国内初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」が、いよいよ12日に開幕します。サッカー界にとっては日本初の男子プロサッカーリーグ・Jリーグ発足に次ぐ歴史的な日です。
このWEリーグの見どころとは?構成チームやテレビ放送、ネット中継の予定などをまとめました。(出典:Wikipedia、スポーツメディアなど)

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目次
WEリーグのテレビ放送・ネット中継
日本の女子サッカーは、日本代表(なでしこジャパン)のアジア勢で男女初という2011年のW杯優勝で一気に日本中で注目され、競技人口も増えました。
12年ロンド五輪銀メダル、15年W杯準優勝と着実に世界で力を付けてきた日本女子サッカーでしたが、16年リオ五輪では予選敗退、19年W杯はベスト16、東京五輪も8強止まりと近年は低迷。
次回W杯などを目指して女子サッカーを復権させ「世界一」に返り咲く一歩として、12日に日本初のプロリーグ「WEリーグ」が発足します。ではその概要やテレビ放送・ネット中継予定などを順次ご紹介しましょう。
WEリーグとは?
WEリーグとは、女性の社会進出などを意味する「Women Empowerment」の略。これまで日本のトップリーグだった「なでしこリーグ」はアマチュア主体で、プロ選手は一握りでした。
つまり仕事や学業とプレーが兼業の「社会人・学生選手」が多かったわけですが、WEリーグでは1クラブ15人以上のプロ契約が義務付けられており、選手はサッカーにより集中できる環境となります。

最初のシーズンはなでしこリーグから衣替えした11クラブが参加。プロですから選手の給料は年俸制で、最低保証額は大卒初任給と合わせた270万円。当面降格はなくクラブ数を段階的に増やしていく方針だそうです。
Jリーグの特徴は「地域密着」ですが、WEリーグは「女性活躍社会のけん引役」が目標。指導陣やクラブ役員に女性1人以上を含むことや、選手の産後復帰や子育て世代の来場を支援するためにスタジアムに託児施設を設置することなど、「女性目線」を重視した独自の参入基準を設けています。

テレビ放送
では「サッカー界の新たな歴史を刻む日」12日のWEリーグ開幕戦、テレビ放送予定はどうなっているでしょうか。
WEリーグはのテレビ放送は、地上波の日本テレビが「日テレ・東京ヴェルディベレーザ」主催試合の一部を、大阪の朝日放送が「INAC神戸レオネッサ」主催の一部試合を中継します。開幕戦は以下の通りです。
■「日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs 三菱重工浦和レッズレディース」
・日テレで9月12日(日)昼 1:25~3:30(ライブ)
■「INAC神戸レオネッサ vs 大宮アルディージャVENTUS」
・朝日放送で9月12日(日) 午前10:00 ~ 11:50(ライブ)

ネット中継
一方ネットでは、Jリーグや欧州サッカー中継でお馴染みの「DAZN」が、WEリーグと8年間の契約を結び中継を行います。ちなみに第1節のみ、同社公式YouTubeでも無料配信されるそうです。

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WEリーグの参加チーム
テレビ放送やネット中継が見逃せない女子プロサッカーのWEリーグ。あらためて新シーズンに参加する11クラブの顔ぶれをご紹介しておきましょう。
マイナビ仙台レディース
大宮アルディージャVENTUS
ちふれASエルフェン埼玉
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
日テレ・東京ヴェルディベレーザ
ノジマステラ神奈川相模原
三菱重工浦和レッズレディース
AC長野パルセイロ・レディース
アルビレックス新潟レディース
INAC神戸レオネッサ
サンフレッチェ広島レジーナ
WEリーグはいつからいつまで?
さてWEリーグの試合方法はどうなっているのでしょうか。WEではなでしこやJリーグと異なり、欧州のリーグに合わせた「秋春制」を採用。冬の中断期間を挟んで来年5月まで、上記11クラブがホーム&アウェイ方式の総当たり戦を計110試合行い、優勝を争います。
初年度のクラブ数は11という奇数のため、毎節5試合実施すると1チームは試合がないことになります。このためその「休日チーム」は、女性の生き方の多様性などを体現する活動を行う「理念推進日」に充てるとのことです。
WEリーグの期待の声まとめ





出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- 女子プロサッカー「WEリーグ」が12日開幕。Jに続く日本初のプロリーグ
- 11クラブが総当たり戦。開幕戦は日テレ、ABC放送で。ネット中継はDAZN
- 「なでしこ世界一復活」目指す。女子スポーツ興隆や社会活躍拡大も理念
競技が盛んな欧米では進んでいるものの、アジアでは遅れていた女子サッカーのプロ化。ようやく第一歩となりますが、プロで大事なのは高いプレーのレベルはもちろん、1番は「お金」です。集客力や広告、放映権、グッズ収入などで事業としてペイしないとプロは成り立ちません。
いい教訓が女子プロ野球。そもそも実力水準が低く〝ショービジネス〟としての魅力に欠け、赤字続きで今年7月に事実上消滅しました。女子プロ野球は1950年代にも一度プロリーグが発足しましたが、やはり同じような経過で破綻。団体競技プロ化の難しさを示しています。
野球に比べると世界市場が大きく、ビジネス的可能性はある女子サッカー。プロ化を機に、より幅広いファン層にアピールするイベント、メディア露出などの魅力向上策も重要になりそうです。
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