抑え、1位となり、その実力を本戦でも証明しました。
東京国際大学箱根駅伝チーム2021へのネットの反応

強くなるために、どういう意識で取り組むか。輝く学生アスリートから学ぶことも、実に楽しい


優勝争いと言えばと聞かれたら必ず名前が上がるくらいになってほしいよね


この2人についていける学生ランナーはほぼいないから
出典:Twitter

まとめ
要約すると...
- 東京国際大学箱根駅伝メンバー21名の出身高校とベストタイム一覧表を掲げました
- 昨年シード権獲得の主力が抜け、今年全日本でもシード権確保できなかった中で、ヴィンセントを核にどのように箱根でのシード校定着につなげるかが見どころ
- 自主性を重んじた練習法をとっている点をかう声や、東京国際にはぜひ駅伝上位校に割って入ってほしいとの声が
12/4の日本選手権10000mで、2位ながら日本記録を出した伊藤達彦(本田)を育てた大志田秀次監督が、主力が抜けた今年のメンバーで、シード権を守るために、どの選手をどの区間に配置するのかその采配ぶりが注目されます。
今回は、東京国際が箱根のシード常連校となりうるか分岐点となる大会と思えます。
