日本で野球を志す少年たちの夢の舞台、NPB。憧れのプロ野球選手になるための第一歩が「ドラフト会議」です。毎年繰り広げられるドラマが驚きや感動を呼び、すっかり「野球界の秋の風物詩」になっています。
しかし今年はコロナ禍のためいまだ日程が確定していない様子。プロ野球のドラフト2020はいつ行われるのでしょうか。コロナの影響で今年の会議はどんな問題が懸念されるのか、まとめました。

目次
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ドラフト2020はいつ?コロナとはいえなぜこの時期?
プロ野球のドラフト会議とは、プロ野球の統括団体NPB(日本野球機構)が主催する、翌年度の新シーズンに入団する新人選手の獲得を12球団で話し合う場です。正式名称は「新人選手選択会議」といいます。
ドラフト会議はリーグの各チーム間の戦力を均衡させ、契約金高騰を防ぐのがそもそも設けられた目的。ドラフトが創設される以前は、資金力や人気があるチームが有望新人に目をつけ、「金の力」はじめあの手この手で〝一本釣り〟するのが一普通でした。
しかしこれでは実力選手が特定チームに偏ったり、「契約金・裏金競争」のような不健全な状況になりかねず、ひいては人気低迷や選手の不利益につながる恐れが。このためドラフトが日米を中心としたプロスポーツ界で広く行われるようになったそうです。

半世紀以上の歴史を重ねるNPBドラフト会議。選手たちには「人生が決まる運命の瞬間」だけに、これまでも数々のドラマが繰り広げられ、毎年のTV中継を楽しみにするファンも多いといえます。
それでは今年のドラフト2020はいつ開かれるのでしょうか。コロナがドラフト会議にどう影響するのか、現状と懸念事項を次に見てみましょう。
人生最大の自慢。ドラフト会議の観覧に当選したことがある。各チームの席は手前からペナントレース成績順なので、阪神遠かった。 pic.twitter.com/rMz1ySdfer
— ウオッカ (@vodka200404) May 31, 2020
ドラフト2020の4つの懸念事項
コロナ禍の影響が非常に気になるNPBのドラフト2020。既にNPBでは今年はじめにドラフト2020の日程を決めていました。例年は日本シリーズ開幕の前日、10月下旬ごろの開催が一般的でしたが、今年はコロナによる東京五輪やプロ野球延期もあり、「11月5日午後5時」とやや遅めの設定になっていました。
ただこの日程もコロナの影響から不具合等が起きる恐れがあり、NPBではあらためて日程を調整する方針とのことです。ではどんな懸念があるのでしょうか。
当初予定では公式戦とぶつかる!?
11月5日といえば、例年ではレギュラーシーズンはもちろん、日本シリーズも終了し、プロ野球界はストーブリーグ入りする頃。ところが今年はコロナ禍で公式戦が3か月もできず、6月19日から120試合を行う「過密日程」となったため、11月初旬ではまだ公式戦が終了してない恐れも。このためNPBでは11月5日は避ける見通しです。

遅すぎると学生に悪影響
ではドラフト2020はいつが適切なのか。日本シリーズは11月21日といつもより一カ月近くも遅めの開幕になりましたので「11月20日ごろならOKでは?」との見方もできますが、あまり遅いと学生・生徒の進路決定に影響が出ます。
ドラフト指名されるのは全希望学生の一部にすぎず、学生らは選に漏れたらすぐに大学、企業などに入る手続きを行わねばなりませんので、ドラフトは本来は10月が望ましいとされます。
開催は例年通り円卓形式なのか?
政府のコロナ予防の基本的対処方針では、このまま感染がおおむね収束していけば、8月からは大規模イベントなどの集客制限もほぼ緩和される方向です。
ドラフト2020は秋も深まったころの開催ですので、この状況なら例年通り高級ホテルの宴会場で、各監督らが円卓に座って観客も入るスタイルが予想されます。ただ夏頃に「コロナ第二波」が来て再び感染者が急増することになれば、オンライン会議を強いられる恐れはゼロではありません。
MLBはオンライン会議に
MLBが6月10、11日に開くドラフト会議は、まだ収束途中でもありオンライン開催。当初は大学王者を決める「カレッジ・ワールドシリーズ」の会場で関係者が集まって華々しく開く予定でしたが、コロナで試合自体が中止になったため、昨年同様メジャー専門局MLBネットワークのスタジオが会場となるそうです。
果たして日本のドラフト2020のほうは、無事にホテル開催できるのか、それともテレビ局のスタジオなどで「監督&選手リモート出演」になってしまうのでしょうか……。

↓昨年のNPBドラフト会議
https://youtu.be/3rzKWtqJyug
2020年ドラフトへのネットの反応





出典:ヤフコメ欄
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まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- プロ野球のドラフト2020、当初の11月5日予定は再調整の方向
- 公式戦とのバッティング回避や学生の進路決定への配慮が必要に
- 第二波が到来ならオンライン開催か?MLB・NFLは高視聴率とも
当事者の選手や親、学校関係者はもちろん、全国のファンも固唾を飲んで見守るドラフト。野球ファンならずとも、その感動の人生ドラマに涙する視聴者も多い「一大イベント」です。
ここ毎年テレビではTBS系列地上波などで、ラジオやネットのAbemaTV、Paraviなどのメディアでも生中継が行われ、終了後の夜の「お母さんありがとうSP」といった関連企画番組も人気です。
できればいつも通りホテル会場で行ってほしいところですが、オンラインのMLBでは全米スポーツテレビ局もライブ中継するとか。洋の東西を問わず、世間が大注目する会議なのは共通しているようです。

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