12月に入りいよいよ本格的な冬の寒さの到来です。
東京都心で最低気温が5℃以下と、今季最も低くなりました。北陸3県では今季初めての冬日となっています。
今日は真冬の寒さだなどよく使いますが、冬日と真冬日の違いはどこにあるのでしょう?
また、東京では過去に真冬日がどれくらいあったのでしょう?
地球温暖化の影響で、冬日が激減しているって本当なの?
具体的に調べてみました。

目次
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冬日と真冬日の違い
冬日と真冬日の違いをはっきりさせましょう。
冬日とは、最低気温が0℃未満の日を言い、真冬日とは最高気温が0℃未満の日のことを言います。
真冬日には氷や霜が一日中溶けないため、氷日ともいいいます。
日本では毎年、1月下旬の大寒の頃から2月上旬頃の立春あたりが各地で寒さのピークで、連日、冬日となり北日本や山間部では真冬日となります。
では、東京で、一冬でどのくらいの日数、冬日があったかを、1876年から2019年までで見てみましょう。
1876年~1950年には40日~80日あった冬日が徐々に減ってゆき1990年台に入ると、一桁の年がほとんどとなります。
2018年に、32年ぶりに、東京の冬日が20日を超えたとニュースになったくらいです。
京都でも、冬日が大正時代には年100日以上あったのが近年は10日前後に減ったそうです。
地球温暖化の影響が夏の暑さだけでなく、冬の寒さにもはっきりと表れています。

東京で真冬日は過去何回?
1876年から2019年での、東京の最高気温の最低値(℃)とこれが、0度未満となった真冬日の日数、最低気温の最低値(℃)とこれが0度未満となった冬日の日数を具体的に見てみましょう。
東京の真冬日(最高気温<0℃)は、
1876年1月27日の -0.3℃
1895年2月21日の -0.1℃
1900年1月26日の -1.0℃
1967年2月12日の -0.2℃
の4回のみです。
1967年以降で最も低いのは、1984年2月12日の+0.7℃です。
1990年以降冬日の日数も1桁台となっていますので、東京では、もう真冬日に遭遇することはないのかもしれません。
逆に東京で、冬日が1回もなかった年は、1989年、1993年、2004年、2007年、2009年の5回です。これも最近が多いですね。

東京が真冬日で起きたトラブル
東京で真冬日にどんなトラブルが起きたのでしょうか?
4日間について、過去の記事などを調べましたが、特に寒さに伴う事故などの報告は見当たりませんでした。
しかし、真冬日でなくとも、冬日など冬期の寒い時期にはさまざまなトラブルが発生します。
スマホ
寒い時期に、屋外でスマホを使用していると、「電源が落ちる」「バッテリー消耗が早まる」といったトラブルが生じる場合があります。
例えば、iPhoneのiOS デバイスでは、周囲の温度が 0° ~ 35℃ が適切な環境気温となっています。
また、iPhoneのパフォーマンスを最適に発揮する気温は16~22℃が推奨されています。
冬日には、特に屋外活動の際は、この点に気を付ける必要があります。
水道管凍結
例えば、2018年真冬日が続く青森県内で、水道の凍結トラブルが相次ぎました。
東京でも、2018年には最低気温が0℃未満となる冬日が22日あったのですから、当然水道トラブルが発生します。
近年冬日が少ないからと油断していると、エコキュートの配管が凍ってお湯が出なくなるケースはよくあるようです。
水道をちょろちょろ流して凍結を防ぐなど昔はよくやりましたが、最近はほとんど見かけません。
市の水道局からの、水道凍結注意喚起チラシ。
もう、あっという間に「そんな季節」です。 pic.twitter.com/0HF8vhv2va— 小梅あき(M)∃xist (@KOUMEMYLOVE) November 28, 2020
車のバッテリー上がり
冬日には、気温が下がることで、バッテリーの極板とバッテリー液(希硫酸)の間に起きる化学反応(充・放電作用)が大きく影響を受け、能力が低下し、電気を取り出しにくくなります。
しかも、冬日には、始動時に必要な電力は暖かい季節より多くなるため、エンジンがかからないことにつながります。
道路の凍結
朝、夜や雨、雪などで、道路が凍結すると、車のスリップ事故や、歩行者の転倒事故に注意が必要になります。
乾燥
肌や喉の粘膜を痛めやすくなります。
十分な手入れや加湿器が必要になります。

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東京冬日にネットの反応まとめ



今日は冬日になりそうてす
ついこないだまで暑苦しかったマスクも今じゃあったかい


出典:ヤフコメ

まとめ
要約すると...
- 冬日とは最低気温が0℃未満の日をいい、真冬日とは最高気温が0℃未満の日をいう
- 東京ではこの50年間、真冬日はなく、この30年間では、冬日さえ1桁に激減している
- 冬日に起こるトラブルとしてスマホの電源落ちなど5つの注意すべきことを挙げた
近年は暖冬とは思っていましたが、冬日が1桁に激減しているほどとは思っていませんでした。
夏の暑さばかりでなく、日本の冬も大きく変わっているのですね。厳冬、大雪も困りますが、このまま地球がどんどん温かくなるのに恐怖を感じるところです。
それにしても昔の人はこたつや火鉢などで、よく今とは比較できない寒さに耐えたものです。

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