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MLB2020開幕はいつになる?もめている理由はコロナだけじゃない

選手のコロナ感染問題がやや懸念されるものの、NPBもJリーグもまもなく開幕。欧州の5大サッカーリーグもフランスを除き順次再開へ向かい、NBAも再開の方向が見えてきました。

ようやく動き始めた世界のプロスポーツ界の中で、唯一大もめに揉めているのがMLB。いまだいつ開幕できるのかメドが立ちません。MLB開幕協議はなぜ混迷しているのでしょうか。揉めている理由はどうやら「コロナ感染」だけではないようです。

日本人としては、大谷サン復活や初挑戦の筒香、秋山選手らが見られないのがとても残念!
ひまり

MLB2020開幕はいつになるのか?

MLB2020は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月26日に全30球団一斉開幕の予定を延期。6月の現在も開幕できない状態が続いています。

野球発祥の国・米国だけに、米ではMLBはナショナルパスタイム(国民的娯楽)とも呼ばれるほど身近。第2次世界大戦中もシーズンは続けられ、94年にストでシーズンを途中で打ち切り、95年の開幕も遅れたことはあったものの、「全シーズン中止」は歴史上ありません。世界のファンが「MLBは一体いつ開幕なの?」とやきもきする日々です。

世界最多の感染者を出した米国もピークは越え、経済社会活動も徐々に復旧しつつありますが、なぜMLBは開幕ができないのでしょうか。MLBは球団側(MLB機構)と選手会の合意のもとに運営されています。機構も選手会も、コロナがヤマ場を越えたのを機に開幕時期を交渉してきているのは確か。これまでの経過をメディア報道からまとめてみました。

【MLB2020のこれまでの経緯】

・3月12日 開幕延期を決定

・3月26日 MLBと選手会が試合数に比例した年俸支払いで合意

・5月12日 MLBが「7月上旬開幕。82試合制で、総収入を選手会と折半する」案を提示

・5月26日 MLBが高年俸選手ほど減額幅が大きくなる修正案提出

・5月31日 選手会が「6月30日開幕、114試合制」の対案を提示

・6月1日  MLBが「50試合程度」にさらに短縮する案を示したことが判明

多くの国やそのプロスポーツリーグでは、再開や開幕にあたっては「コロナ感染予防策は万全か」「選手の安全は確保されるのか」といった点が一番の懸案とされ、そこがクリアされたことで各地で「再始動」が可能になっているのが実態といえます。

ところがMLBに限っては、この経過を見る限りどうも「コロナ」自体はあまり問題になっていないようにも見えます。一体何がネックなのでしょうか。

れん
数か月間「金・金・金」の話ばかり。中には「選手・家族や球場で働く人たちの安全対策や必要な労働力など、もっとも重要な部分が飛ばされてる」と苦言を呈する選手もいるな

開幕がはっきりしないのはコロナだけが原因じゃない?

「世界最大の感染国」米国が主な舞台だけに、MLBでも最も重要な課題は「選手・スタッフの感染防止」に違いありません。しかしこの数か月のMLBを見ていると、それを上回るほど「お金問題」が大きな交渉の妨げになっています。

3月、MLBと選手会はいったん「選手の年俸は実施した試合数に比例して支払う」ことで合意。ところが5月、無観客開幕が不可避になると、MLB側は「合意は観客入り開催が前提だった」として、無観客に伴う収益源を見据えた年俸削減案を提示。高年俸選手には8割減になることもあり、選手会は猛反発しました。

選手会が逆提案したプランは「予定より約5週間遅い10月末までレギュラーシーズンを実施し、114試合を確保」するというもの。これなら通常の162試合の約7割が消化でき、年俸削減幅も3割程度にとどめられるからです。

これに対し、MLBは「シーズンが長引けば第2波がきて、収益源のポストシーズンを実施できなくなる」と懸念。既にキャンプ期間を設けて7月上旬に開幕するのは今からでは間に合わないとし、選手会案を却下しました。

そしてMLBは何と「シーズン約50試合」の超短縮案を再提示。選手会が求める「年俸の試合数日割り支払い」を認めるかわりに、試合数は最少42試合程度まで減らすというものです。こうすればオーナー側が払う年俸は通常の3割程度に抑えられます。

これに対し選手会の反応は伝わっていませんが、一部メディアは「この案なら大半の選手が今季の参加を辞退するだろう」とも指摘。両サイドが今後さらに歩み寄らなければ、長いMLB史上初のシーズン中止も現実味を帯びるとみられます。

まさか中止なんてそんな…。一部米紙では「MLBと選手会は3地区制の特別リーグ導入で今季開幕を合意」と報じられているみたいだが…本当に事態は混迷を極めているな
れん

MLB2020開幕に関するネットの反応

両者痛み分けの案でなければ合意の可能性はなく、少なくとも選手会案は当初合意からの何も譲っていないわけで、これは筋が通らない
開幕見通し立たないし、今年渡米した選手はかわいそうやね…マイナー選手も厳しい状況やし
ここまでこじれると球団解散とか全選手一旦クビにして再雇用するとか迫るオーナー出そう。米の弁護士なら知恵つけそう
世界一強い労組といわれるMLB選手会。本音は減棒飲みたくても立場上声に出せない選手も多いのでは
夢のある業界のはずが蓋を開ければ金ありき。一般のお客さんは生活費を削って観戦・応援しているのにな

出典:ヤフコメ欄

まとめ

今回の記事をまとめると以下の通りです。

要約すると...

  • 世界のスポーツ再開の中、MLBだけが開幕できず。なぜ?いつできるの?
  • 年俸問題でMLBと選手会が大もめ。大幅減求める球団と拒否の選手側対立
  • MLBは50試合以下の超縮小案提示。「今季はもう中止か」の悲観論も…

かつての「年俸スト」問題しかり、今回も「安全もファンも置き去りに、結局マネーマネーばかりか」とファンにはあきれる声もあるMLB開幕問題。

これに対し米報道によると、ダルビッシュ選手が所属するシカゴカブスのオーナーは「収入は経営陣ではなく、チームに還元している」と主張。カブスの年俸総額は207億円でMLB4位の多さですが、オーナーは「球団収入は球場大規模改修などに投じており、お金は選手やファンに最高の場所になるよう使っている。ほとんどのオーナー達は資金を手にしていない」とファンに理解を求めました。

一部オーナーはシーズン中止を望んでいるともいわれますが、「われわれは財政が悪化しない方法で開催したいだけ」というオーナー側の言い分が本当なら、選手会側もある程度の譲歩は必要なのかもしれません。

MLBコミッショナーは、仮にシーズン中止なら4400億円の損失になるって言ってるけど…。ファンのためにもなんとかお互い知恵を絞れないのかしら
ひまり

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