コロナ禍で中止が続いていた国内女子プロゴルフツアーが再開され、またも驚きの「新星」が登場しました。まだ19歳の笹生優花(さそう・ゆうか)選手が2戦連続で優勝を果たしたのです。
笹生優花選手の凄さとは?その経歴や過去の偉大なゴルファーの記録と、凄さを比べてみました。(出典:Wikipedia、各スポーツメディアなど)

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笹生優花の凄さとは?
笹生優花選手は日本人の父とフィリピン人の母を持つ19歳。6歳でフィリピンから日本に移住、小学3年で再びフィリピンに戻る生活。父の影響で8歳からゴルフを始めました。5人きょうだいの長女で、何と5カ国語を話せるインターナショナルな才能も。米ツアーで活躍する宮里藍選手らに憧れたのも競技のきっかけだそうです。
フィリピン国内ではアマで早くから活躍。18年のジャカルタ・アジア大会のゴルフ競技にはフィリピン代表として出場し、団体・個人共に金メダルを獲得しています。

5位→優勝→優勝
昨年、日本でプロテストに合格したばかりの笹生選手ですが、いきなり凄さを発揮します。コロナによる延期が終わり再開した6月の今季女子ツアー初戦で初日首位、最終的には5位に入ります。そして2戦目の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で才能が一気に「爆発」。最終日、連続バーディーなど前半で5つスコアを伸ばしトップに立つと、16番で2m半のイーグルパットを沈め、結局63というビッグスコアで初優勝しました。
3戦目の「ニトリ・レディース」最終日は、いったんダブルボギーで2位に落ちたものの冷静沈着。4番で5mのパットを決めるなどすぐに首位を奪還。小祝選手との一騎打ちとなりますが、アジア大会などの経験も糧にリードを広げ、硬さや高揚を表に出すことなく逃げ切って、連続優勝を遂げました。
↓ニトリレディース最終日
パワーとセンスの塊
女子プロの10代での2戦連続優勝は、当時19歳だった宮里藍選手と18歳だった畑岡奈紗選手に次ぐ3人目の快挙。笹生優花選手のその凄さはどこにあるのでしょうか。
鈴木規夫プロによれば「ティーショットで260ヤードを飛ばす強靱な肉体に、思い切りよく振り抜くことから生まれるヘッドスピードの速さ。スイングの完成度も一級品。小技ではメンタル面の強さを感じさせ、第1打からパットまで迷いがない。ぎりぎりで越えそうな樹木の上を狙ってフルスイングする勇気もある」と解説。「どこか野性味のある選手。とてつもない可能性を感じる。若手の台頭が著しい女子の中でも桁違いの逸材」と褒めちぎります。
昨年から指導する〝師匠〟の尾崎将司さんも「パワーとスピードを兼ね備えた体をつくり上げた、本人の努力以外になし。米国でトップになりたいという目標も、見えてきたんではないかな」と目を細めているそうです。

過去の偉大なゴルファーとの比較
将来性ある若い選手が続々登場している最近の日本女子プロゴルフ界でも、さらに頭一つ抜けるほどの凄さを持つ大物、と先輩プロたちが絶賛する笹生優花選手。
では長いプロゴルフの歴史で、過去に多く活躍した偉大なゴルファーと比べるとどのくらいの「凄さ」なのでしょうか。笹生優花選手はプロ3戦目までで早くも数々の記録を打ち立てているようです。以下に列挙してみます。
■今季2戦目までに2304万円を獲得。ニトリレディースの優勝賞金3600万円を加えて生涯獲得賞金は5904万円に。申ジエと畑岡奈紗の8試合を抜く、ツアー史上最速の3試合目での生涯獲得賞金5000万円突破。
■10代で賞金ランキング1位に立ったのは05年の宮里藍以来の快挙。

■プロ初優勝からの2大会連続優勝は西田智慧子、表純子、畑岡奈紗に続く史上4人目の記録。
畑岡奈紗が2年ぶり大会制覇へ英→米連戦 賞金増額の3日間大会#ウォルマートNWアーカンソー選手権https://t.co/ySy8xXFXjS
— GDOニュース (@GDO_news) August 25, 2020
■同組だった藤田さいき選手が笹生選手を評して「タイガー・ウッズと回ってたみたい」と話したことから、“女タイガー”の異名も。
Woods has a tough Saturday morning at TPC Boston, but ended it with a birdie, putting him at 1-under for the tournament. He will tee off at 8:55 a.m. ET. – TGRhttps://t.co/vOTHMXRHgr
— Tiger Woods (@TigerWoods) August 22, 2020

笹生優花の最新ネットの評価





出典:twitter
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まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- 日本女子ゴルフ界の新たな「超大物」笹生優花が、衝撃のツアーデビュー
- 今季3戦で5位→初優勝→連続V。史上3人目の10代連続V、賞金レースは1位に
- 並外れた飛距離とセンス、落ち着き。「女タイガー」が世界一の夢へ始動
史上初の「初優勝から3連続V」をかけて、今週「ゴルフ5レディス」に臨んだ笹生優花選手ですが、最初から最後まで持ち前のドライバーショットが安定せず順位が低迷。1、2日目と71で回り合計スコア142と、カットラインすれすれで予選通過し決勝ラウンドに進みました。
3連続Vはほぼなくなりましたが「(調子は)あまり変わらない」「良いときもあれば悪いときもあるのがゴルフ」と淡々。落ち着き払った様子はとても19歳とは思えない貫禄です。
幼い頃から欠かさない毎朝5時からのランニング、両足に500gの重りをつけてのラウンド。地道な努力の積み重ねが芯がぶれない体やパワーを生んでいる笹生選手。「世界一のゴルファー」の夢に向けて、道のりは始まったばかりです。