開幕間近、練習試合で調整が急ピッチなNPB各選手。そんな中、日本一4連覇を目指すソフトバンクホークス(SB)の柳田悠岐選手が驚愕の片手ホームランを放ち、ファンの話題になっています。
練習試合で絶好調の柳田選手。片手ホームランはまさにその象徴のようです。こんな超人的「片手ホームラン」、ほかにも過去に打った選手はいるのでしょうか。

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片手でホームラン!SB柳田驚愕アーチ
ホークスの主力打者で日本を代表する屈指のパワースラッガー、長打力と走攻守揃った「トリプルスリー男」の柳田悠岐選手。昨季はケガに泣きましたが、今季はコロナ禍で開幕が延期になったことをプラスにして、体調も万全、練習試合では面白いように打球を飛ばしています。
12日の広島カープ戦では三回、エース大瀬良投手の外角低めのカーブに体を泳がされ、最後は片手になりながらも、バットはしっかり球の芯に。高々と上がった打球は左中間にせり出すテラス席に届き、3試合連続本塁打、この10試合で6本という量産態勢になっています。
この打席、柳田選手は緩いカーブにタイミングを外され、体が傾いてスイング後は右手1本。画面では「ああ外野フライかな」と思われ、本人も下を向いて1塁へ向かいましたが、打球は高々と伸びて外野手は途中で追うのを断念。中継の実況席も唖然としていました。
(実況アナ)「この打球はどうか…。おぉー、入った!ええーっ!?泳ぎましたよね?」
(解説者)「びっくりです…」
(実況アナ)「ハハハハハ。ええーーっ。いやいや驚きました」
↓その柳田片手ホームラン動画

広島県出身の31歳、10年目の柳田選手はNPB史上初のトリプルスリー(打率3割、本塁打30本、30盗塁)と首位打者の同時達成者というスーパースターですが、とりわけこだわりのホームランには特徴が。これまで打った通算157本の本塁打のほぼ半数が逆方向(左中間)という異次元のパワーヒッターです。
打った瞬間はせいぜい外野フライかと思われるのになぜかスタンドに届いてしまうため、ファンの間では「変態的」「ギータの意味分からんホームラン」「あなた人間ですか?」と呼ばれるほどです。
↓柳田の理解不能・「変態」ホームラン集

過去に片手でホームランをした選手は?
「ギータ史上一番変態かも」とファンが驚愕した柳田選手の片手ホームラン。重い硬球を100m以上かっ飛ばすプロのホームラン。素人では全力でバットを振ってもまず打てないものですが、それを片手で軽々できる仕組みはまさに理解不能。しかし実は、プロの世界ではあまり珍しくないようです。
まず「ホームランの条件」を考えてみます。MLBのビッグデータ解析などで研究が進む最新打撃理論によると、ホームランは「バレルゾーン」と呼ばれる指標や条件が揃うと高い確率で生まれるそうです。これは一般に以下のような条件だといわれます。
■バレルゾーンの指標
・打球速度158km/h以上。
・打球打ち上げ角度26-30度(打球速度が速くなれば比例して角度も広がる)。
・バットが球に当たる際、水平面よりも19度アッパースイングで、球の中心の0.6cm下側をインパクトする。
・スイング速度128km/h、打者の除脂肪体重65kg以上。

すなわち、これらの条件を満たしたバッティングをすれば、片手だろうが、態勢を崩されようが、小柄な選手だろうが関係なくホームランを打てるということです。柳田選手のホームランもほぼ全てこの条件内。12日の「変態本塁打」も、動画をよく見ると、体は泳いでフォローは弱々しいものの、インパクトまでのスイングスピードは速く角度も「バレル」に入っています。
過去数十年のNPB史を振り返っても、片手ホームランは数多く例があります。例えば阪神時代の金本氏、巨人の阿部氏、日本ハム時代の大谷翔平選手、西川選手などが有名。いわゆる逆方向の〝物理学に反した〟ホームランでは、落合博満、松井秀喜、清原和博、中村紀洋、二岡智宏各氏といったNPB史に名を刻むスーパー強打者が得意としていました。いずれも柳田選手同様「バレルゾーン」の打撃が持ち味だったといえます。
「これぞプロ」といえる日米の「溜息が出る不思議ホームラン集」を動画でご紹介しましょう。
↓日ハム時代・大谷選手の片手ホームラン
↓日ハム・西川選手の片手ホームラン
↓メジャーの片手や「え?それで」ホームラン集
片手でホームラン!ネットの反応





出典:Twitter
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まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
要約すると...
- SB柳田悠岐が広島のエース大瀬良から右手1本で驚愕ホームラン
- 態勢崩れながらも球を芯で捉え、実況席が唖然とする中スタンドへ
- 「逆方向」「片手」の〝変態本塁打〟多い柳田。過去の大打者と似る
プロの強打者にとって、逆方向ホームランは調子のバロメータでもあるようです。6月はじめの阪神vsSB戦での、自主トレを毎年共にする先輩・後輩の糸井選手(阪神)と柳田選手の「本塁打競演」が象徴的でした。
糸井選手が持ち前のパワーで逆方向の左翼ポール直撃弾を放つと、柳田選手も負けじと甲子園名物浜風の逆風をものともせず、右中間へ軽々スタンドイン。球界随一の「超人」といわれる糸井選手をして「人が打つ打球じゃないね」とあきれさせる大飛球に、柳田選手の絶好調ぶりがにじんでいました。