おしゃれで、顔にフィットしてつけやすく、洗って再利用できると人気のウレタンマスクに逆風が吹いています。
自粛警察ならぬウレタンマスク警察も発生するのではとの心配の声もあります。
ウレタンマスク禁止や効果疑問視の理由をまとめました。
ウイズコロナの生活で、どのようにウレタンマスクを使うのがベストなのでしょう?

目次
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ウレタンマスク警察も発生?
自粛警察やマスク警察のようなウレタンマスク警察も出現するのでしょうか?
次のようなウレタンマスクへの逆風の報道が出ています。
・不織布以外のマスクは禁止の会社
・ウレタンマスク着用で来店したお客さんに不織布マスクに付け替えてもらう美容室
・感染者が出た場合、布マスクだと濃厚接触者と判定されるため、執務中のマスクは不織布マスクと明確に定められたとの通知
・ウレタンマスクが禁止された学校
・基本的にはマスクの有無で判断するが、看護師や美容師など(客と)密接する職業の場合は不織布かどうかで判断する場合もある(東京の保健所)
ウレタンマスクをしていると白い目で見られ、注意されるなどウレタンマスク警察が出現するのではと心配する向きもいます。
ウレタンマスク禁止が増えてきている理由を調べてみましょう。

ウレタンマスク禁止が発生している理由
昨年夏以降のスーパーコンピューター「富岳」を使った各種マスクの飛沫の拡散防止効果の実証実験での、ウレタンマスクは不織布マスクに劣るとの発表が大きな影響を与えています。
吐き出し飛沫量 | 吸い込み飛沫量 | |
---|---|---|
なし | 100% | 100% |
不織布マスク | 20% | 30% |
ポリウレタンマスク | 50% | 60-70% |
布マスク | 18-34% | 55-65% |
国立大学法人豊橋技術科学大「コロナウイルス飛沫感染に関する研究~マスクの効果と歌唱時のリスク検討~」(2020年10月15日の定例記者会見)や理化学研究所のスーパーコンピューター富岳でのシミュレーションなどをもとに作成された全音楽符出版社作成のイラストによっています。
基本的に、実験結果に忠実に描かれています(飛沫直径0.3ミクロンから200ミクロン)。
不織布マスクは、吐き出した飛沫の80%カット、吸い込んだ飛沫の70%カットと、それぞれ、50%、30~40%カットのウレタンマスクと大きな差が出る結果となっています。
不織布マスクは、3層構造になっており、真ん中のウイルス粒子補足不織布がコロナウイルスをカットするのがポイントです。
なお、理化学研究所の結果では、手作りのポリエステルマスクは、綿布に比べると飛沫の透過量は少ないが、不織布マスクに比べると多いことがわかっています。
ウレタンマスクが好まれる理由
洗って再利用可能
通気性が良くて軽いため、息苦しさが少ない
弾力性があり、しっかりと顔にフィットし隙間ができにくい
耳が痛くならない
色も豊富でスタイリッシュで格好良い
ウレタンマスクの飛沫拡散防止効果が劣る理由
本来花粉やホコリ等を対象としたマスクで、花粉を99%カットするフィルター性能を持っていると表示されている商品もあります。
花粉の大きさは3~5umに対し、コロナウイルスは0.1um程で、その目的から言ってコロナウイルスそのものの拡散を抑える効果はありません。
但し、水分をまとったウイルスは2um~4um程の大きさになりますので、花粉と同等となり、これにより一定の防止効果が出ると考えられます。
富岳の実験でも部屋の湿度が高いと、水分をまとった飛沫は早く落下するのに対し、空気が乾燥していると飛沫が遠くまで飛ぶ実験がありました。
特に空気の乾燥した冬の場合効果が落ちるのではと思われます。
一方、不織布マスクには、明確にウイルスろ過率99%(VFE試験)と明示されています。
ウレタンマスクを使用する場合
・不織布マスクが品不足で手に入らない
不織布マスクを使用説明書どおり、毎日使い捨ててますと、在庫がなくなったり、費用がかさんできます。
・屋外など比較的感染リスクの小さい場合
不織布だと息が苦しくなる外でのジョギングなど運動する
・肌荒れなど不織布マスクで問題が出る場合
不織布マスクに劣ると言っても、マスクをしないよりは明らかに飛沫の拡散防止効果はあるわけで、一概に不織布マスクでなければつけてはいけないとはなりません。

ウレタンマスク警察へのネットの反応





出典:ヤフコメ

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まとめ
要約すると...
- ウレタンマスクが禁止されたり、効果が疑問視されているの理由は、富岳を使った実証実験の極端な解釈から来ている
- ウレタンマスクの通気性の良さや再使用できるなどの利点と、飛沫防止効果が完全でない点を考慮して、不織布と場面ごとに効果的に使い分けるのがベスト
- 不織布マスクでも正しくマスクを着けていなければ、意味がなく、健康上の理由などで、不織布マスクをつけられないひともいるので、一概にウレタンマスク着用を非難すべきではない
筆者は、不織布マスク、洗濯した不織布マスク、布マスクを使い分けています。
不織布マスクを使って、毎日捨てるのは、費用や在庫を常に準備するという意味で、大変なので、病院や人込みの多いところに出向かざるを得ない場合に新品を下しています。
布マスクは、ゴミ出し、などひととの接触が少ない場合に使っています。途中で知人に会って話す場合もありますので。
ウレタンマスクは、息が苦しくないように、サイクリングや散歩などひととの接触が少ない場合に主に使っています。
洗濯した不織布マスクについてはメーカーは保証していないので、なるべく傷つけないように押し洗いして、紫外線にあてています。
2,3回使って捨て、布との中間の位置づけとしています。
ウイズコロナの生活では、各種マスクをそれぞれの特徴を生かして、工夫して使い分けるしかないのではないでしょうか?
