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警告試合とは(野球)?基準や定義はあるの?過去事例

開幕からまもなく1か月、熱戦続くプロ野球ですが、18日に甲子園球場で行われた「阪神vsヤクルト」戦で両軍の死球が相次ぎ、審判から「警告試合」が宣言されました。

このプロ野球の「警告試合」とは?基準や定義はどうなっているのでしょうか。過去の主な事例とともに調べました。(出典:Wikipedia、スポーツメディアなど)

阪神5年ぶり7連勝・首位と絶好調!折角いい雰囲気だし、死球はあまり出してほしくないのだけど…
ひまり

警告試合とは(野球)基準や定義は?

18日のプロ野球・阪神vsヤクルト戦。7回に阪神・岩貞投手がヤクルトの主砲村上選手に、8回には阪神・加治屋投手がヤクルトの塩見選手に相次いで死球を与えました。

さらに8回裏、今度はヤクルト梅野投手が阪神の大山選手に死球。これで1試合3死球目となり、球場は不穏な空気に。すかさず球審は場内アナウンスで「警告試合」を宣告しました。

れん
これには伏線があって、16日の前試合でも阪神・藤浪投手がヤクルトに2死球。阪神は2試合で4死球連発になっていたから、ヤクルト側も〝怒り〟が溜まってたかも…

警告試合とは?

この警告試合とはどういうものなのでしょうか。野球では「公認野球規則」という〝憲法〟のようなルール集があります。ただこの中に「警告試合」という規定はありません。

公認規則では8.02(d)項で危険球投球を厳しく禁じ、「投手や監督が同様の行為をもう一度行った場合即刻退場、の警告が発せられる」とあるだけです。

ただこの条文から派生し、いわゆる「報復合戦」を未然に防ぐため、セパ両リーグでは「アグリーメント(申し合わせ)」という文書に警告試合を明記。セリーグでは「危険球により退場が宣告された場合、それ以降の判断により警告試合とする場合がある」と定めています。

基準や定義は?

つまりまとめると、警告試合とは「試合中のプレーによって両チームが乱闘や一触即発の状態になったり、危険球を投じたことで相手チームによる報復行為が行われる恐れがあると審判が判断した試合」だといえます。

ちなみに危険球とは「投手の球が打者の顔面、頭部、ヘルメット等に当たった」(両リーグアグリーメント)ものを指し、審判がそれを危険と判断すれば投手は即退場となるルールね
ひまり

死球での警告試合が宣言されると、それ以降死球を与えた投手が審判の判断次第で退場になる場合があります。試合前にあらかじめ「この試合は警告試合」と審判が宣するケースもあり、その際はどんな死球だろうと、投げた投手は即退場になるとされます。

警告試合の過去事例

以上のような基準や定義があるプロ野球の警告試合。メジャーでもルールはほぼ同じですが、では18日の試合以外に、過去に日本ではどんな事例があったのか主なものを調べてみました。

■14年・ソフトバンクvs日ハム

日ハムの先発・大谷投手(現エンゼルス)に代わった2番手・谷元投手が、SB柳田悠岐選手に死球。柳田選手が怒ってマウンドへ向かうと、両軍が駆け寄り一触即発に。球審が警告試合を言い渡した。

れん
20代前半のギータ若い!髪も角刈り!今じゃ死球でも絶対怒らないから珍しいな…

■15年・ヤクルトvs横浜DeNA(2軍戦)

継投で登板したDeNAの3投手が、ヤクルトの谷内亮太選手に何と3打席連続で死球を与え、3回目には両軍の数名がベンチから飛び出した。その後審判が警告試合を宣告。

■19年・西武vsオリックス

西武・森脇投手がオリックス若月選手に死球。前戦で西武から2死球を受けていたこともあり、オリックス・佐竹コーチが森脇投手を小突くと両軍乱闘騒ぎに。コーチは暴行で退場。警告試合となったが、さらにオリックス田嶋、西武平良両投手が死球を与え、報復行為として二人とも退場。

3人の退場者を出した上、両軍首脳陣に制裁金などが課される荒れた試合となった。

<お詫び>セリーグは公式動画がないため、パリーグばっかりになってますことをご了承くださいm(_ _)m
ひまり

■アマ野球でも警告試合

13年7月、日米大学野球第5戦で米投手が岡大海選手(現ロッテ)に死球。両軍ベンチから選手、監督らが飛び出して乱闘寸前に。その後中村奨吾選手(現ロッテ)が本塁打を放ち大喜びすると「誇示し過ぎ」と米側が激高。審判は警告試合を言い渡した。

直近の警告試合に関するネットの反応

阪神側の「大本営」に当たるデイリーがこのタイトルで出すのは悪質。「2試合計5死球」=阪神4つ、ヤクルト1つ←報復
結論。全部巨人が悪い。
常に大怪我をするかもしれない恐怖感を持つ打者と、ほぼノーリスクで投げてくる投手とでは、フェアな戦いではない
審判もそうやけど、当の選手らも報復かどうかとかって見てて割とわかるらしい
藤浪登板の時だけ「試合開始と同時に警告試合宣言しろ」って言われてんの見て笑った

出典:twitter

まとめ

今回の記事をまとめると以下の通りです。

要約すると...

  • 阪神vsヤクルト戦が2試合5死球と荒れ、2試合目は途中から警告試合に
  • 乱闘や報復合戦を未然に防ぐ「警告試合」。死球は即退場になるケースも
  • 過去には「ギータ激怒」や1試合3人退場、日米大学野球でも警告試合が

オールドファンには忘れられない、好珍プレー番組でも定番の「歴史的警告試合」としては98年の阪神vs巨人戦があります。

気性の荒い巨人ガルベス投手が球審にボールを投げ付けたり、2度の乱闘などもある大荒れの警告3連戦となり、カード終了後に巨人・長嶋監督が不祥事の責任を取って頭を丸めるという「球史に汚点」の痛恨事となりました。

さて20日からは、今年の伝統の戦い「巨人vs阪神」首位攻防カードが始まりました。今回は死球なしの熱戦・好試合で終わってほしいものです。

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